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ターミネーター
ジェームズ・キャメロン 投稿日:2018年10月08日 20:17 No.63


ターミネーター(米国) 1984年 全米興行収入ランキング21位

2029年の近未来。反乱を起こした人工知能スカイネットが指揮する機械軍により絶滅の危機を迎えていた人類だが、抵抗軍指導者であるジョン・コナーの指揮下、反撃に転じた。脅威を感じたスカイネットは、未来から現代へ殺人アンドロイド「T-800」を送り込み、ジョンの母親サラ・コナーを殺害することでジョンを歴史から抹消しようと目論む・・・

監督 ジェームズ・キャメロン
脚本 ジェームズ・キャメロン、ゲイル・アン・ハード
音楽 ブラッド・フィーデル
主演 アーノルド・シュワルツェネッガー(T-800)


登場人物

T-800: スカイネットにより2018年に試作され、2026年に量産が開始された人間抹殺用のアンドロイド。
カイル・リース: 2029年の人類抵抗軍のジョン・コナーの部下。ジョンの母となるサラを守るため、1984年にタイムスリップする。
サラ・コナー: 後の人類抵抗軍のリーダーとなるジョン・コナーの実母。

【起】
1984年、ロサンゼルス。稲光とともに全裸のターミネーターが出現し、町の不良から衣服を奪う。同じくカイルが稲光とともに出現し、ホームレスからズボンを奪ったのが見つかり警察に追われる。カイルは警察から逃げる際に銃とライフルを奪い、公衆電話の電話帳から「サラ・コナー」が並ぶページをちぎって持ち去る。
ターミネーターはガンショップでライフルと大口径銃を奪い「サラ・コナー」という名の35歳で2児の母親を射殺する。サラ・コナーは女性の友人と同棲しており、彼氏にデートをドタキャンされたため1人で映画を観に出かける。サラは食事をしているとTVニュースから2人目の「サラ・コナー」が殺されたことを知る。

警戒心を強めたサラはカイルにつけられているのを不審に思い、クラブに入り助けを求めて警察に電話するも繋がらないので自宅に電話する。しかし、サラの同棲相手は彼氏と情事に勤しんでおり電話に気付かない。しばらくするとターミネーターが乗り込んできて、サラの同棲相手と彼氏を殺す。そこにサラから電話がかかって来て、留守電に自身の居場所を入れてしまいターミネーターに聞かれてしまう。

【承】
サラのもとにターミネーターがやって来て殺されかけるも、カイルに救われる。ターミネーターから逃げる際、車からターミネーターを振り落とすさまを警察に見つかり、カイルたちの車は手配をかけられてしまう。ターミネーターはその警察官のパトカーを奪ってカイルたちを追跡する。

カイルは逃げる車中でサラに、自分は君を助けに来た者だと伝える。サラを狙っているのは殺人鬼(サイバーダイン101型)で、人間社会に潜入するために外面上は人間と同じで、骨格は超合金で出来ている。そして、カイルやターミネーターが「可能性としての未来」から来ており、サラが狙われている理由も述べる。今から数年後、思考力を持ったコンピューターが人間全体を敵とみなし核戦争を起こし、人類を滅亡寸前に追い込んだ。しかし、ある男が人類の指導者となり、滅亡の危機から救った。その男の名前はジョン・コナーで、これから生まれるサラの息子だという。ターミネーターはサラ・コナーを殺すことで、ジョン・コナーの誕生自体を阻止しようとしているのだ。

ターミネーターに見つかったカイルたちはカーチェイスの果てに壁に衝突しかけて急ブレーキを踏み、ターミネーターは壁に激突。追手のパトカーがたくさん来て、カイルは捕まり、サラは保護される。ターミネーターは激突したパトカーの中から消えていた。

【転】
カイルは警察署で正直に事実を語るも、犯罪心理学者からは「妄想」として扱われ、取り合ってもらえない。ターミネーターは自らを手術して損傷を直し、サラの友人と偽り署に入ろうとするが止められる。署内にサラがいると判断したターミネーターは車で入り口に突撃して乗り込み、マシンガンで署内を蹂躙する。カイルはパニックに乗じて拘束を解き、サラを救出する。

逃げた先の洞窟でサラはカイルの手当てをしつつ、未来の話を聞く。カイルは志願してタイムスリップしてきたようで、目的はサラ・コナーに会うためだったと言う。サラ・コナーは未来ではジョン・コナーに戦闘と組織についてを教授した伝説の人物と目されているようだ。サラに未来を語るカイルは、ジョン・コナーにもらって大事にしていたサラ・コナーの写真を思い出す。

カイルとサラはモーテルに着く。カイルの外出中に、サラは母と電話しており、モーテルの電話番号を教える。しかし、サラの電話相手は母の声色を発するターミネーターであった。その夜、カイルはサラに「ずっと愛していた」と告白し、2人は体を重ね合わせる。事の後、ターミネーターが来て銃を乱射してくる中、カイルとサラは逃げる。

【結】
チェイス中にカイルは銃弾を受け負傷する。カイルたちの車と、ターミネーターのバイクはクラッシュして各々に転覆する。ターミネーターが起き上がろうとしたところを巨大なタンクローリーにひかれる。ターミネーターはタンクローリーを奪って運転し、カイルたちに突進してくるが、カイルは爆弾を管に投げ入れタンクローリーを大爆発させる。火の海の中歩くターミネーター。肉体は燃え尽き、超合金の骨格のみになった状態でもカイルたちに迫ってくる。

2人は工場に逃げ込み、カイルは捨て身でターミネーターの骨格に爆弾を挟むんで爆発させる。ターミネーターは上半身だけになってもなお、サラに迫ってくる。サラはプレス機のすき間をかいくぐり捕まる寸前でプレス機を抜け、プレス機に柵をつけてターミネーターを閉じ込め、プレスして破壊する。

サラは救急車で運ばれる際、息を引き取ったカイルの姿を見る。

数カ月後、サラは車で砂漠を走りながらボイスレコーダーに、お腹の中にいるジョン・コナーが将来聞けるように、カイルとのことを記録している。立ち寄ったガソリンスタンドで、サラは現地の少年にポラロイドカメラで写真を撮られ購入する羽目になる。その時買った写真が、カイルがジョン・コナーからもらうことになるサラ・コナーの写真であった。

The End _MIHOシネマ




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