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地上の星 鋭利庵 投稿日: 2024年04月15日 23:33:12 No.852 【返信】

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は以前のファッブル宇宙望遠鏡とは違い
赤外線に特化しているとどこかで見た気がします。
400nm〜600nmあたりの波長が可視光であり、それよりも短いのは紫外線で
長いほうが赤外線というのはご存知のとおりです。
赤外線特化ということは可視光ではないため、肉眼で捉えることはできず
記録できても「見る」ことはできないRAWデータみたいなものです。

従来のフィルムによるモノクロ赤外線写真はフィルターを経由し透過した
赤外線を乳剤の銀粒子に定着させることで、極端に言えばデジタルと同じ
0と1、銀粒子の有無に置き換えることで可視化していることになります。

これをカラー化しようとしても可視光域の外側にあるため「色」としては
認識できないので、それこそ0と1、データの有無にしかなりません。
そこで波長をシフトして「色」として表現することになります。

いわばかつてのCD-4規格の4chレコードを逆に操作するようなものですね。
2chステレオは左右の音を可聴帯域内で別に記録し再生します。CD-4では
これに後方の2chを加えますが、この成分は変調して可聴帯域よりも高い
超音波領域にシフトして記録し、再生時にはデコードして可聴帯域に戻し
聞こえるようにすることで2chとの互換性を維持する方式でした。
詳細は覚えていませんが、ほかにSQやRMという方式もありました。

見えないものを見えるようにするという意味では私が実験している三台の
同時レリーズによる紫外線、可視光、赤外線を重ねたり立体視を応用して
ひとつの映像として捉えようとするのも赤外線や電波を可視化する天文的
画像処理に通じるものがあるかもしれません。
天体画像はもともと肉眼では捉えられない波長を引き出し可視化しますが
私は肉眼で見えているものが隠すようにこっそり反射している波長領域を
つまみ上げて乗せるというのが違いかもしれません。

晴天で紫外線量も充分、お肌にはよろしくないですが実験には好適です。
仕事の隙間で何カットか撮ってみたりしましたが画面内の基準点を見つけ
一致させるのが難しいです。波長が違いモニタやEVFでの見え方が大きく
異なるので、よほど目立つものでないと見失ったり見間違えます。
いままで三分割の方眼表示でしたが、グリッドに対角線まで加えたほうが
間違いを減らせそうです。

   後付のエフェクトよりも素の表現力に期待したい  鋭利庵でした




炙り出し 天羅 投稿日: 2024年04月15日 18:57:23 No.851 【返信】

JWSTは可視光ではなく赤外線を捕らえる宇宙望遠鏡で,可視光では捉えられないものをあぶりだすことに成功しているようです。
おそらくこれらの画像も「撮って出し」ではないと思われるので,画像処理班のセンスで決まるような気がします。
https://www.businessinsider.jp/post-263782

色調に関しては,GRIIIはペンタックスのデジタル一眼レフと同等の調整方法を採っているようなので,かなり細かく調整できると思います。
一度相性のいい色調を作ったことがありますが,レシピを忘れてしまうと再現が出来ないです。
初代GRはそこまで細かな設定が出来ないです。
ネットで調べていたら,「エフェクトのポジフィルム調が気に入った。」というプロカメラマンも居ましたが,僕との相性はイマイチです。
*ist-DS2の頃は色の出し方が好きだったのですが,最新になるにつれて好みに合わなくなってきました。

「描く」ことは,「手を動かす」ことだと,僕は思います。
筆にせよ電子ペンにせよ,手を動かしていれば「描く」と言えると思います。
天体画像はデータを「炙り出す」と言った感覚でしょうか。
そこにない色を「塗る」わけではなく,そこにあるけれども埋もれてしまっている色を強調して「炙り出す」作業です。
そう考えると,「塗り絵」ではなく「炙り出し」でしょうか。




設定 鋭利庵 投稿日: 2024年04月15日 08:08:44 No.850 【返信】

デジタルカメラはPCとの親和性も高いですし自分の好みや傾向を把握し
カメラ側の設定に反映させるような機能がほしいですね。
K-5などは色傾向などある程度調整ができますが小さな背面モニタに加え
ボタンやダイヤルでというのはいかにも能率的ではありません。

RAWデータから現像ソフトでバッチ的に行うこともできるとは思いますが
直接ではなくとも設定データをメモリーカードに記録して読み込ませる
外付けの詳細なユーザーモードはできるのではないでしょうか。
かつてMINOLTAのαシリーズには機能追加できる専用のメモリーカードが
ありましたが、それをユーザーが設定して組み込んでも面白そうです。
言い換えればユーザーが自分好みのフィルムを作るようなものです。


天体画像は宇宙望遠鏡のデータなどでも不可視波長の可視化など普通に
行われていますからね。そもそも可視光域外を相手にする変換作業では
波長をシフトするくらいしか許されないことになってしまいます。

そのあたりはAI画像の議論に似ているかもしれません。
単なる操作であり画像を描いているわけではないので絵ではないという
主張もありますが、どう描かせるかを指示しているのはユーザーなので
絵であるとか、学習データを反映させているにすぎないという見方とか
それでも思いつかないような出力から想起されるイメージもあるとか。
シンプルに新しい画材として並列していけばよさそうに思うのですが。
そもそも物理的質感のない画像データという時点で「描いてない」とも
言えるのではとも思ったりします。

 データ的なリアルと感覚的なリアルをどう近づけるか  鋭利庵でした




塗り絵 天羅 投稿日: 2024年04月13日 06:39:36 No.849 【返信】

ちょっと緩めにしたので分かりにくいかもしれませんが,霞を除去出来るフリーウェアも見つけました。
おそらくコントラスト調整などをしているだけでしょうが,自力での調整がよく分からない場合は便利です。
おそらくGIMPを使いこなせれば一本である程度解決できるのかもしれませんが,微調整が可能でワンクリック調整が出来るならば使ってしまいます。
ただ,その分多少荒れが目立つので,やはり撮影時にある程度対策することが一番良さそうです。

天体画像は初めからスタックなどデジタルならではの処理でいじり倒します。
それを写真を趣味にしている人に話したら,「それは写真ではない!」と嫌悪されたことがあります。
その時は自分の趣味を否定されたようで腹が立ちましたが,こうやって複数のソフトを通していじりまくっていると,塗り絵をしているようです。
そもそも肉眼で見えてない物を捉えているので,どんな色が「正解」か分からないため,調整のさじ加減で大きく変わってしまいます。
それは撮影以上に疲れますが,普通の撮影ではない面白い一面でもあります。




細工 鋭利庵 投稿日: 2024年04月13日 06:21:34 No.847 【返信】

いいものを見つけましたね。いまどきは「こんなのないかな」と思って
探すとだいたいどこかに転がっていたりします。
似たようなことで困った先駆者たちの努力や協力を簡単に有り難く手に
入れて使うことができます。

私も多少の工夫は必要でしたが紫外線バンドパスフィルターや紫外線の
光源や三台同時レリーズを工作するのに必要だったLEDや小型の基板など
以前なら入手困難だったものや自分で作らなければならなかったものが
マウスクリックするだけで買えるようになるとは思いませんでした。
既にあるものを組み合わせたり加工するだけでかなりのことができます。

RAW現像ソフトはRGB値を適切に揃えて可視化するのが用途のはずなので
「とりあえずの適正」から光源や状況に応じたプリセットにそれぞれの
値をシフトしていると考えるできます。
パープルフリンジは一定の波長(色)の影響ですから、トーンカーブの
調整を全域ではなく、RGBそれぞれに分割したモードで変化させることで
対処できるかもしれないですね。

プリセットのようなポジションは最適と思われる閾値に固定してあるで
しょうし、他の要素も同時に処理しているでしょうからまったく同じと
いうのは困難だと思いますが自分の条件での最適なレタッチを導き出し
マクロ的に保存してくことはできるのかもしれません。

 古いレンズはクモリなど影響してさらにめんどうかも  鋭利庵でした




パープルフリンジ除去 天羅 投稿日: 2024年04月12日 21:49:48 No.846 【返信】

トリミングしたものの,おそらく縮小されてしまうので比較が分かりづらいかもしれませんが,パープルフリンジを除去するソフトを見つけました。
それが,ニコン純正のRAW現像ソフトです。
さすが,フィルム時代からの老舗メーカー。
古いレンズを使うことを想定した機能なのでしょう。
かなり綺麗に撮れますが,星だと場合によっては紫色の部分が黒い輪郭となってしまい,それはそれで多少不自然です。
アンタレス周辺は高度が低いために霞が多いことも影響していると思われます。
UVカットフィルターなどである程度抑えた上でこの処理を使えば,G-Sonnar90mmでも天体撮影が可能かもしれません。




フィルターで対応 天羅 投稿日: 2024年04月11日 07:05:37 No.842 【返信】

XF90mmはF2でした。
それならば手に入れる価値は十分あります。
2分の露光が1分で終わる,ISO3200に上げるものを1600で抑えられる。
その意味は大きいです。
中古で8万くらいのようです。
衝動的にポチっとしようかと思いました。
しかし,鋭利庵さんの「撮像素子の限界」という言葉が引っかかり,衝動を抑えました。
少し広くなりますが,XF60mmを持っているので,金曜の夜は純正レンズで試してみて,綺麗に撮れるようでしたら90/2を買ってしまうかもしれません。
焦点距離がかぶるレンズを買う事には多少抵抗ありますが,
X-T1で天体写真が撮れそうならば,買ってもいいかなぁ…と思い始めてます。
天体望遠鏡レンズFL67を使う際はモニターの性能が高いα7を使わないとピントが合わせられませんが,
換算135mmくらいまでならばX-T1の方が使い勝手がいいです。
XF90mmが540gくらいのようですが,ひょっとしたら真四角ポータブル赤道儀で撮れるかもしれません。
(以前試しにVario-Snnar90mmで試したら,星が流れずに撮れました。)
おそらく金曜日は,ポータブル赤道儀を二台並べ,
大きい方には天体改造α7にタムロン70-200/2.8,
小さい方にはX-T1にXF60mmを付けて撮影することとなりそうです。
一台を連続撮影させている間にもう一台の構図調整をやればいいので,
同じ日の同じ星を撮っての比較をやらなければ,単純に二倍撮れることになります。

今年は桜熱が思うように上がらず,あまり桜写真を撮っていないですが,星熱が上がり始めてきました。
あまり上がりすぎると,XF90mmやX-E4などが欲しくなってしまいそうで怖いですが。

パープルフリンジが青いガスを拡張してくれているとしたら,これはこれで悩ましいところです。
僕の腕や機材では,星雲写真を撮るのに青を出すのが難しいからです。
UVフィルターで除去できる範囲なんて限られているので,
「少しパープルフリンジが抑えらえて青のガスも綺麗に見える」が理想です。
光害カットフィルターも青っぽいので,あれもパープルフリンジを抑えられるのでしょうか?
Vario-Sonnar90mmに合うフィルターは無いと思うので,ひとまずテープで貼り付けるしかないかなぁ…って思ってます。
ピーカンになりそうな予報の金曜の夜(土曜未明)が待ち遠しいです。

LEDはほぼ白色光のスペクトルが出るそうです。
蛍光灯とは明らかに違うスペクトルらしいですし,突出した色が無い分,除去は抑えることは難しいそうです。
しかも,あの刺すような明るさ…
最近は長野県の奥の方へ行っても思ったほど暗く感じないのは,LEDのせいだと勝手に思ってます。
それ故に,「遠出する意味はない」と判断し,1.5時間未満で着く牧場で手軽に楽しんでいます。
東~南の空しか使えないですが,逆に時間が限られているので,ダラダラとやらなくて済みます。
また,東~南も充分開けているので,撮影を楽しむにはもってこいです。


天羅 投稿日: 2024年04月11日 10:30:09 No.843
緩い光害カットフィルターは赤や黄色をカットするらしいので,DVフィルターに頼ってみます。
幸い,Sonnar90mmとXF60mmは径の合うUVカットフィルターがあったので,試してみます。
天羅 投稿日: 2024年04月12日 07:07:37 No.844
雲予報は悪くなる一方で,どうもダメそうです。
G.Wまでお預けになりそうです。


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