CFFC 中部フリーフライトクラブ 掲示板


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機体検査の補足 西澤 投稿日: 2023年09月05日 11:42:02 No.281 【返信】

機体検査についてはNo237で少し紹介しましたが、補足説明しておきます。機体検査には3種類あります。添付写真は機体登録時に行う事前検査です。

最初は事前検査。検査会場にはいくつか机を並べて検査スペースが用意され、国ごとに検査の時間が決められています。選手は1機ずつ検査員の前に機体1式を並べます。仕様書と見比べて、機体のパーツごとに識別コード(アルファベットまたは数字)が書かれているか、主翼には個人のIDナンバーが書かれているかなどが確認されます。OKになると、検査員は検査済のシールを各パーツに貼ります。一番右の写真に貼られている3桁の数字が記載されたもので、今回はホログラムシールに数字が印刷されていました。なお、今はこの事前検査では重量検査は行いません。会場の隅にデジタル秤が用意されているので、希望者は自分で重量確認できます。

2番目は競技の最中に行われる抜き打ち検査です。10年前のフランス大会では抜き打ち検査が厳しく行われたそうですが、今回はあまり行われなかったみたいです。日本チームでは、F1Aの和田さんが一度曳航索のチェックが入っただけで、F1BとF1Cは検査されませんでした。

最後は入賞者だけに行われる最終検査、今回は食堂テントの横に設置されていたプレハブ小屋で行われていました。外から眺めただけなので、詳細は不明です。


関澤一雅 投稿日: 2023年09月12日 09:42:24 No.284
競技最中の抜き打ち検査ですが、F1Cのわたくしは確か2ラウンドの機体回収後に大会オフィサーに呼ばれて検査を受けました。
西澤 投稿日: 2023年09月12日 09:50:04 No.285
F1Cでも検査があったとのこと、了解しました。どのような内容の検査だったのか、教えて頂けますか?
関澤一雅 投稿日: 2023年09月12日 16:00:44 No.286
今回は大型バンに横付けされた急ごしらえの検査場で重量検査のみでした。


食事 西澤 投稿日: 2023年09月03日 10:29:58 No.276 【返信】

大会期間中の食事は、朝・昼・晩すべてフィールドに設営された大きなテント小屋で食べることになっています。面白いのはそのシステム、登録時に1日1枚の食事券と、初日のカクテルパーティー券、バンケットの入場券が配布されました。券は細長い帯状になっていて、毎日それを手首に巻き付けておくよう指示されました。

例えばそれをテントの食堂で見せると、ランチの欄の食事と書かれた箇所をマジックインキで消されて食事がもらえます。飲み物をもらいに行くと、飲み物の箇所が消されます。大会の運営そのもは最新式のペーパーレスですが、食事は超アナログ手法です。でも食事は美味しかったです。


西澤 投稿日: 2023年09月03日 11:12:32 No.277
大会前後や期間中でも休息日でフィールドへ行かない日は、どこかで食事を調達しなくてはいけません。日本チームが一番利用したのが、街中にあるCOOP(小さなスーパー)です。飲み物・食べ物、何でもあります(写真左)。ここで自分が好きなものを買い込んで、コテージで食べることが多かったです。それと、写真は有りませんが、小さなパン屋さんがありました。朝早くから店が開いていて、色々なパンが売られています。ここのクロワッサンは絶品です。

街の中には食べたり飲んだりできる場所がいくつか在りましたが、私が行ったのはホテルの1階にあるレストラン・バー、割とお値打ち価格で、ワインもビールも美味しかったです。それと、食べ物無しの飲み専門店も在りました(写真中)。また、また宿舎の敷地の中に有る湖畔のレストラン(写真右)、ここのワインとビールも惜しかったです。


広島吉田 投稿日: 2023年09月03日 11:23:41 No.278
世界選手権の雰囲気を味わえる良い記事ですね。
こう言う記事を待っていました。
西澤さん、ありがとうございます。
YouTubeでは閉会式のパーティーの様子を写しているチャンネルも有ったりして、国境を越えた和やかな様子を見るのが好きです。

主催国は開会から閉会までの運営で気の抜けない毎日と思いますが、この運営、誰が仕切っているのでしょうか?そしてその費用は?
模型飛行機と言う専門的な選手権で企画会社に丸投げとも思えないですし。
もし、模型協会のみの主導で実施しているのなら只々すごいの一言です。
西澤 投稿日: 2023年09月03日 12:32:49 No.279
>主催国は開会から閉会までの運営で気の抜けない毎日と思いますが、この運営、誰が仕切っているのでしょうか?

CONTEST MANAGEMENT
General Director: Benoit JACQUEMIN
Contest Director: Myriam MORANDINI

FAI JURY
- Ian KAYNES (GBR) – President of the jury
- Chuck ETHERINGTON (USA) - Jury member
- Laurent HENRY (FRA) - Jury membe

実質的に仕切っているのは、Directorのミリアム女史です。彼女は10年前の大会でもDirectorを務めていたそうです。女性ですが、我儘な(?)発言を、テキパキと処理していました。凄い人です。探しましたが写真は見つかりませんでした。写真を写した人は、是非紹介してください。

なお、上の記事の中央の写真の真ん中に居る人が、Juryのイアン・カインズ氏です。
西澤 投稿日: 2023年09月04日 22:45:34 No.280
フィールドテント食堂の食事です。

小池勝 投稿日: 2023年09月06日 09:12:18 No.282
食事は美味しかったです。フランスの面目躍如でしょう。牛肉の煮込みは絶品でした。


若手の活性化、活躍 小池 勝 投稿日: 2023年09月02日 10:43:39 No.273 【返信】

今回はジュニアヨーロッパ選手権が交互の日程で開催されました。世界選のF1AとBとCの間にジュニア大会が挟まれたので、練習時間が十分に確保できました。
 ジュニアには女性も多くいました。ハンガリーの若い女性はF1AとF1Cの両方に出場していました(写真左)。中央の写真はジュニアの団体の表彰です。
 世界選では一国3名の枠ですが、今回は女性がいれば4名までOKでした。アメリカのF1Aチームには若い女性選手がいて、粘りのサークリングを見せていました。アメリカのF1Bの、最近の大会で何度も優勝しているSevak Malkhashanは聞くとなんと25歳でした。今回は9位に入っています。
 年齢については、日本の7名の選手のうち6名は70台です。若手を勧誘したいのですが・・・


小池 勝 投稿日: 2023年09月02日 10:45:58 No.274
Malkhashanは右の写真です。
西澤 投稿日: 2023年09月02日 13:32:14 No.275
日本の隣のコテージはドイツチームでしたが、そこにも18歳のF1Aジュニアの選手が居ましたね。写真は撮ってなかったですが。


番外編 西澤 投稿日: 2023年09月01日 21:50:44 No.271 【返信】

競技の雰囲気は大体伝わったと思うので、次は番外編として往路・復路・宿舎などについて簡単に紹介しておきます。これを読んで「世界選手権に行ってみたい!」と思う人が一人でも居てくれたら嬉しいです。

選手団集合は8月9日の羽田空港早朝6時前。私は6年前のハンガリー大会から6年ぶりの海外旅行ですが、色々状況が変わっていて少々戸惑いました。

今回は、大きくて重い受託荷物の関係もあって、値段は少々高いですがJALを使いました。以前はカウンターへ行って発券してもらいましたが、今は自分で機械を使って発券しなくてはいけません。事前に旅行代理店を通じてチケットの予約は済んでいるので、パスポートを機械に読み込ませると確認事項の画面が現れ、そこをクリックすればその場でチケットが出てきます。

次は荷物を預けることになります。JALは1個23㎏以内の荷物を2個まで預かってくれます。大きさの制限もあります。自分で1個ずつ秤部分に荷物を乗せて重量測定、23㎏以内ならそのままベルトコンベアで流れていきます。もしも制限重量を超えていたら、中の荷物の一部を取り出して軽くして再測定してもらいます。重量オーバーの場合は超過料金を払えばOKですが、結構高い金額を取られます。

出国審査はそれほど厳しくなかったです。その後搭乗ゲートの前で出発時間を待つことになります。ドゴール空港行きの飛行機は、お盆休み直前ということで、かなり混雑していました。

予定どおり飛行機は出発、以前はロシア上空を通ってヨーロッパへ向かいましたが、ウクライナ侵攻の影響で今はそのルートは通れません。機体は逆に東のアラスカ方向に向かい、北極海の上を通って進み最終的にフランスへは北西から入ります。時間は14時間以上かかり、高齢の我々には少々きつかったです。


西澤 投稿日: 2023年09月02日 10:42:38 No.272
パリの空港到着は夕方の4時過ぎ、この日はパリ市内のホテルに一泊して、翌日TGV(新幹線)で会場に近いポワチエという駅まで行って、そこでレンタカーを3台借りて競技会場近くのモンコントールまで向かいます。

TGVでの移動はとても大変でした。何しろ全員が大きなガン箱とスーツケースを列車に乗せないといけませんが、ちょうどバカンスの時期に重なっているので車内は満員、荷物置き場に入り切りません。ガン箱を座席上部の棚に収めて何とかなりました。世界選手権は大体この時期に開催されますから、今後は列車移動は避けた方が良いなと感じました。

荷物が多いので借りたレンタカーは3列シートのミニバン3台、ミニと言っても大きな車、左ハンドルのオートマチック車ではなくミッション車です。モンコントールまでは殆ど信号が無く、大きな交差点は円形交差点(ラウンドアバウト)が使われています。

携帯のナビを頼りに何とか現地まで到着、今回の宿舎は受付やセレモニーが開かれる場所の近くに在る「MONCONTOUR ACTIVE PARK」というところで、敷地内には数多くのコテージが建っています。10年前の大会でも同じところに宿泊したそうです。日本チームは隣同士の2棟(図の12と14が日本チームが借りたコテージ)を借りました。




F1―C回答ありがとうございます 野口 投稿日: 2023年08月31日 10:27:34 No.270 【返信】

回答ありがとうございす。
50年以上前ですが浜松の
鈴木光さんが10秒ランの
時代に、120メートルくらいと聞いたことがあります。
まさに隔世の感ですね。


F1Cの主要諸元 野口 投稿日: 2023年08月30日 13:03:54 No.265 【返信】

 現代のF1Cの到達高度、ペラのダイア、ピッチ、回転数、翼幅、翼型等代表的な主要諸元教えてください。
西澤 投稿日: 2023年08月31日 09:12:30 No.267
今回の世界選手権で7位に入賞した関澤さんから聞き取り調査しました。

1.現代のF1Cの到達高度
   エンジンラン4秒  獲得高度 120m~150m

2.ペラのダイア
   多くの競技者が180mm位のものを使用

3.ペラのピッチ
   75mm~80mm

4.エンジン回転数
   ギヤダウンエンジン  32,000RPM~34,000RPM
   ダイレクトドライブ  28,600RPM~30,000RPM

5.翼幅
   スパン 2,700mm~2,750mm

6.翼型
   ???????
西澤 投稿日: 2023年08月31日 09:17:52 No.268
補足説明です。

F1Cの性能アップに合わせて、今のモーターランは4秒です。
エンジン停止音が地上に届くまでの時間を考慮して、エンジンストップのタイミングは3.5秒あたりに設定されているそうです。
3.5秒で120m越え、凄い世界ですね!
小池 勝 投稿日: 2023年08月31日 09:50:35 No.269
補足の補足
音速は340m/sだから上空140mの機体からエンジン音が地上に届くのに約0.4秒かかるので、通常はエンジンストップを3.5秒にセットします。世界選で議論になったのは、同時に複数のエンジン音が有る時に、計時員は自分の見ている機体の音を他の機体の音と判別できない。そこで事前にエンジンストップを3.5秒にセットしていることを計時員に示めせばよいことにしてはどうか?という提案があった。議論の結果それは却下され、従来通り計時員は音を聞いてエンジンランを計測することとなりました。


ドイツのF1C 小池 勝 投稿日: 2023年08月30日 10:11:38 No.264 【返信】

数少ない自作機、骨組みが見事。フラップ&折りたたみ翼。成績も上位でした。



F1Bチャンピオン 西澤 投稿日: 2023年08月29日 19:41:29 No.262 【返信】

今回のF1B世界選手権チャンピオンはSERBIA(セルビア)のGRUBIC Bozo選手。申し訳ないですが私は全く知らない選手でした。大会終了後に開かれた閉会式とバンケットの席で、チャンピオンと一緒に写真を撮ることができました。

バンケットはテーブルを横に長く並べた配席で、日本とセルビアはたまたま隣の席になりました。GRUBIC選手はそれほど背は高くありませんが、ガッチリした体格です。パッと見た目は取っつきにくい感じでしたが、話しかけたらニコニコとしてとても友好的でした。年齢を尋ねたら「70歳」とのこと、日本チームと同世代です。まだまだ我々も戦えますね。


西澤 投稿日: 2023年08月29日 20:59:21 No.263
フィールドでの写真、この機体をフライオフで飛ばしたかどうかは不明です。ステファンの胴体に見えますから、主翼はORCA? ちょっと違うような気もします。

西澤 投稿日: 2023年08月30日 20:33:13 No.266
新チャンピオンに確認してみました。
使った機体はステファンのORCAで間違いないそうです。
この機体は前回の優勝機と同じ、供給者のステファンはルンルン気分でしょうね。


高度計による滞空時間計測 小池 勝 投稿日: 2023年08月28日 09:32:23 No.258 【返信】

8月27日 sen 3138の Per Findahlの投稿の要旨を紹介します。
高度計による滞空時間計測は、今後の一つの方向性だろう。
他のスポーツでも、ランナー全員がGPSを持って走り、順位などをリアルタイムで把握している。フリーフライトも、そのようにすれば、メディアも取材し易いし、タイムキーパーを減らせる。競技主催者はタイムキーパーを集めるのに苦労している。もちろんデメリットもあるが。今後オープンに議論していこう。
松尾 投稿日: 2023年08月29日 07:38:20 No.259
今現在EDICに承認されていてF1Bで使えそうなのはAll-Teeですが承認されていない高度計でも事前に所定の動きを記録させておけば使えるのでわざわざAllーTeeを使うことはない、と思います。アンドロコフのSimplicityの方が記録が消える危険性が少ないしフライト記録の提示も簡単にできます。 AllーTeeは下手にボタンに触るとフライト記録が消える事があるしAppの動きに一抹の不安があります。 無理してEDICに承認んされた高度計を使わなくてもSimplicityを搭載していれば必要となった時でも対応できる、と思っています。これは個人的な感想です。

注)但し、Simplicityはversion upの場合の方がFOでの使い勝手が良いです。
小池 勝 投稿日: 2023年08月29日 08:24:35 No.260
私の予想ですが、GPS、高度計、ブリンカー、タイマー、RCDTが一体になったものが出現すると思います。既に近いものがあるようですが。


世界選手権の動画 西澤 投稿日: 2023年08月27日 17:02:58 No.257 【返信】

世界選手権のYouTube動画がいくつか公開されています。
https://www.youtube.com/watch?v=KEf-X4aSFRw
https://www.youtube.com/watch?v=PEWp8jEfJ4k
https://www.youtube.com/watch?v=QFzrxM49_HQ
https://www.youtube.com/watch?v=oOUjMhTr1Ek

これからも、次々に動画や写真集が公開されると思います。
新しいモノを見つけた方は、この掲示板で紹介してください。


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