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ザ・シークレットマン
ピーター・ランデズマン 投稿日:2020年11月15日 14:30 No.668



ザ・シークレットマン(原題: Mark Felt: The Man Who Brought Down the White House 米国) 2017年 全米年間興行収入ランキング50 ランク外

1972年、長年FBIに君臨してきたフーバー長官が死去し、長官代理にニクソン大統領に近いパトリック・グレイが就任する。そんな中、ワシントンの民主党本部に盗聴器を仕掛けようとした男たちが逮捕される事件が発生する。捜査に当たったFBI副長官マーク・フェルトに対して、ホワイトハウスは、グレイ長官代理を通じて捜査に圧力をかけてくる……

監督 ピーター・ランデズマン 代表作 『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』『コンカッション』
脚本 ピーター・ランデズマン 代表作 『不死細胞ヒーラ ヘンリエッタ・ラックスの永遠なる人生』
音楽 ダニエル・ペンバートン 代表作 『悪の法則』『スティーブ・ジョブズ』『ゲティ家の身代金』
主演 リーアム・ニーソン(フェルト) 代表作 『レ・ミゼラブル』『ナルニア国物語 シリーズ』『怪物はささやく』

上映時間 103分


登場人物

マーク・フェルト: FBI副長官。

L・パトリック・グレイ: 新FBI長官。(マートン・チョーカシュ) 代表作 『ロード・オブ・ザ・リング』『アリス・イン・ワンダーランド』『イコライザー』

オードリー・フェルト : マークの妻。(ダイアン・レイン) 代表作 『リトル・ロマンス』『ストリート・オブ・ファイヤー』『トスカーナの休日』
ジョアン・フェルト: フェルト夫妻の娘。(マイカ・モンロー) 代表作 『ザ・ゲスト』『イット・フォローズ』『ヴィランズ』

ボブ・ウッドワード: ワシントンポスト記者。(ジュリアン・モリス) 代表作 『クライ・ウルフ 殺人ゲーム』『ドラゴンハート 最後の闘い』

ジョン・ディーン: ニクソン大統領の法律顧問。(マイケル・C・ホール) 代表作 『ペイチェック 消された記憶』『キル・ユア・ダーリン』『月影の下で』



【起】
マーク・フェルトはフーバー長官の下で30年働くFBIの副長官だ。彼には政界だけでなく、官僚の小さなゴシップも耳に入っており、知らないことはないと言われ、皆から恐れられていた。

ある時、フーバー長官が脳卒中で死去する。連絡を受けたマークは、いくつかの重要な情報を破棄した。司法次官のグレイがFBIを訪れ、私的な情報を集めたファイルがあるのなら、ホワイトハウスに渡せと言ってきた。だが、マークはそんなものはないと一蹴する。

フーバー長官の代理が選ばれることになった。選ばれたのはグレイだった。マークは少し残念に思うが、FBIのことを最優先に考えてくれる限り、あなたに手を貸すと誠意を見せる。

電話で起こされたマークは、ウォーターゲートビルの民主党本部に侵入者があったことを知らされる。犯人は逮捕されたが、その中の一人は元FBIだった。しかも、他の4人はCIAだったのだそうだ。たわいもない小さな事件と思われたが、きな臭さを感じたマークは捜査を開始する。

【承】
捜査を始めた矢先、グレイから今後はホワイトハウスやCIAに尋問するときは、事前に許可を取るように命じられる。何者にも屈しない独立機関であるFBIが、相手の言うなりになるなどあってはならない。マークは反論するが、聞き入れてもらえなかった。しかも、捜査は48時間で打ち切れとまで言われてしまう。

マークは内密にワシントン・ポスト紙に電話をかけ、情報をリーク。ポスト紙は翌日の朝刊でウォーターゲート事件の犯人は元CIAだったと報道する。FBI局員たちが動揺する中、マークは内通者がいるのではないかとカマをかけた。だが、部下たちは違うという。

部下の一人がFBIの持つ情報をホワイトハウスが知っていたと言いだした。マークはFBIとホワイトハウスが繋がっている可能性を感じ、ある工作を仕掛ける。その結果、マークと数人の部下、そしてグレイしか知らない情報がホワイトハウスに漏れていることを突き止める。

ホワイトハウスの行動が活発になり、ウォーターゲート事件は次第に収束していった。FBIにCIAから要請があり、事件をフェードアウトさせろという指示が下る。グレイは国家機密に関わることだと言うが、マークは納得がいかない。

【転】
司法長官と大統領顧問は、テレビでウォーターゲート事件の捜査打ち切りを発表。大統領及び政府関係者は、この事件には無関係だと発言した。

民主党は今回の事件に対し、“FBIの捜査はうわべだけのもの”と批判的なコメントを発表した。その言葉でマークに火がつき、事件を終わらせてはいけないと、仲間たちを焚きつけた。そして、再びポスト紙に情報をリークした。

選挙戦が間近に迫る。事件の影響など微塵もなく、ニクソン大統領は支持を集めていった。

ポスト紙の記者ウッドワーズと接触したマーク。その情報量の多さから、記者たちのあいだで“ディープ・スロート”というあだ名で呼ばれているのだそうだ。ウッドワーズに更なる情報を提供し、その情報は翌日の紙面を飾ることになった。だが、ニクソンへのダメージはあまり与えられなかった。

投票日となり、ニクソンは大勝する。

ある朝、グレイに呼ばれたマークは、FBIが情報をリークしていることをホワイトハウスが掴んでいると言われる。犯人も分かっており、マークを疑っているのだとも。辞職させたいが、マークは情報を知りすぎているため、飼い殺しのようなかたちでFBIに残された。

【結】
大統領選から二ヵ月後。グレイは正式にFBI長官に就任。マークは副長官の任から解かれると言われてしまう。グレイから、今後は君をかばうことはできないと言われてしまった。

マークは古くから付き合いのあるタイム誌の記者に、過去にFBIが行った違法な捜査について暴露。それをグレイの公聴会の前に記事にしてほしいと頼む。

グレイの公聴会が行われる日が来た。マークはグレイに、正直に話せば罪には問われないとアドバイスを与えた。グレイは、全て自分が長官に就任する前のことだと前置きすると、ホワイトハウスの命令で盗聴器を仕掛けたことや、大統領顧問にFBIの情報を渡していたことを証言。全てはニクソン大統領の命令だったと答え、場内は騒然となる。

グレイはFBI長官を辞任、大統領顧問も辞任に追いやられた。そして、ニクソン大統領も任期前に辞任するという異例の事態となる。マークは31年間務めたFBIを退社。多くの局員が、彼を拍手で見送った。

4年後、フーバー長官時代の人権侵害に関する裁判が行われていた。マークは、テロ組織に違法に盗聴器を仕掛ける指示を出したのか問われ、“全て私が指示した”と答え続けた。結果、違法捜査の責任を問われ有罪となる。だが、1981年にレーガン大統領によって赦免された。

2005年、マークはヴァニティ・フェア誌のインタビューで、自分がディープ・スロートだと明かした。

The End _MIHOシネマ


みんなの評価 3.23/5.0

最高 (^0^)

アメリカ政府の不都合な真実が暴露されていく過程は、実際のことだっただけに、スリルに満ちていた。
出演者の演技もカメラも良かった。

最低 ( ` 3´)

超有名な事件であり、『大統領の陰謀』もみたことあるので背景は分かっているはずだが、ストーリーがそんなに入ってこなかった。
そもそも主人公の葛藤が伝わっても来ない。




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