J Sportsオンデマンドで見た早稲田A戦

con-gray23 投稿日：2022年08月30日 21:15 No.62

遅ればせながらJ Sportsオンデマンドの早稲田戦を画面キャプチャー機能でmp4化した動画を、じゅっくり、スローで繰り返し再生したりで何度も見返しました。

その前にまず、J Sports１の生中継予定が「東海大vs慶応大」に差し替えになったのは、正直なところ大敗続きの春の状況が影響していると思います。

指導陣にはマスコミの目やファンの目を意識する以前に重要なテーマがあったのだと思いますが、春のゲーム結果は秋本番の対戦順を決めるものですから、
底上げ目標メンバーばかりが出場して大敗・惨敗続きだと、本番での最終順位にも影響しかねません。
今回は関西協会のルール変更で助かりましたが、そのマネジメントもお忘れなきようにお願いしたいと思います。

勝つには失点を減らし、得点を増やせばよいわけですが、先ず失点について。

前半25分の早稲田のトライはゴール前の決まりごとがあれば防げた筈です。
自陣ゴール前で不運なペナルティがあり速攻で取られたわけですが、ゴール前なのにボールに背を向けて10メートルバックしようとしている選手が何人もいます。
結果的に有効なDFが一人になり止められませんでした。

前を向いて後ろずさりで下がるべきです。ゴールラインまで下がれば即前進してDFです。
微妙な位置でDFしてオフサイドを取られても、相手は５メートルラインからタッチキック・ラインアウトをするだけです。
そのDFには十分な練習を重ねているのではないでしょうか。防げます。

得点については、前半33分から終了の笛の42分まで攻め続け、3度もゴール前まで攻めましたが、得点出来ていません。
パスミスとノックオンとGate Offsideで、相手ボールになったからです。

シェイプをコアな戦術にするのなら、速いテンポでリズム良く球出しせねばなりません。
SOがしゃがんでボールを取ったり、走りかけたのに立ち止まって取ったり、勢いの付いたFWが足首の辺りに手を伸ばすようにして受けたりしていては攻撃にリズムが出る筈はありません。
後半に出てきたSHは前半より明らかにスピーディーで視野が広かったように見えましたが、人選はファンの口出しする領域ではありませんから、この話題はこれでおしまいです。

余談ですが、現在世界No.1のSHはNZのアーロン・スミスであることに疑問の余地はありません。
ラックに素早く駆け寄り、中腰のままピュッと速くて強くて長いパスを出します。
よっこらしょと持上げて緩い短いパスを出したりは絶対にしません。
素人目には、昨年終盤にレギュラーだった現4回生が同志社では一番アーロン・スミスに近いように見えます。リザだった現在3回生の選手もそれに次ぐように見えます。

不規則発言的に見えるかもしれないので、続きはまたの機会に投稿します。

（補足）不運なペナルティとは
自陣ゴール前のピンチで同志社⑫が、突っ込もうとした早稲田⑥をハードタックルで仰向けに倒した。一瞬遅れて早稲田⑥にタックルしようとしていた同志社②は、倒された早稲田⑥を頭から飛び越えて⑫と重なった。跨いでボールを取ればターンオーバーだったが、勢いがついていたので止まれなかった。それがオーバー・ザ・トップを取られた。

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