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がんばれ!ベアーズ
マイケル・リッチー 投稿日:2019年08月14日 12:19 No.298



がんばれ!ベアーズ(原題: The Bad News Bears 米国) 1976年 全米年間興行収入ランキング11位

かつてはマイナー・リーグで活躍した事もあるプール清掃人バターメーカーは、市議会からの要請で少年野球チーム“ベアーズ”のコーチを任せられる。だが問題児ばかり抱えた“ベアーズ”が強くなる事など絶対不可能だと知ったバターメーカーは、昔の恋人の娘で抜群の投球センスを持つアマンダと、オートバイを乗り回している不良少年ケリーをチームに加え、連勝街道に乗り出していく……

監督 マイケル・リッチー 代表作 『候補者ビル・マッケイ』『ゴールデン・チャイルド』
脚本 ビル・ランカスター 代表作 『遊星からの物体X』
音楽 ジェリー・フィールディング 代表作 『ワイルドバンチ』『わらの犬』『アウトロー』
主演 ウォルター・マッソー(バターメーカー) 代表作 『恋人よ帰れ!わが胸に』『おかしな二人』『コッチおじさん』

上映時間 102分

登場人物

モリス・バターメイカー: 元マイナー・リーグの野球選手。

アマンダ: バターメイカーの元恋人の娘。(テイタム・オニール) 代表作 『ペーパー・ムーン』『ニッケルオデオン』
ケリー・リーク: 不良少年。(ジャッキー・アール・ヘイリー) 代表作 『イナゴの日』『リトル・チルドレン』『エルム街の悪夢』

ロイ・ターナー: 少年野球最強チーム:ヤンキースの監督。(ヴィック・モロー) 代表作 『暴力教室』『ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー』『トワイライトゾーン/超次元の体験』


【起】
舞台はカリフォルニアのとある街。元マイナーリーグ選手で今はしがないプール掃除人のバターメーカーが、弱小少年野球チーム、ベアーズの監督に就任することから物語は始まります。ベアーズは野球がド下手な上にチームワークが皆無で、バターメーカーの予想以上にやる気のないチームでした。それに加えて問題なのはバターメーカーの意欲のなさでした。バターメーカーは酒を飲みながら少年たちに適当な指導を行い、守備すら決めないままベアーズはリーグ開幕戦を迎えることになってしまいます。

開幕戦当日、二日酔いで球場に駆けつけると、バターメーカーは他のチームに大手企業のスポンサーがついていることに気づきます。かたや、ベアーズのスポンサーはバターメーカーがやっとのことで見つけてきた保釈金建て替え業で、ユニフォームの見栄えの時点で差をつけられていました。

ベアーズの開幕戦は、一回の時点で26点を入れられる散々なスタートとなりました。見かねたバターメーカーは試合放棄を宣言しますが、少年たちはそんな監督の姿に失望します。試合終了後、選手の一人のアフマドがパンツ一丁になって木に登って落ち込んでいました。バターメーカーも木に登って話を聞くと、アフマドはエラーを何度も繰り返したことに自信を失い、ユニフォームを着る資格がないと思い詰めていました。名選手のハンク・アーロンも少年時代に1試合で42ものエラーを犯したことをバターメーカーは紹介し、アフマドを慰めるのでした。

その後、バターメーカーは2年前に別れた妻との娘アマンダの元へ向かいました。アマンダは11歳ながら道端で地図を売る商売をしており、稼いだお金でバレエ・レッスンに通い、モデルになる夢を叶えようと考えていました。そんなアマンダも少し前までは男顔負けの豪速球を投げる投手として活躍しており、バターメーカーはその腕を見込んでアマンダをチームへと誘います。しかし、アマンダは父親らしいことをしてくれなかったバターメーカーを嫌っており、その誘いを断ってしまうのでした。

【承】
バターメーカーがチームに戻ると、少年たちはチームの解散を決心し意気消沈していました。バターメーカーはそんな少年たちを叱りつけ、その日からスパルタ練習を開始します。次の試合でも大差をつけられて敗北したものの、チームのプレーは少しずつ改善し、バターメーカーは確かな手応えをつかみます。そして、さらにチームを強化すべくバターメーカーは再びアマンダのスカウトに乗り出しました。アマンダはバターメーカーの挑発とバレエのレッスン代という誘惑に負け、チーム加入を決めるのでした。

アマンダの加入でチームの守備力は飛躍的に向上したものの、ベアーズは次の試合で最後に一点を取られ敗北してしまいました。内気で体格の小さなルーパスのミスによるものでしたが、バターメーカーは少年たちに勝利も敗北もチーム全員の責任によるものと語るのでした。

一方、バターメーカーとアマンダは球場をうろつく不良少年ケリーの運動神経の高さに目をつけます。少年たちの話によると、ケリーは素晴らしい運動神経に恵まれているものの、性格は最悪だといいます。アマンダはケリーをスカウトするために、ゲームセンターのエアホッケー勝負を持ちかけます。アマンダが勝てばケリーはチームに加入、ケリーが勝てばアマンダを好きにしていいというのが勝負の条件でした。アマンダは自信満々でしたが、あえなく敗北、チーム強化は叶わずケリーとストーンズのライブに行くことになってしまいます。娘が不良少年とデートすることを不安に思うあまり、バターメーカーはアマンダと喧嘩してしまうのでした。

一方、連敗が続くベアーズの少年たちは上級生から嫌がらせを受けており、中でもルーパスはひどいいじめを受けていました。オギルビーはベアーズの中でも特にルーパスの守備の下手さを批判していましたが、ルーパスがいじめられる様子を見かねて上級生に反撃しました。結局、オギルビーは返り討ちに遭ってしまいましたが、そんなチームメイトの姿にルーパスは勇気づけられるのでした。

その後、ケリーが突然チームに加入します。本人曰く気が変わったというのがその理由でしたが、アマンダのそばにいたいというのが本音でした。ケリーの加入によりベアーズの攻撃力は上がり、連戦連勝していきます。そしてついに決勝戦進出がかかったアスレチックス戦を迎えました。

【転】
試合前、何が何でも勝ちたいバターメーカーは、ケリーに守備範囲を広げて積極的にフライを捕りに行くよう伝えます。その指示通りケリーはチームメイトを押しのけフライを捕りに行きますが、そんなケリーの姿に次第にチームメイトは不快感を抱くようになります。チーム内で孤立する中、ケリーは打席に立ちますが、まったく打つ気配を見せません。バターメーカーに注意されてやっとケリーは渋々やる気を出し、ホームランを打ちチームを勝利に導きます。ベアーズは明日行われる決勝戦に進出することとなりましたが、この勝利はチームメイトのケリーへの不信感をかえって深めてしまうのでした。

試合後、アマンダはバターメーカーに明日の試合後に、母親と一緒に三人で食事に行こうと誘いました。アマンダはバターメーカーを再び父親として慕うようになっていましたが、バターメーカーはアマンダに投球で腫れた腕を冷やせと言うばかり。それでもアマンダは熱心にバターメーカーを説得しようとしましたが、そのしつこさにバターメーカーはアマンダに飲んでいたビールをかけた末、アマンダの思いを拒否してしまいます。その場を後にしたアマンダは、人知れず涙を流すのでした。

ヤンキースとの決勝戦当日、ケリーはチーム内で仲間外れにされていました。それに気づいたバターメーカーは、ケリーは勝利のために指示に従ったまでと説明しますが、チームの雰囲気はよくなりません。試合でも悪い状況が続き、アマンダが負傷した上に、ヤンキースのエースにして監督ターナーの息子ジョーイが好投し、ベアーズはまったく塁に進めずにいました。そんな中、チーム一の肥満児のエンゲルバーグがヒットを奪い、一気に二塁へと進みました。乱れる守備を見て、監督のターナーはヤンキースの少年たちに脅しじみた言葉をかけるようになり、焦った様子を周囲に見せ始めていました。

【結】
しかし、ベアーズも誤審にアマンダの負傷退場と災難が続き、なかなか反撃できずにいました。そして、バッターのルディがデッドボールを恐れるあまり弱気なプレーを見せると、バターメーカーの怒りは爆発。ヤンキースのターナー監督のように、少年たちに脅迫めいた言葉をかけてしまいます。バターメーカーの豹変に言葉を失うベアーズの少年たち。バターメーカーはその光景を見て我に帰り、「ベストを尽くせ」とだけ声を掛けるのでした。

その後のベアーズの攻撃で、ヤンキースの投手ジョーイはエンゲルバーグの挑発に乗り、投球を乱してしまいました。これにターナーは激怒し、大観衆の前でジョーイを叩き叱りつけてしまいます。この後、ジョーイはエンゲルバーグをピッチャーゴロに打ち取りますが、取ったボールを送球しようとせず、グラブの中に隠してしまいました。そうしている間にエンゲルバーグはホームイン、ベアーズは同点に追いつきます。そして、ジョーイはボールをターナーの足元に落とすと、球場を去って行くのでした。

いよいよ試合は最終回の表、ベアーズにとって最後の守備となりました。バターメーカーは周囲の反対を押し切り、あえてここでルーパスを出すことを決めます。ルーパスは弱気な顔を見せていたものの、バターメーカーの「ベストを尽くせ」という言葉に励まされ、以前では考えられない奇跡的な守備を見せます。アマンダの負傷によりエースが不在となったベアーズはこの回で5点を失ってしまいましたが、このルーパスの好プレーにチームは勢いづきます。

ところが、ベアーズは最後の攻撃で早々とツーアウトのピンチに立たされてしまいます。ここで14打数0安打のオギルビーが打席に入りました。本人の自信のなさとは対照的に、オギルビーはフォアボールを誘い出塁、続くアフマドらも好プレーを見せ、ベアーズは満塁のチャンスを迎えます。そして、ここでケリーが登場、皆の期待を背負って三遊間にヒットを打ちます。しかし、ケリーの走りよりもわずかにヤンキースの返球が早く、ケリーはホームタッチアウトになってしまいました。

試合は負けてしまいましたが、バターメーカーはベンチに戻った選手たちにビールを渡し、善戦を讃えました。そして、「来春はバッティングを教えて」というアマンダに、バターメーカーは優しい笑顔を見せるのでした。

トロフィーの贈呈式では、優勝トロフィーとは比べものにならないほど小さなトロフィーがベアーズに贈られました。上から目線でベアーズの健闘を讃えるヤンキースの少年たち。続けて、ヤンキースは勝利チームの慣例として円陣を組んで「お前たちは強い、頑張れベアーズ」と声援を送りますが、そこにベアーズの少年の一人が「クソ食らえ」と叫びました。それに続けて、ルーパスが準優勝のトロフィーを投げつけ「来年を見てろよ」とリベンジを宣言。そして、ベアーズはその場でビールかけを始め、喜びを互いに実感し合うのでした。

The End _hmhm


みんなの評価 3.84/5.0

最高 (^0^)

子供たち一人一人の個性付けが魅力的!
ウォルター・マッソーのアル中監督も妙にリアルだ。

最低 ( ` 3´)

スポーツマンシップはどこに??
マナーの悪さばかりが目に付いて、まったく笑えませんでした。




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