掲示板


| トップに戻る | 検索 | アルバム | 管理用 | ▼掲示板作るならRara掲示板 |

清書
wasi 投稿日:2023年01月27日 22:12 No.205
45才の時にネットで知り合った同い年の男性が去年亡くなった。知り合った時には既に難病を患って居たのだけれど、文字でのやりとりなので分からなかった。他愛のない会話をして居ただけだったけれど、長く付き合ってる内に彼の病を知り病状が進行するに従ってカキコミするスピードが落ちて、音声対応ソフトで文字入力して居たのをボイスでの参加に成ったりした。彼には子供は居らず夫婦で楽しく暮らして行く約束だったようだ。ホテルのパティシエが職業で趣味の社交ダンスは講師をする程の人だった。それが病に成ると奥さんは「私を幸せにする約束だったのに、こんな苦労をさせるなんて詐欺よ。」と離婚要求し預金を全て持って若い男と出て行ってしまった。悲惨では有るけれどチャット部屋に来ると毎回ヨメを呪う愚痴に成ってしまうので、他の人達が居心地悪く成って部屋の雰囲気が変わってしまう。厳しいようだけれど「そんな夫婦関係しか築けなかった自分のせいでも有るのだからもう彼女を恨むのはやめた方が良い。爽やかな印象だったあなたの性格だって歪んでしまうよ。」と注意した事が有った。でもその数年後に彼の世話をして居た小学生の娘が2人居る若い女性が彼と再婚してくれた。彼は子供が居なかったしオレに「彼女の娘達の父親に成れるか心配だ。」と言うので「そんなの成れるわけが無い。彼女達の年の離れた親友に成る事を目指せば良いさ。」とアドバイスしたら、それを彼等に宣言したそうでその後は奥さんとキスしてる写真を娘が写したのを見せてくれたり、学校の行事に娘達が彼の車椅子を押して参加したりと幸せを感じる暮らしをして居たのだけど。病状が進むと彼の吐く言葉が僧侶の教えの様な感じに変わって行き、ヤフーがメッセンジャーを終了したのを機に縁が切れてしまった。特に仲が良かった連中から知らせが届き去年65才で永眠したって事だった。オレは自営するに当って最重要課題に暮らしの安定と盤石さを設定して来た。家族に不安を与えぬように毎月の生活費は36年変えずに来た。売り上げが悪ければ補填して渡したから、家族が経済的な不安を気にする事は無かったと思う。夫婦2人だから今まで通りの生活費は十分だと思うけれど、渡す方は「万一の為の蓄え」を削りながらの不変を取繕って居るわけで。ここ生きて弱音を吐きたくなった。「部屋が寒く成り過ぎてしまうと中々暖まらなく成る。」って理由で誰も居ない2階の暖房(夏は冷房)を切る事はしない。夏の冷房は階段が吹き抜けてるから玄関に居る犬は過ごしやすいし「具合悪く成らずに済む。」と言う。洗濯は1日2回は洗濯機を回して居るし、必要と思えば壊れて居なくても交換する。色んな所で育って来た環境の違いを感じてしまう。貧乏なペンキ屋の息子と年商1億を越えた会社を経営して居た社長の娘では価値観は違って当然だとは思う。でも「あなたの亭主は貧乏パーマ屋ですからね!」と言いたい気もして来る。



お名前
メール
画像添付


削除キー ( 記事を削除する際に使用 )
文字色