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バグジー
バリー・レヴィンソン 投稿日:2019年06月02日 11:00 No.278



バグジー(原題: Bugsy 米国) 1991年 全米年間興行収入ランキング24位

1930年代NY。暗黒街にその名を轟かせていた殺し屋バグジー。縄張り拡張の為、ハリウッドに乗り込んだ彼は、そこで駆け出しの女優ヴァージニアと出会い恋に落ちる。やがて、ネヴァダ州の小さな町ラスベガスを訪れたバグジーは、この地にカジノ付きの大ホテルを建設する事を決意する……

監督 バリー・レヴィンソン 代表作 『ナチュラル』『レインマン』『わが心のボルチモア』
脚本 ジェームズ・トバック 代表作 『熱い賭け』『真夜中のピアニスト』
音楽 エンニオ・モリコーネ 代表作 『荒野の用心棒』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』『鑑定士と顔のない依頼人』
主演 ウォーレン・ベイティ(ベン) 代表作 『俺たちに明日はない』『シャンプー』『天国から来たチャンピオン』

上映時間 134分

登場人物

ベンジャミン・シーゲル: ニューヨーク・マフィア・ユダヤ系(殺し担当) 通称 ”ベン” 渾名 ”バグジー”

ヴァージニア・ヒル: シーゲルの愛人。(アネット・ベニング) 代表作 『グリフターズ/詐欺師たち』『アメリカン・ビューティー』『華麗なる恋の舞台で』

ミッキー・コーエン: ロサンゼルスのギャング。ユダヤ系。(ハーヴェイ・カイテル) 代表作 『レザボア・ドッグス』『ピアノ・レッスン』『スモーク』

マイヤー・ランスキー: ニューヨーク・マフィア・ユダヤ系。財政顧問。(ベン・キングズレー) 代表作 『ガンジー』『シンドラーのリスト』『オリバー・ツイスト』
ハリー・グリーンバーグ: ニューヨーク・マフィア・ユダヤ系。シーゲルの友人。(エリオット・グールド) 代表作 『M★A★S★H マッシュ』『ロング・グッドバイ』『カプリコン・1』

【起】
高級住宅地で知られるニューヨーク市郊外スカーズデールの朝。その男はいつものように、妻と2人の娘に送られて家を出る。ハンサムなルックス。

ダンディな身のこなし。一分のスキもない身なりのよさ。

ベンジャミン・バグジー・シーゲルの外見から、彼の陰の部分を嗅ぎととは難しい。バグジーは泣く子も黙るれっきとした裏の世界の人間だった。ニューヨークのストリ・ギャングから身を興した彼は、マーダー・インク<殺人会社>の凄腕として、兄貴格のマイヤー・ランスキーと組んで組織犯罪に加担。その甘いマスクの下には、暗黒街きっての冷酷な殺し屋としての顔を隠していた。

【承】
1936年。バグジーは数人の手下を引き連れて西海岸へ飛んだ。

開発途上にあったハリウッドの縄張りに色気を見せるシカゴ・ギャングの動きを牽制するためだ。ハリウッドに乗り込んだバグジーを待っていたのは、幼馴染の映画スター、ジョージ・ラフトだった。ラフトを通じてハリウッド社交界に出入りするようになったバグジーは、たちまち映画の都の華やかさに魅せられていった。

一方、バグジーはオペラ・スター、ローレンス・ティベットの邸宅を強引に購入、“ビジネス”を開始した。それまで反目することもあったランスキーとシンジケートの大ボス、ラッキー・ルチアーノが手を組むことになり、バグジーはその意を受けて、西海岸を仕切っていた三流ギャングのジャック・ドラグナから縄張りを奪い取った。バグジーの仕事に協力したのは、ドラグナと張り合っていた一匹狼ヤクザのミッキー・コーエンで、以来、2人の間には何かにつけて協力関係が生まれた。

ある日、ラフトが出演中の映画「大雷雨」のセットを訪れたバグジーは、そこで見るからにセクシーなスターレット(新人女優)に目を止めた。アラバマ生まれで、元ギャングの情婦だったというバージニアヒルだ。過去、幾人もの女と浮名を流してきたバグジーの内に、かつてない強烈な電流が走った。

2人のホットな関係は、たちまちハリウッド中の時にのぼった。カップルはどんなスターたちよりも有名になった。映画の都に憧れた男と、名声に憧れ続けた女。それは運命の出逢いといえるものだったが、感情の磁場が同じようなバグジーとヒルだけに、激しく燃え上がる一方で、反発もし合った。そんなヒルを屈服させたものは、バグジーの男としての強さだった。

1944年、バグジーは、ヒルとミッキー・コーエンを連れてネバダのラスベガスを旅行した。ささいなことからヒルと痴話ゲンカとなり、砂漠を歩いて帰るハメになったバグジーの脳裏に、突然あるアイデアが閃いた。ゴーストタウンみたいに死んだ町を一大歓楽境に。ここにアメリカ最大のカジノつきホテルを建設しようと、バグジーは壮大な計画を立てた。

バグジーは早速ランスキーらシンジケート幹部に計画を説明した。とりあえずは百万ドルの予算でバグジーの男の夢はスタートした。ところがその大事な時期に、バグジーに難題が持ち上がった。バグジーの古くからの友人であるハリー・グリーンバーグの組織への裏切り行為が発覚したのだ。バグジーは泣く泣く自らの手でグリーンバーグを粛清した。

ニューヨークへ戻ったバグジーは、あるパーティの最中に仲間のジョーイ・アドニスを半殺しの目にあわせた。ヒルと関係があったと吹聴する彼に、バグジーの持ち前の狂気が暴発したのだ。バグジーはヒルと一緒になるため、妻のエスタに離婚を要求した。エスタは夫の不信を激しくなじった。

モハーベ砂漠の建設現場の響音は日毎に高くなっていった。ホテルはヒルのニックネームに因んで、フラミンゴ”と名付けられた。

【転】
そんな時、バグジーはグリーンバーグ殺害容疑で逮捕・収監された。が、飛ぶ鳥落とす勢いのバグジーに用意されたのは、獄中とは思えないほど豪勢なVIP待遇だった。

ほどなく釈放されたバグジーは、再びホテル完成へ向けて全精力を集中した。ところが、そんなバグジーにランスキーがクレームをつけた。フラミンゴ計画”の総工費は6百万ドルに達しようとしていた。ラッキー・ルチアーノを上座にすえた組織の最高幹部会が秘かに持たれた・・・。

【結】
やがて、遂に“フラミンゴ”は完成した。オープン初日の人気はさんざんだったが、経営は次第に上向きを呈していった。しかし、バグジー・シーゲルは、最終的に自分の夢の成果を見ることはなかった。1947年春。LAの自宅でくつろいでいたバグジーの頭部を、3発のショットガンの銃弾が貫通し、彼の甘いマスクをメチャクチャにした。バグジーの死ですべてを失ったヒルは、その後オーストリアで自らの命を絶った。

バグジーが6百万ドルを投じて開発の緒につけたラスベガスは、今では年間収益1000億ドル(約13兆円)という娯楽の一大殿堂となっている。

The End _2018 映画TRUST!


みんなの評価 3.44/5.0

最高 (^0^)

ウォーレン・ベイティ、アネット・ベニングといった主役は言うに及ばず、ベン・キングズレーを始めとする脇役も実に素晴らしい。
ウォーレン・ベイティの鬼気迫る演技には脱帽。

最低 ( ` 3´)

長く退屈なんだけど実話なんてそんなもの。
ラスベガスの砂漠には死体がたくさん埋まってると聞いたことがあるので、争いが耐えなかった時代を経ての今のラスベガスなんでしょう。
ラスベガスを作った男の話だけど、あくまでもラスベガスを成功に導いたのではない。




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