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うたかた
浅田次郎 投稿日:2022年12月30日 19:13 No.53


夫に先立たれた七十二歳の女性・木暮房子。一人暮らしの彼女の胸に去来するのは、かつて幸せだった家族の肖像だった。そして、彼女はある決断をする――。あなたの「心の行間」にそっと沁み込む――名手が紡ぐやさしくもせつない涙の物語。(『見知らぬ妻へ』所収)


『見知らぬ妻へ』
内容:踊子. スタ-ダスト・レヴュ-. かくれんぼ. うたかた. 迷惑な死体. 金の鎖. ファイナル・ラック. 見知らぬ妻へ


浅田次郎

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄(メトロ)に乗って』で第16回吉川英治文学新人賞を受賞。以降、『鉄道員(ぽっぽや)』で1997年に第117回直木賞、2000年『壬生義士伝』で第13回柴田錬三郎賞、2006年『お腹(はら)召しませ』で第1回中央公論文芸賞・第10回司馬遼太郎賞、2008年『中原の虹』で第42回吉川英治文学賞、2010年『終わらざる夏』で第64回毎日出版文化賞、2016年『帰郷』で第43回大佛次郎賞を受賞するなど数々の文学賞に輝く。また旺盛な執筆活動とその功績により、2015年に紫綬褒章を受章、2019年に第67回菊池寛賞を受賞している。他の著書に『プリズンホテル』『天切り松 闇がたり』『蒼穹の昴』のシリーズや『憑神』『赤猫異聞』『一路』『神坐す山の物語』『ブラック オア ホワイト』『わが心のジェニファー』『おもかげ』『長く高い壁 The Great Wall』『大名倒産』『流人道中記』など多数。2011年から6年にわたり、第16代日本ペンクラブ会長も務めている。




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