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5/27 海上自衛隊掃海隊群第1輸送隊『しもきた』博多港入港
でんすけ 投稿日:2023年05月27日 19:59 No.16233
 みなさんこんばんは。海上自衛隊掃海隊群第1輸送隊所属の輸送艦『しもきた』が博多港中央ふ頭に着岸しています。
 26日の入港後に、大規模災害時に離島などの被災地に復旧支援車両を輸送するための合同訓練を九州電力と実施したそうです。その後、福岡市とも同様の被災地での部隊活動に必要な資機材を積載する拠点機能形成車の搭載訓練を実施しています。
https://www.sankei.com/article/20230526-RO46M66UINLBNH5JJ424POC2GA/


でんすけ 投稿日:2023年05月27日 20:29 No.16236
 28日には一般公開も予定されていて、同時に海上保安庁の巡視船『やしま』も一般公開されます。
これに備えて、飛行甲板には陸上自衛隊のAH-64D「アパッチ・ロングボウ」攻撃ヘリコプターも搭載されていました。この攻撃ヘリコプターは13機しか調達されなかった「希少な陸自最強攻撃ヘリ」です。

自衛隊福岡地方協力本部 輸送艦しもきた一般公開:https://www.mod.go.jp/pco/fukuoka/event/images/202


でんすけ 投稿日:2023年05月27日 20:49 No.16239
 この『しもきた』を含む『おおすみ』型輸送艦は、設計にあたっては、エア・クッション型揚陸艇の運用が前提とされており、艦の寸法の決定要因の一つとなっています。速力に関しては、護衛艦とともに行動する必要、有事に協同運用されうる民間フェリーが高速化していること等を考慮して最大速力22ノットが必要と考えられていて、在来型LST(みうら型輸送艦まで)では、ビーチング用装備であるバウドア/ランプ、底の平たい艦底が外洋航行能力を損なう要因になっていたことに鑑みて、航洋性と機動性発揮のため艦首形状を通常船型に変更し、さらに推進性能を向上するため、海上自衛隊では初めてのバルバス・バウが採用されています。
 また設計時の時勢を反映して電磁ステルス性を高めるために同時期の『むらさめ』型汎用護衛艦と同様に艦体、艦橋構造物ともに傾斜をつけ、なるべく凹凸を減らした平面で構成されています。また海上自衛隊として初めてマストをトラス構造から平面構成の筒型構造に変更しています。
 特徴的な『空母型船型』が採用されているのは、陸上自衛隊の輸送ヘリコプターによる揚陸が重視されたことから、飛行甲板長を最大化するとともに、艦上での飛行作業に不慣れな陸上自衛隊のパイロットの安全を確保するため、艦上で「最大の障害物」である艦橋構造物を右側に除けるように配置した結果だそうです。


げんかい(管理人) 投稿日:2023年05月27日 21:31 No.16247
こんばんは。
大型艦なので入港できる離島の岸壁は限られると思いますが(LCACを使わなければ)、RORO機能ある船としてのテストでしょうか。
報道の写真でもブロックで調整しているようですが、以前同型艦「くにさき」の見学でランプウェイを歩いて感じたのは、通常のフェリーではない凹凸のある急斜面でした。自衛隊車両なら可能かもしれませんが、通常の車両には無理に感じました。
ランプウェイが岸壁に直角で短いことが要因なようです。(車両甲板も低い?)

現実的にはサイドランプウェイを持つ「ナッチャンWorld」などをチャーターで動かす方が現実的な気もしますが、選択肢の1つですね。
長距離フェリーではサイドランプウェイ増えていますが、離島航路は可動橋を使う船首・船尾ランプウェイが多いですので、災害時は可動橋が被災すると輸送できない弱点ではありますね。


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