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キツツキと雨
沖田修一 投稿日:2020年08月04日 19:36 No.553



キツツキと雨(邦画) 2012年 邦画年間興行収入ランキング39 ランク外 *邦画ランキングは興行収入10億円以上

とあるのどかな山村に、ある日突然、映画の撮影隊がやってくる。ひょんなことから撮影を手伝うことになった60歳の木こりの克彦と、その気弱さゆえにスタッフをまとめられず狼狽する25歳の新人監督・幸一は、互いに影響を与えあい、次第に変化をもたらしていく。そして、そんな2人の交流が村と撮影隊の奇妙な調和を生み出していく……
GyaO! 無料配信中 2020年9月3日(木) 迄

監督 沖田修一 代表作 『南極料理人』『モヒカン故郷に帰る』『子供はわかってあげない』
脚本 沖田修一、守屋文雄
音楽 omu-tone * 女子三人の打楽器グループ”オムトン”
主演 役所広司(岸) 代表作 『タンポポ』『Shall we ダンス?』『孤狼の血』

上映時間 129分


登場人物

岸克彦: 林業労働者。

岸浩一: 克彦の息子。(高良健吾) 代表作 『蛇にピアス』『横道世之介』『悼む人』

田辺幸一: 新人映画監督。(小栗旬) 代表作 『羊のうた』『クローズZERO シリーズ』『ミュージアム』
鳥居: ベテラン助監督。(古舘寛治) 代表作 『南極料理人』『マエストロ!』『勝手にふるえてろ』
柴田: 助監督。(黒田大輔) 代表作 『のぼうの城』『横道世之介』『凪待ち』



【起】
地元の山で木こりをやっている主人公・岸克彦は、その日も山で木を切っていました。するとそこへ映画の撮影隊が現れ、岸はチェーンソーの音を止めて欲しいと頼まれます。その後も岸はロケハンの案内などでたびたび撮影隊に協力することになり、そこで若手映画監督の田辺と出会うのでした。

撮影が進むと岸はゾンビ役のエキストラとして映画に出演するように頼まれ、拘束時間や扱いの雑さに嫌気がさす岸でしたが、試写を見て、まんざらでもない様子を見せるのでした。岸は田辺から渡された台本を読み、映画の内容を理解するうちに思わず涙を流してしまいます。一方で田辺は若手映画監督としてのプレッシャーから撮影を投げ出そうとしており、終電で東京へ向かおうとしているところを撮影隊に阻止されるのでした。

【承】
田辺は映画に関する細かい部分まで自分で判断しなくてはならない立場に疲弊していました。彼は岸と交流していくことで少しずつ岸に心を開くようになっていきます。あるとき、撮影現場でOKか撮り直しかを判断できず、追い込まれて途方に暮れている田辺は、たまたま撮影現場に来ていた岸によって救われるのでした。

岸は大変そうな田辺の姿を見て、自ら制作した監督用の椅子を贈ります。そして撮影のためのエキストラとして地元の人間を多く集めるなど、田辺の映画撮影に協力していくようになります。

【転】
岸は本業である木こりの仕事よりも、映画の撮影の手伝いの方に熱が入ってしまいます。すっかり撮影隊の一員のように振る舞い、荷物運びやエキストラへの指示など、田辺や他の撮影隊も岸を頼りにしているようでした。しかし撮影に夢中になっていた岸は妻の三回忌をすっかり忘れており、親戚が地元に帰省して来て、ようやく気付くのでした。

あわてて家に戻るとすっかり準備が整えられており、ケンカをして家を出ていった息子が代わりに準備をしてくれていたのでした。

岸は田辺に「なぜ映画を撮ろうと思ったのか」を問います。「父が買ってきたビデオカメラがきっかけ」と語る田辺ですが、実家は旅館であり父はきっと後悔していると話すのでした。そんな田辺に岸は、自分が買ってきたビデオカメラが息子の人生えたことに後悔しているはずがないと話します。

【結】
撮影は佳境を迎え、田辺はベテラン俳優にも意見を通せるほど成長していました。撮影はいよいよラストカットというところで、撮影隊は急な雨に見舞われてしまいます。長く降り続いた雨で気温は下がり、大勢のエキストラの中には帰りたいと言い出す人も現れ、日数が限られている撮影隊は雨の中での撮影を決行するかどうか、判断が迫られていました。

そんな中、岸がやって来て、田辺にもうじき雨が止むことを伝えます。岸の言葉通り雨雲は一瞬だけ晴れ間を見せ、撮影隊は大急ぎでラストシーンの撮影に取り掛かるのでした。田辺がOKを出した瞬間、またしても土砂降りの雨が降り始め、撮影はギリギリのところでクランクアップを迎えます。

長い撮影を終え、感極まっている田辺に岸は手を差し伸べ、二人は笑顔を見せます。撮影が終わると岸にはまた木こりとしての日常が戻るのでした。

The End_映画ウォッチ

第24回東京国際映画祭 審査員特別賞
第8回ドバイ国際映画祭 最優秀脚本賞 最優秀編集賞 最優秀男優賞(役所広司) 受賞


みんなの評価 3.97/5.0

最高 (^0^)

非常に良質でセンスのある映画。
本当に観て良かった。日本が誇る映画です。

最低 ( ` 3´)

ダラダラと木こりと映画監督の日記状態。
見せられている方はたまったまんじゃない。




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