７０才まであと５年無い所まで来た。オレは父も祖父も５０才まで生きれ無かったし短命を自覚して来た。ミツルの祖父も父親も８０才以上生きてたし、絶対にオレを見送る事に成ると思ってた。まさかオレがミツルの葬儀に出る事に成るなんて思わなかった。父も祖父も見る事が無かった息子の結婚式や孫。オレは見る事が出来た。飛行機に乗る事もアメリカやオーストラリアの地を踏む事だって無かった。新築の家を建てる事だって無かったし。両家の親を見送る事だって実家は冒険を犯さない３男に継がせて正解だったし、オレは婿養子としては正論を全うするタイプだからこそ相続が上手く行った気がする。６５才を越えて娘達に経済的援助を依頼するような状況に陥らなくて良かった。娘や孫に対して援助できる力を残せていて良かった。
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