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これは強迫症状? はな 投稿日: 2021年11月17日 21:05:17 No.1563 【返信】

以前質問してさせていただいたのですが、ページが見つからなかったので新しく質問してさせていただきます。昔から強迫の症状がある自覚があります。死ねと思っていないのに死ねいう言葉が出てきたり、自分の話したことが人を傷つけてしまっていないか頭の中で確認したり、その場にいた友達に確認していました。
ここ数年間一番困っているのは特定の人物が頭から離れなくなることです。本当ずっとずっとずっと考えています。同性愛の強迫観念に悩んでいた時期があり、この女のを好きになってしまったのではないかとその人を繰り返し考えている時と少し似ている気がします。私の場合、この人のことを恋愛的に好きなのではないかという考えが出てくると、その人のことが頭から離れなくなります。男女関係なくです。今まで好きなのでは?と思った人たちを不定期の周期で代わり代わり考えています。今までそう思った人はたくさんいますが、考えが頭で反芻しなかった人もいます。特にある1人の人を考え続けてることが多いです。好きな人ができて、今何しているんだろうと考えるとかではなく、その人の名前とイメージみたいなのがずっと浮かぶ感じです。何しているのだろうなどは考えません。好きな人ができるとずっと考えてしまうとききますが、考えて幸せな感覚になるわけでもなく、その考える対象になった人にはなるべく会いたくないですし、考えたくないなと思ってしまいます。恋愛的に好きなのかはわからないです、でも気にしてしまうので何か自分では感じているからなのかなと思います。一番長く考えている人に対しては、昔好きだったかもしれない時期があったので、こんなに考てるということ今も好きなんだと思い、何回か告白して振られましたが、今も好きか嫌いかは別としてその人を考えることがやめられないです。こんなにその人のこと考えるから、運命かもしれないこの人と結婚してしまうかもしれないなどいろんなことを思っていました。その人たちを不定期の周期で代わり代わりずっと考えているので生活に支障が出ているのはずっとですが、考えるのをやめられないです。考える対象がいるコミュニティから離れるなど繰り返しているので、そういう面でも生活に支障が出ています。また、仮にその人たちのことが好きだとして、好きな人が短期間でたくさんできていますよね、私は1人の人を愛せないのか浮気性かもしれない、仮に恋人ができても別に好きな人が出来てしまう可能性がある、現にこの人のこと好きなのではと思い意識してしまうの何人にも起こるからです。この人のこと好きのでは?となる人は既婚者、恋人持ち、独身、男女関係なく起こるので、不倫をしてしまうのでは、などいろんなこと浮かび自己嫌悪になります。一つのイメージが離れなくなるのは強迫に似ているとは思いますが、私のように特定の人が離れなくなる人は見たことがないので、私はただたくさんの人に恋をしているだけなのでしょうか、意見お聞かせください。
はな 投稿日: 2021年11月17日 21:27:12 No.1565
また、このような状態を和らげる方法はあったりしますか?強迫だとしたら確認強迫などになりますか?
矢野 投稿日: 2021年11月20日 15:37:32 No.1569
以前のやり取りは、下記かなと思います。
https://rara.jp/behavior/page1385#no1472

これは、強迫症です。
強迫症の分類はあくまで目安なので、色々な分類がありますが、
想像型強迫症(純粋強迫観念)の人間関係の強迫、加害恐怖などが近いです。

昔、全く同じ症状の人が掲示板で書いていた気がしましたが、見つけられませんでした。

強迫症であるとする根拠は、好きである人を避けている点と、考えていることが苦痛である点です。
おそらく、「好きになってはいけない」という考えがあり、そこで考えがずっと出てくる様になっているのだと思います(思考抑制です)。

曝露として、好きになった人と一緒にエレベーターにのるとか、一緒に食事をしてみるなどして、『自分は、本当に告白するのか?』などのように試してみたらよいです。
この手の強迫症は、①自分のアイデンティティが変わってしまう、②自分が少しでも、好きだという気持ちがあれば、ゆるせない/不安になるという症状を持っています。
曝露をすることで、①がそんなことはないということ、②は、多少は好きという気持ちがあるかもしれないけれど、それでも大丈夫という状態を作っていくことが必要です。

ちなみに、『人間的に好き』という状態は、恋愛と関係なくあり、特別な感情ではないです。
はな 投稿日: 2021年11月20日 21:24:47 No.1572
お忙しい中返信してありがとうございます。考えが0,か100の極端しかないことはとてと自覚しています。50があってもいいんですよね。
やはりこの考えが出る人は、多かれ少なかれ好意があると認識していいでしょうか。よく話し連絡先を知っている人には会えるのですが、もう連絡先を知らない人や、わざわざ会うほどの仲でもない人もこの考え出てきます。そのような人に対してはどのような暴露が効果的ですか?心のもちかたとして、誰を好きになってもいいという考えに落ち着くと、囚われから抜けやすくなりますか?女性や既婚者、立場的にタブーとされやすい人はやはり好きになりたくないと思ってしまいます。もちろん好きになる気持ちは選べないと思っているので、それはそれで仕方ないと思っています。
最近は同性愛の強迫の暴露として、外で女性の方を見つけると、この人が好きこの人と性的関係を持ちたいと心の中で唱えています。また以前お話しした、過去に好意を抱いていたら男性とのことでショックなことがありその人が頭から離れなくなったと相談しました、それは今でも続いているんですが、矢野さんから暴露としてその人との間で最悪なことになっていることを想像すると教えていただきました。以前はなにが最悪なことがよくわからなくてできなかったんですが、今はその人と付き合って結婚して子供を産むということを想像しています。ですが、もしまだその人のこと好きだったらこうなってもおかしくないよな?など考えます。好きかはわからないです。この場合なにが1番最悪なことに当たるのでしょうか?
最近気づきがありました。強迫は自分がタブーとしていることがターゲットになりやすいですよね。でもどんなことでもみんな同じ確率でリスクというのでしょうか、恐れていることに直面することがあると感じました。例えばですが私は同性愛の強迫を多少は持っていると思います。ですが明日何があるかわからないし、以前矢野さんがおっしゃっていた、一度だけ同性を好きになったことがある人の場を完璧な異性愛者に分類できないと思いました。完璧にこうである、という人はいないんだなと、今更ながら思いました。伝わりにくいかもしれませんが、、、。お時間がある時で大丈夫ですので、お返事待っています。
はな 投稿日: 2021年11月20日 21:34:22 No.1573
再度ごめんなさい!
これらの人たちへの思いが、恋愛感情だとしたら、心が穏やかになるというか、考えたら幸せになれるような時はきますかね?
矢野 投稿日: 2021年11月22日 20:48:33 No.1575
好意が多少はあるというのが事実だろうと思います。ただ、それは普通の人から見たら、「恋をしている」と見なされないくらいの僅かなものだろうと思います。そして、それに「タブー(禁止)」が重なり、膨れ上がってしまうというのが、強迫症の悪循環です。
最悪なことは、既婚者の肩から略奪愛で結婚をして、その人の子供を産むということかなと思います。

ポイントとしては、2つあって①自分が頭の中で何を考えようと、自分のアイデンティティには影響を及ぼさない(いきなり好きにはならないし、同性愛者にもならない)ことを学ぶ、②自分の好きという感情にグレーな要素があり、それを受け止められるようになる。
ということです。

恋愛感情というのがあると思って曝露してみるとよいです。心のなかで好きだと何度も言ってみて、どうなるか試してみるとよいです。たぶん、そんなに好きだと言っても好きにはならないです。
はな 投稿日: 2021年11月23日 01:00:24 No.1577
対象の人を避けるのを控えて、考えないようにしようとすると逆効果なので積極的に考えて、心の中で好きと唱えるのが、今のところできることでしょうか
矢野 投稿日: 2021年12月03日 11:14:37 No.1586
そうです。そのように唱えてみて、大したことが起こらないということが分かっていくとよいです。
はな 投稿日: 2021年12月04日 19:31:22 No.1588
対象の人を避けているという点で、たまたま何年ぶりに会った、またSNSを通して再開した人した時に好きなのでは?とでることがあります。昔は仲良く話していた時期もあるんですが、今からわざわざ何年振りに会うほどの仲ではない人にも、この人のこと恋愛的に好きなのでは?とでます。避けないという点で会った方がいいですか?会うことはできると思いますが、わざわざ会うほどでもないなというところが本音です。どちらかと言うと、そのような人がほとんどです。
また、離れなくなってしまう人の1人に特にずっと今も離れなくなってしまっている人がいるのですが、昔好意があったと思います。その人と恋愛的なことで後悔したことがあり、その出来事の何ヶ月後にその出来事とその人が離れなくなってしまいました。
矢野さんが以前このようになるのは、好きになってはいけないという考えがあると思われますとおっしゃっていましたが、それを言われた後にそのことに気づき本当にその通りで、この人はもうあの出来事があったから好きではいけないんだ好きなってはいけないという思いがあり、何年も反芻するようになりました。このことが今も1番困っています。やはり、好きだと心の中で唱えるというのが、反芻を柔らげる1番の方法ですよね、またこの人も今わざわざ会うほどの仲ではないです。会った方が避けないという点でいいと思いますが、思い出して好きだと唱えるだけでも、効果はありますか?

いつも丁寧に返信ありがとうございます。
矢野 投稿日: 2021年12月13日 12:39:54 No.1591
わざわざ何年ぶりにあうほどことがない人であれば、あわなくてもいいかもしれませんね。。生活の中で困っている症状であれば、あったほうがいいです。強迫症の治療としてした方がよいかは、生活の中で制限が生まれるかどうかで判断したほうが良いです。

思い出して唱えるだけでもいいと思いますよ。そして、何度も言ってみて、そこらへんのCMソングと同じくらいなんでも無いセリフにまで持っていけるようになると、それはそれで効果があります。


強迫性障害と20年以上の付き合い 田中 投稿日: 2021年09月27日 06:55:07 No.1521 【返信】

初めまして、こんにちは。
現在海外在住で20年以上強迫性障害と付き合っているものです。
色々な強迫観念が日々湧いてくる毎日です。
大体の事はあーまたこれかと思いながら苦しいですが乗り越えています。ただたまにこれは強迫観念なのかなー?それとも普通の人も同じように心配になる事なのかな?とどっちか分からなくなる時があります。
今1番頭の中で考えて辛いのは、自分は飲食店に勤務しているのですがあるお客さんから電話でおたくで使ってるレストランのとんかつソースの名前を教えてくれとの電話があり自分が教えれないと言って電話を切ったところそこから何度も何度もしつこく電話がありもう対応するのがめんどくさくなった為なんのソースかを教えました。(ソースは市販されているソースを2種類混ぜて作っているもの)その教えた事をすっかり忘れていたのですがそこから少し経った日にふと思い出しあーもしかして企業秘密だったソースを人に教えたかもしれない。。このソースの味を再現できたらもう店に来なくなって店の売り上げに影響するかもしれない。。その人が他の人にそれを教えてその人も来なくなりどんどん売り上げが落ちていきそれを不思議に思ったオーナーが自分がソースの種類を教えたからといって売り上げがおちた分を払えと訴えるかもしれない。。そんな事をどんどん悪い方に考えてしまっています。なので今の職場で働いているとそればっかり考えてしまい生きた心地がしません。あとで莫大なお金をオーナーから請求されたらどうしようとも考えています。ちなみにオーナーは自分はソースの種類を教えたとう事実をまだ知りません。その事に対しても罪悪感があります。
これは強迫観念がそうさせているのでしょうか?
それとも普通の方もこのように深く悩むのでしょうか?
解決の糸口が見つからず毎日悩んでおります。
アドバイスなどございましたら宜しくお願い致します。
矢野 投稿日: 2021年10月01日 10:54:27 No.1522
強迫観念(病的な不安)なのか普通の心配なのかを明確に区別する方法はないのですが、強迫観念の場合は、以下の特徴を持ちます。
・『万が一』『もしかしたら…』『○○かもしれない』という万が一の可能性にとらわれる(不確定性への非耐性)
・一度、頭に浮かんだら気になり出す。特に「気になったら気になり出す」という現象が起きる。(思考の重要視)
・考えないようにとするけれど出てくる
・特定の身体感覚を伴う(ドキドキする、頭がぎゅうっとなる)

等です。こういう場合は、少なくとも冷静な状態ではないです。

ちなみに、私だったらですが、2-3日は気になるかもしれませんが、「何もなさそうだな…」とおもった時点で、忘れると思います。
田中 投稿日: 2021年10月03日 17:39:59 No.1525
矢野先生
ご返信ありがとうございます。
今ちょうど2週間程その事が頭から離れず悩んでおります。働いている時も万が一裁判になって自分がソースの種類を教えた為売り上げが下がりそれを補填しなくてはいけなくなるかもしれないと考えてしまい今日働いた分の給料も取られるかもしれないのに何の為に働いてるんだと考え憂鬱な気分になってしまい頭がキュッとなるような感じがあります。
具体的にどうやって切り替えれば良いなど方法はありますでしょうか?
一時期は忘れていて考えもしなかった事なのに急に思い出し不安になっております。
矢野 投稿日: 2021年10月07日 15:12:07 No.1527
本来であれば、認知行動療法の曝露として、自分が考えた最悪なストーリーを何度も復唱するというものが良いのですが、それ以外の方法としは、体の感覚を落ち着けるというものも良かったりします。
例えば、心配になると胸が痛くなるとか、体がほてってくるなどがあると思います。心配が苦しくなるのは、このような感覚があるからです。そのため、このような体の感覚を落ち着かせる方法を色々と試してみるとよいかもしれません。
例えば、胸に手を当てて深呼吸をしてみるとか、ぬいぐるみを抱きしめてみる、落ち着く音楽を聞いてみるなどです。
詳しくは、
https://youtu.be/Wx1TGyynfvg
の動画を参考にしてみてください。
田中 投稿日: 2021年10月10日 17:22:23 No.1531
矢野先生

ご返信ありがとうございます。
動画拝見させていただきました。今もふと考えると感情が落ち着かないような感じになりますが動画の色々なアプローチの仕方早速実践していこうと思います。
また質問なのですがレストランのオーナーにソースの種類を教えてしまったのですけど自分を訴えるとかしませんよね?という質問して自分の納得いく回答をもらうというのは強迫行為にあたりますか?
自分的には一度こういう事をしてしまうとまた何か気になる事がある度に又は思い出す度にレストランのオーナーに大丈夫だったかなー?と確認してしまいそうで怖いです。
この感情が罪悪感からくるものなのかそれとも強迫観念なのか区別がつきません。。
矢野 投稿日: 2021年10月16日 10:55:01 No.1535
強迫症の感情として「罪悪感」というのはあります。罪悪感を消すための確認行為なのですね。
訴えるかどうかについては、100%訴えないとは言えませんが、おそらく訴えないだろうと思います。少なくとも、そういう場合は、就業規則にそういう規則が書いてあると思います。
また、「自分が仕事で何かをして、その結果、お店の売り上げが落ちるのではないか?」というのは、強迫観念としては何度かみたことがあります。
田中 投稿日: 2021年10月20日 14:54:48 No.1539
矢野先生

お忙しい中ご返信ありがとうございます。
先生のアドバイスが支えになっております。
最近、強迫観念にハマってしまう時は強迫性障害の例に当てはまらないのではないか?と自分でふと考えるようなとこから始まっているような気がします。特に自分のお金がなにかをきっかけに没収になったりとられたりといった事があるのではないかという事が特に引き金になっています。
今回の件もそうですが考えない様にするといった事が非常に難しく本来自分が楽しいと感じるであろう瞬間にふと強迫観念(今回の場合オーナーに訴えられて自分の貯金が全部奪われるかも)が浮かぶと物凄く憂鬱な気分になり頭の中で何度も考えてしまいます。
これは放っておけば時期に薄れていくようなものなのでしょうか?どのように強迫観念に対してアプローチすれば良いのか葛藤しております。
度重なる質問申し訳ありません。
矢野 投稿日: 2021年11月08日 22:26:40 No.1549
おそらく、放っておけば消えていくだろうとは思います。
不確定性への非耐性という症状があるので、ぐるぐるしてしまうのですよね。。
最初のレスにある動画にある、身体感覚を落ち着ける方法が役に立つと思います。

強迫症であるかどうかを考えると沼にハマってしまいます。
強迫症(病的)であるかどうかを完全に区別することはできないのです。
自分の中で、生活に不自由な不安があるのであれば、それを落ち着けたほうがよいと思っておいたほうがよいです。
田中 投稿日: 2021年11月12日 06:35:18 No.1554
矢野先生

お忙しい中ご返信ありがとうございます。
矢野先生がおっしゃっている“自分の中で、生活に不自由な不安があるのであれば、それを落ち着けたほうがよいと思っておいたほうがよいです。”
というのは訴えられてお金を没収されてしまうかもしれないという不安の事でしょうか?
それともそれ以外の日常のストレスに対しての事でしょうか?
矢野 投稿日: 2021年11月17日 06:34:25 No.1560
「生活に不自由な不安」というのは、訴えられてお金を没収されてしまうかもしれないという不安のこと、それ以外の日常のストレスも含みます。
例えば、「手術をしなければ、半年後に死にます。手術の成功率は80%です」と言われたとします。そうするときは、手術が怖くても受けないといけないですよね。手術が怖くて受けたくないことが病的かどうかは、問うてもしょうがないです。
これと同じように、日常生活の中で、強迫症としての不安なのか、そうではないのかを考えても、結論が出ないことは多いのです。
『訴えられる不安』に具体的な対処ができないのであれば、考えても仕方がないということになります。(ただ、何か対処できるのではないか?という希望が強迫行為を生み出してしまうのですが…)その場合、強迫観念なのかどうかはおいておいて、その不安(リスク)に耐えて生活できるようにした方が良いのです。
田中 投稿日: 2021年11月29日 14:51:39 No.1583
矢野先生

ご返信ありがとうございます。
不安を感じながらも日常生活を送れるよう頑張ってみます。
ありがとうございます。


性的な考えへのとらわれについて ラザロ 投稿日: 2021年02月01日 07:51:47 No.1372 【返信】

はじめまして
現在、性的な考えが繰り返し思い浮かび困っています。
それは道徳的ではない内容なのですが
それにとらわれているということは、実は好んでいるということであり、そしてそれは公になる。
そういう思考に支配されてしまい大変苦しいです。

そういうポルノはおそらく今も作られており、だからそういう危険は増していると恐怖を感じます。
上記の「だから」は一体どういう因果なのか自分でもよくわかりませんが…。
よって安心するため、そういうポルノは流行っていない、と確かめるためポルノサイトを何時間もチェックしてしまいます。
ですがその際、そういうポルノは表示されないように、どこか避けてチェックしています。
アクシデント的にそれを見かけると、とてつもない恐怖を感じて辛いです。

これは強迫症なのでしょうか?
他にも疑わしい症状はあるのですが、この性的なものが最も耐え難いです。
矢野 投稿日: 2021年02月02日 14:10:55 No.1374
書いている内容をみると、強迫症だと思われます。

強迫観念として、「不道徳なこと」「性的なこと」はよく選ばれます。
「そのような考えが浮かぶということは、自分がそれを好んでいるということだ」
「頭に心配なことが浮かぶと、それが本当に起こる気がする」という感覚は、強迫症の方に特有の症状です。

また、「気になるポルノが流行っていない」ことを調べるというのは、確認行為であろうと思われます。特に「安心するために」という目的もはっきりしています。
そして、気になっているポルノが表示されないようにチェックしているというのも、非常に強迫症らしい特徴と言えます。

強迫症は、禁止に関するものが多いです。「○○と考えてはいけない」と言ったタブーが、自分を縛ります。

以下に似たようなタイプの強迫症を解説していますので、ご参考にして下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=XiGy0A-rh9w
ラザロ 投稿日: 2021年02月03日 07:27:02 No.1377
お返事ありがとうございます。
調べてもなかなか自分とぴったり合う内容のものがなく、人格的に不道徳なだけではないかとも思っていたのですが、特有の考え方が出ているとは気づきませんでした。
動画にあった想像型というのはかなりしっくりくる気がします。

確かに引き金は同定しにくく、ふとした時に侵入思考があることも多いです。
その際もポルノサイトをチェックするという物理的な行為だけではなく
「〜〜〜という理由で、そんなものは流行るはずがない」
「〜〜〜なのだから自分とは関係のないことだ」
といったように、理屈をつけて自己再保証していることが頻繁にあります。(むしろこっちの方が多いと思います)

とりあえず動画を参考にもう少し自分の症状についてを理解を深めてみることにします。
とても参考になりました。
ありがとうございました。
ラザロ 投稿日: 2021年02月28日 16:02:23 No.1399
すみません、もう一つ気になることがあるのですが質問よろしいでしょうか。
簡単に言えば、何かするときに考えすぎてしまうというものです。
それは昔からそうで、今までは心配性のようなもので強迫症だとは思っていませんでした。
しかし、よくよく考えると強迫症的だと最近思うようになりました。

例えば、昔なりたかった職業があったのですが
「もし重大な事故を起こしてしまったらどうしよう」とか
「その職業は何らかの環境の変化で無くなってしまうのではないか」とか
そうした考えがあまりにもしつこく付きまとうので、最終的に考えるのがいやになって諦めてしまいました。

「かもしれない」という考えが「間違いなくそうなる」にすり替わり、頭から離れなくなります。
そしてそれの反証を探して、毎日何時間も調べまわっていました。
しかしかえって不安になる情報が見つかって、それの反証を探してというスパイラルに陥ります。
だんだんそれについて考えるのが辛くなってしまい、最後には諦めました。

このパターンは今も同じで、何か新しいことを始める際に、それの意味とか保証を求めてしまいます。
どうやらとらわれ方が普通ではないという自覚は何となくあります。
他の人に話しても、なぜ起ってもいないことをそこまで気にするのか理解できないみたいです。
どうやら普通はそうかもしれないと思ってもそれほど気にしないらしいのですが
しかし自分は「はっきりさせたい」という感覚に逆らうことができません。
そうしないと不安で仕方がないのです。
そしてそれで頭がいっぱいになってなにも手につかなくなります。

これも強迫症なのでしょうか。
だとすればどのように対処するべきでしょうか。
この症状は性的なものと違って多分嫌悪はなく不安のみです。
だから辛さ的にはマシなのですが、やりたいことを諦めてしまうので生きていく上でかなり差し障ります。
矢野 投稿日: 2021年03月02日 12:31:54 No.1400
強迫症の考え方のくせに、「不確定な物に対する耐性がない」というものがあります。そのため、そのような症状が起きます。「不確定」なので、「はっきりさせる」という強迫行為をするのですね。海外だと、「優柔不断」という症状の記載があったりします。

対処法としては、「かもしれない」というものにあえてチャレンジしてみるとよいです。よくあるのは、文房具を買ったほうがいいのかどうか迷う。という場合は、買ってみるという曝露をしたりします。

なりたかった職業に対しては、『私は、その仕事について、重大な事故をおこして、犯罪者になる』、『しょの職業はなくなってしまう』と何度も唱えてみたりするなどの想像曝露をしてみるとよいと思います。
ラザロ 投稿日: 2021年03月02日 23:48:50 No.1401
返信ありがとうございます。
優柔不断がただの性格ではなく、症状として存在している思いませんでした。
そういえば買うべきかどうか迷うというのも、昔ですが覚えがあります。
必要だという確信が持てず、レジの近くでずっとウロウロしていました。
あきらかに金額に見合わないレベルの決心を必要として、自分でも何故なのか疑問でした。
今はちょっと内容が変化して、重量のある品物に対して、運搬で重大な事故が起こるのではと感じ、時間がかかることが多いです。

やはり最悪だと思う状況に対して曝露することが大切なのですね。
いつも打ち消したり逃げていましたが、頑張ってやってみます。
具体的な方法までアドバイスしていただきありがとうございました。
ラザロ 投稿日: 2021年11月19日 00:48:49 No.1566
お久しぶりです。
ちょっとどうしようもない感じになっているので質問よろしいでしょうか?
あれから想像を中心に暴露していたのですが思い切ってそういったポルノを見ることにしました。
想像の暴露よりも効果は劇的でかなり楽になりました。
しかし調子に乗って相当悪趣味なのも見てしまい参ってしまって吐きそうです。
とはいえ存在を知った以上慣れてしまわないとそれに悩まされる気がします。
しかし一体どこまで頑張ればいいのでしょうか?
正直それにはあまり慣れたくないです。
多分自分の倫理観に相当強く拘束されているのだと思います。
暴露に対してある程度ポジティブになっていたのに全部吹っ飛びそうです。
適当なところでやめておけば良かったと後悔しています。
ラザロ 投稿日: 2021年11月19日 14:59:21 No.1567
少し冷静になって考えてみたのですが
今度は全てを受け入れないといけないという強迫観念に駆られていたようです。
適当なところで納得するべきだと思うのですがその一線がよくわかりません。
それをはっきりさせたがっていること自体強迫症的に思えます。
ここはあえて受け入れず放置した方がいいような気もしてきました。
ラザロ 投稿日: 2021年11月19日 15:12:51 No.1568
以前どこかでトイレの床を触るのは物を落とした時のためとおっしゃっていた記憶があります。
それが緊急時に必要なためそうした暴露が必要になるという内容だったと思います。
今の場合あまりに悪趣味なものまで受け入れるのはトイレの床を舐める次元なのではないかとも感じます。
それは緊急時に必要になるのか疑問です。
物理的危険がないので暴露するべきラインがもうわかりません。
矢野 投稿日: 2021年11月20日 15:43:03 No.1570
よく、症状のことを理解していて、治療も順調に進んでいると思います。

ご自身で書いていらっしゃるように、適当な所でやめる方がよいです。
全てに曝露しなければならないわけではないです。
緊急時に必要かどうかという点は大事ですね。

ラザロさんの症状に置き換えてみると、
生活の中で、『そのようなポルノ動画を偶然でもみる可能性があるか?』と考えてみるとよいです。例えば、インターネットをしていて、そういうポルノの広告が出てくるのであれば、インターネットはできなくなり、生活に支障が出てきてしまいますね。でも、そういう広告はみないし、インターネットも普通にできるという状態であれば、そういうポルノまで見る必要がないと言えます。
症状が残っていると、「生活に制限ができる」のですね。なので、この症状を残しておいて、制限ができそうかどうか?と考えるとよいです。制限ができるのであれば、曝露をして制限をなくしたほうがいいですし、制限がないのであれば、それはそのままでもよいかもしれませんね。
ラザロ 投稿日: 2021年11月28日 11:37:37 No.1582
返信ありがとうございます。
ここしばらく何もかもから逃げていましたが落ち着いて来ました。
幸い悪趣味なそれは思ったより引きずっていません。
最初の印象ほど生活に影響はないので一度放置しようと思います。
しかしそのポルノに偶然登場していたあるものが微妙に苦手になってしまいました。
それは比較的何かで見かける可能性があるので曝露しておこうと思います。
「生活に制限」をベースにすると現実的な対処が見えて来ました。

今まではそこが欠けていたようです。
どこまで曝露していいかわからなくなったのもそれが原因だと思います。
考えられる全てに対して曝露して何が来ても何も感じない無敵状態を目指していました。
いつの間にか完璧主義に陥って目標が現実的ではない状態になっていたようです。
無敵になるのではなく生活に制限ができないように現実的な落とし所を考えて対処したいと思います。
ありがとうございます。


精神不安定になる Y 投稿日: 2021年11月14日 12:14:33 No.1555 【返信】

はじめまして、わたしは43才女です。
不安障害と診断されています。

昔の嫌なことを思いだして怖くなってパニックになったり混乱したりして精神不安定になります。

小さい頃、家で安心することができなくていつも緊張していて、夜眠ることができませんでした。

父親から殴られたり否定されたり話しも聞いてもらえず、わたしのせいではないのにわたしが悪いと決め付けられて怒られたりしていました。

母親はみてるだけで、あなたが悪いんでしょ?という態度で助けてくれませんでした。

弟と妹がいますが、二人は怒られたりすることはなく姉のわたしだけがいつも殴られて怒られていました。

弟と妹は好きなことしても許されていてわたしだけ許してもらえませんでした。

面倒をみなさいと言われていたので面倒をみていたのですが、今は面倒をみたことを後悔していて思い出すだけで悔しくて仕方なく、怒りや悲しみでいっぱいになってしまい精神不安定になります。


また、外で人と話したあとに相手の人が嫌そうな顔したり返事が返ってこなかったりすると不安で仕方なくなってパニックになりそのまま一週間ほど精神不安定になります。

自分に何が起きているのかよくわかりません。どのように治療していけばよいのでしょうか。
矢野 投稿日: 2021年11月17日 06:39:54 No.1561
とても苦しい家庭状況だったと思います。
端的に言うと、父親からの精神的虐待・身体的虐待、母親からの精神的虐待・ネグレクトを受けていた状態だと思います。
そして、そのような緊張状態にあったことが、現在の不安障害の背景にあるのだと思います。

トラウマとはなにか、治療法の全般的な内容については、下記の文章を参考にしてください。https://docs.google.com/document/d/1ejJKJMET2glDxqSXtspqkRshv0LW47AFQIkT3_A__-4/edit?usp=sharing

まずは、自分の身に何が起こっているのかを整理することが治療の最初の一歩です。
Y 投稿日: 2021年11月27日 15:48:10 No.1581
矢野先生、ご返信ありがとうございます。

トラウマ治療の流れ、わかりやすかったです。

身体的虐待と精神的虐待は理解していましたが、ネグレクトはわかっていませんでした、ずっと放置されていたのを思い出して納得しました。

小さい頃から辛かったのですが、なかなか気持ちを言語化することができなくて、うまく説明できるか不安がありますがカウンセリングに申し込みしました。

予約でいっぱいのようなので、今のうちから言語化できるように準備をしておこうと思います。

よろしくお願いします。


家族のサポート方法について 紫陽花 投稿日: 2021年10月01日 21:57:34 No.1523 【返信】

矢野先生、初めまして。
外国人の夫が最近PTSDと診断され、そのサポートについて悩んでいます。

主人は15年ほど前からデジャブに悩まされており、定期的にドクターの診療を受けていましたが、全てを語る勇気が出せず、最近ようやく良いお医者さんに診てもらい、少しずつ語る事ができ、PTSDと診断されました。ただ今までほとんど話せなかった事をドクターや私などに話した為、症状が強く出ており、苦しんでいます。また、治療が始まるのがコロナで3〜4ヶ月かかると言われ、それまでの間、どのようにサポートすべきかアドバイス頂きたいです。

特徴的な症状は下記の通りで、私がしていることが正しいのか教えていただきたいです。
(これらは昔から継続しているものもあれば、最近のものもあります)
①物が捨てられない
特に洋服、書類、本で、洋服の場合は穴が空いていても捨てられません。ただ、誰かがもらってくれる場合はいいそうです。何度かチャリティーショップに持って言って欲しいと言われ、持っていこうとしましたが、些細なことがきっかけで結局持って行けませんでした。本人が持っていくのは辛いそうです。本は、本の間に銀行からの手紙など大切な資料が挟まっているのではないかという不安があり、捨てられません。書類に関しては、シュレッダーして捨てる予定ですが、精神状態のいい時出ないと難しそうです。また、これらの物を動かす事も不安に感じるようです。
また、それ以外の物で細かくできるもの(例えば紙でできたお菓子の箱等)は極力細かくして捨てます。外でコーヒーなど飲んだ時のカップは家まで持ち帰るか、私が捨てます。

②過去に使用したウェブサイトから情報が漏れるのではないかという不安
以前ハッキングされたことがあり、その事が最近特に不安に感じ、メールを頻繁にチェックしたり、昔使用していたウェブサイトを思い出すと、アカウントを削除するまで不安です。
これに関しては、一緒にアカウントにログインし、可能な限りの情報を削除し、アカウントを削除します。一連の作業を一緒に確認しながら行い、全てページをスクリーンショットで撮って残しています。一緒に確認していても、本当にデータが残っていないか何度か聞かれます。

③よく悪夢とデジャブが起こる、またそれにより眠れない
デジャブを見ることで現実との境目がよくわからなくなったり、悪夢が実際に怒るんじゃないかという不安に見舞われる。また、それにより眠りが浅く、何度も夜中に起きてしまう。
これに関しては、最近2泊3日の旅行に行った際にデジャブが頻繁に起こり、また②の不安もあったため、2日目の朝に旅行を中断して家に帰ることになりました。私は彼と3年半ほど一緒にいて今回が初めてですが、過去に何度か同じことがあったようです。
また、デジャブは不安が募って何度も考えることでデジャブのように感じるのではないかと聞いてみましたが、そうではないそうです。

また最近不安定になっていた時に、私は彼に頼まれて彼のスニーカーを捨てたのですが、それが偶然片足だけ回収されずに道端に忘れられていました。その時私は外出していて、その事について彼からメッセージが来ていたのですが、そこまで大事に捉えられず、夕方帰宅しました。家に帰ってから、少し話をしていた所、彼の腕に2回リストカットの跡がある事に気づき、大変驚きました。彼は不安や悲しみで、その事実をどう処理していいかわからなくなってしまってやったと言っていたのですが、私には衝撃的すぎて、気づけなくてごめんねと泣いてしまいました。今年の春から彼の実家で同居しているのですが、リストカットは過去にしたことがあるが、今年は初めてと言っていました。
今は精神科医に薬を処方してもらい、少し落ち着いてきましたが、一人にしてしまうと小さなサインも見逃してしまうのではないかと不安です。

先生のおっしゃる曝露を提案してみましたが、自分一人でして、悪い方向に症状が出てしまうのが怖いから治療が始まって、お医者様に診てもらいやすい環境になってからがいいと言われました。

少しでも彼の気持ちを楽にしてあげるにはどのようなサポートが良いでしょうか?
アドバイス頂けましたら、大変助かります。宜しくお願い致します。
矢野 投稿日: 2021年10月02日 08:51:32 No.1524
困りごとの、①、②は、強迫症が疑われますが、③は、明らかに強迫症の症状ではありません。③はPTSDでも起こりますが、デジャブが頻繁に起こるのは、PTSDとしても非常に重度な状態の方です。
また、この文面をみるとPTSDの診断の根拠になったトラウマも症状も書いていないため、なんとも言えないところがあります。

一般に、PTSDと強迫症の診断がある場合、どちらの治療から始めてもいいのですが、多くの場合はPTSDからの治療になります。その方が、治療の導入は楽だと思います。

家族のサポートとしては、確認には最小限付き合うこと、確認するほど不安が大きくなっていくことを伝えること、確認行為以外の場面で安心感を作っていくこと(PTSDであれば、ずっと不安で警戒状態にあります)が必要になると思います。
紫陽花 投稿日: 2021年10月06日 18:12:24 No.1526
矢野先生、返信ありがとうございます。

主人はPTSDと診断された時に、お医者様から特別デジャブに関して特別に触れられなかったそうで、不安がっていましたが、PTSDにデジャブの症状があると知れて良かったです。ただ重度の場合なのですね…。
デジャブの為、以前てんかんの検査もしましたが、そうではないとの診断でした。
デジャブが最近またひどくなってきた様ですが、PTSDでデジャブが起きている場合、PTSDの症状が軽くなるにつれデジャブも減るということでしょうか?また、そこまでひどくなっていても、完全に完治することは可能なのでしょうか?

PTSDの根拠ですが、学生時代のいじめと家庭環境の様です。
10代前半暗いから大学生くらいまで、学校やアルバイト先でひどいいじめにあったそうです。あまりその事に関しては話してくれませんが、一つ聞いたのはアルバイト先の社員に突然顔を殴りたいなどと言われたそうです。(実際の暴力は無い様ですが…)
家庭環境に関しては、主人は三兄弟の真ん中なのですが、母親と母親の両親から彼だけ愛されていないのではないかと思う接し方をされていた様です。例えば、彼だけ誕生日にプレゼントをもらえなかったり、義母が一人で家にいたく無いからずっと家にいなくてはいけず遊びに行けない、兄と同じ習い事をしていて、兄だけ習い事を最後まで見守ってもらえるのに彼の時は見てもらえない、近所の人にどこの家の子かと聞かれ、母親の名前をいうと兄と妹しかいないと思ったと言われ、母親は兄弟の話はしても自分の話は周りの人にしないんだと思った経験や、義父と彼が話していると義母が不機嫌になる。などです。現在、彼の実家で両親と一緒に住んでいるのですが、私でも日々、小さな兄弟間の差を感じる事が多々あります。兄弟はもらったのに、私たちは結婚のお祝いをもらえなかったなど…。
また、義父が以前事故で頭を強く打って数日間記憶喪失になったことがあるそうで、義母はそれにより精神的な病気を患ったそうです。現在は良くなった様ですが、それが原因でか、義母は一人で外出ができません。また家族が一緒でも、家から10キロ以内くらいの場所にしか行けません。不安になってしまう様です。

彼の改善の為にも、早く実家を出て家族と少し離れた方がいいと思うのですが、金銭的な不安もあり、またPTSDの治療も引っ越して別の街に移ってしまうと予約がまた一からになってしまうそうなので、すぐにはできません。

最近、確認を一緒にする事により不安が悪化するということを伝え、ストレスが少ないものから一人で確認しようと話しました。ただすぐにはできないので、よく何も無いよね?と聞かれるのですが、その場合はどのように返答するのが良いでしょうか?例えば、家にある紙袋を使用するときに、何も無いよね?と聞かれた場合、一緒に中を見てなにか見えるか?何も見えないなら大丈夫。と答えるなどでしょうか?
できるだけ私が確認したから大丈夫。ではなく、彼が確認したから大丈夫という状況にしたほうがいいのかと思うのですが、どうでしょうか?

また、確認行為以外の場面での安心感とは例えばどの様な状況でしょうか?
彼はずっと在宅勤務なので、平日でも外でウォーキングする時間を作ったり、週末は必ず公園などに行ったりするようにしています。また、極力健康的な食事、部屋の掃除、基本的な事ですが朝起きたらカーテンを開けるなど気をつけています。他にできる事があれば、アドバイスいただけますと大変嬉しいです。

長くなってしまい、またわかりにくい文章でしたら申し訳ありません。
宜しくお願い致します。
矢野 投稿日: 2021年10月07日 15:39:45 No.1528
PTSDというのは、疾患のイメージとしては、ある程度、成長した後で受けるトラウマです。
デジャブというのは、顕在化していない記憶があるということなので、デジャブがあるというのはそれだけ、顕在化していない記憶があると起きてきます。
一方、小さい頃からのトラウマ(親との関係)でのトラウマがあると、デジャブというのは比較的起きやすくなってきます。

デジャブが頻発すること、現実との境目が分からないという症状については、家族での関わりの問題もあるんじゃないかな…?と思わせる症状なので、お母さんとの関係でずっと悩んでいるという話をきくと、納得できます。

トラウマというのは、累積していくので、お母さんとの問題に、アルバイト先でのいじめの問題が重なっているのでしょうね。

PTSDは、通常は、生死に関わるトラウマになるので、実際の暴力が診断には必要です。言語的ないじめは生死に関わらないという認識なのです。一方、過去にトラウマがあるなどの脆弱な状態だと、生死に関わらないトラウマであっても、PTSDの症状は結構出てきます。

おそらく、ご主人は、小さい頃から不安感・緊張感が強く、なんでもしっかりしておかないと…という感覚があったのではないでしょうか? そのような状況は、強迫症を発症しやすい状況と言えます。


確認に関しては、巻き込まれている場面をどうするか?というより、日常生活の中で認知行動療法をしていく方が重要です。その方法とは、自分が苦手にしていることにあえて挑戦し、「○○やっても大丈夫」という記憶を作っていくのです。例えば、今までの例だと、SNSで自分の家の近くの写真をあげたり、個人情報が書いたメモを公園などのゴミ箱にしてて歩くということをします。

この認知行動療法をやっていくことが重要です。そうすると、「多少、個人情報が漏れていても、まあ大丈夫」という記憶が生まれ、その記憶が、日常生活の不安を落ち着けてくれます。

巻き込みにあった場合は、まず、悪循環になっていることを伝え、認知行動療法をしてみないかと誘ったほうがよいと思います。
また、旦那さんが確認するという方式にできるだけしていく方がよいです。
「何もないからだから、大丈夫」という説得は、効力がほぼないです。なので、「○○があっても、大丈夫」という方が、まだよいです。

以下に強迫症の基本的な部分を解説しているので、こちらも参考にしてください。
https://youtu.be/w3ALHMv_VKM
https://youtu.be/2hlfKsJU2Rw

日常の安心感についてですが、ずっと緊張感を持って生活をしているのではないでしょうか。
そこで、体の感覚が落ち着くという体験ををやっていくと良いです。
例えば、胸に手をあててホッとするとかですね。
https://youtu.be/Wx1TGyynfvg
で詳しく解説しています。

この日常生活の安心感は、PTSDの治療をしていくことも重要だろうと思います。EMDRやソマティック・エクスペリエンシングなども役に立つと思います。
紫陽花 投稿日: 2021年11月01日 20:19:25 No.1542
矢野先生、ご返信、温かいお言葉ありがとうございます。

先生のビデオを見せていただいて、主人がよく気にしていること、言っている事がたくさん出てきて驚きました。また私の頭の中で少し強迫症がどういうものか整理が出来たと思います。

先生のおっしゃる通り、子供の頃から不安、緊張、責任感が強かったと思います。
PTSDと診断された時、先生に、「両親の生活や健康の責任は彼にはなく、本人たちにある。」と言ってもらえたことがとても気持ちが軽くなった言っていました。
実際、義母一人では一歩も外出せず、何か気に食わない事があると、全く関係ない義父にあたり、孫の前でも義父をけなすので、主人はそれを見て義父の負担をかけないように、また義父が仕事で家にいない時は自分が面倒を見ないといけないという感覚が子供の頃からあった様です。
また、自分は家族のために色々としていても、感謝されず、それが当たり前になっている。とよく言っていました。
実際一緒に暮らしてから、どんなにお兄さんが理不尽でも、お兄さんの意見が通り、主人の意見は蔑ろにされる所をよく見かけました。お兄さんは短期で怒ると手がつけられないので、主人が我慢しなくてはいけない状況が、両親として楽に感じているのだと思います。

先生のおっしゃる顕在していない記憶というのは、自分で作り上げているという事でしょうか?
原因となるような親との関係でのトラウマは、最近少しずつ話してくれていますが、その話を聞いてあげるということは、少しでもリラックスする事につながるのでしょうか?
また、現在でも子供の頃の様な経験(お兄さんが尊重される様な状況)をすると、さらにデジャブが起こりやすくなるということはあるのでしょうか?

最近、精神状態に数週間周期のアップダウンがあり、大体、調子が良さそうだなと思うと、次は不安の周期が強くなるのではということに気づきました。そしてPTSDがひどくなればなるほど、OCDや鬱っぽい症状が出ているともいます。
最近言っていたのは、気持ちが比較的安定している時は、その事を説明するのが難しいけど、PTSDが酷い時は子供の時にいじめていた人が自分の横で叫んでいるように感じると言っていました。

先生に提案していただいた、○○やっても大丈夫という事に関してですが、例えば、彼が捨てれないものの中に洋服があるのですが、洋服をそのまま捨てて、大丈夫とするのは効果的でしょうか?例えばポッケがついているものは、何か大切なものが入っているのではないかと思うらしく、一度確認すれば大丈夫として捨てる。というのが、今の主人からすると一番ハードルが低いかなと思います。
SNSは、数年前にこれ以上昔の知り合いからメッセージを受け取られたくない&詮索されたくない、また自分が移っている写真が嫌いという理由で全て削除してしまいました。

一ついいニュースが、12月中旬以降だったのが今週の水曜日からに早まったので、先生のビデオにあるリラックスする方法を少しずつでも取り入れていけたらと思っています。
紫陽花 投稿日: 2021年11月02日 04:37:51 No.1543
追記失礼致します。
デジャブに関してですが、コロナ前に一度日本に来たのですが、その時は環境が違うからか、あまりデジャブはなかったと言っていました。
国内だと行った事がない場所でもデジャブが頻繁に起きる事があるのですが、それはトラウマがある場所と街並みや環境が似ているからという事でしょうか?
矢野 投稿日: 2021年11月08日 22:26:01 No.1547
治療が進んでいるようで良かったです。
顕在していない記憶というのは、本人が覚えているけれど、忘れているようになっている記憶のことです。
子供の頃のような経験をするとデジャブが起こりやすくなるということはあるかもしれません。

デジャブが、そこまで頻繁に起こるのであれば、その辺りの町並みが何かを想起させているのかもしれませんね。

まずは、PTSDの治療からはじめると、PTSDの症状としての罪悪感からくる責任感の強さが緩和すると思います。
日常生活の中で不安・緊張感が強ければ、強迫行為も強くなります。
この辺りも、PTSDの影響になってきます。

PTSD+強迫症の場合、PTSDを治療することで、強迫症が軽くなることが多いです。
紫陽花 投稿日: 2021年11月21日 16:25:50 No.1574
矢野先生、いつもお世話になっております。
返信ありがとうございました。

主人はずっと自分の子供の頃の不平等だった経験や、母親の為に家にいなくてはいけなかった事を、家族に言いたくないと言っていたのですが、彼の両親と私たちで大きな言い合いになり、家にいなくてはいけなかった経験のみ、両親の前で暴露しました。
父親はその状況を知らなかったので、初めはあまり信じていませんでしたが、最終的には状況を理解してくれたのかと思います。ただ、母親はその事を覚えていないと言い、途中で席を外してしまいました。
話し合いの後、主人は母親が言っている事は受け入れられないけど、こんな形で家にいた事を暴露したくなかったと言い、母親の事を心配して家族に何度か確認していました。
また、それまでは少し家族から離れた場所に引っ越そうと話していたのですが、自分は友達も少ないし、家族と今の形で離れたら自分だけ家族との関係が無くなってしまうだろうから、とてつもなく寂しい、孤独に感じると言っていました。

主人は子供の頃の経験全てを両親に伝えてませんが、家にいなくてはいけなかった環境だけでも母親が認めてくれたら、PTSDの回復の一歩になるのかと思ったのですが、どうでしょうか?
また治療の面から見ると、両親が事実を知った事、また母親が事実を受け入れなかった事、また受け入れた場合はどのように影響するのでしょうか?

治療には家族のサポートが大切と読みました。主人の場合、家族のサポート=両親の真実の理解なのかとずっと考えており、質問させていただきました。
何卒、よろしくお願いいたします。
矢野 投稿日: 2021年11月22日 20:53:06 No.1576
両親に自分の思いをぶつけるというのは、非常に治療的な側面を持ちます。一つは、自分が何に苦しんだかが明確になるということです。

もう一つは、両親がそれを把握し、その事実に対してどう反応するのか?が分かることです。
母親が認めてくれると回復の一歩になるでしょう。もう少し言うと、謝罪があると回復に向かうでしょう。
母親が認めてくれなかった場合もあると思います。その際は、母親の喪失、決別という流れになっていきます。
どちらも、治療の中では起こります。確率としては、喪失・決別という流れの方が多いですが…。

ご主人の視点で考えると、たとえ両親には理解してもらえなくても、パートナーには分かってもらえたという状況であれば、精神的には落ち着いていくと思います。


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