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直江津港 佐渡汽船こがね丸
かる 投稿日:2023年05月22日 13:20 No.16224
げんかい様こんにちは。
先日帰省する機会があったので新潟県・直江津港に行きました。お目当ては2つ。まず1つ目は佐渡汽船「こがね丸」です。ご存知の通り元宇和島運輸フェリーの「えひめ」です。
旧カーフェリー塗装に近い塗装なので、なんとも懐かしい雰囲気です。「カーフェリー」の文字が入れば完璧です。


かる 投稿日:2023年05月22日 14:08 No.16225
主だった改造としては
◯乗下船口の移設
佐渡汽船の設備に合わせるために、特に前位は元の乗下船口を塞ぎ、一部船室を潰して半層上に開口部を作って乗下船口を設置するという涙ぐましい努力の跡になっています。後位についても乗下船口を半層嵩上げするために、上甲板車両スペースにスロープが設けられています。果たして佐渡汽船は上甲板に車両積載するかどうかは不明ですが、もし積載するとしてもスロープが支障するために台数は少なくなりそうです。
◯バルバス・バウの延長・バウドアの交換
佐渡側の岸壁接岸時にバウバイザーが岸壁と干渉してしまうため、バルバスバウを延長して干渉しないようにしています。その為今度は長さの足りなくなってしまったバウドアを折り畳み式のタイプに交換しています。


かる 投稿日:2023年05月22日 14:34 No.16226
船名はもちろん書き換えられていますが、旧船名は外板を凹ませて(削って?)書かれていたのですね。
上甲板への車両スロープのハッチは閉じられていました。
本船はバウスラスターはありますが、スターンスラスターが無いので冬期の運航はかなり厳しそうです。もしかしたら新潟航路でのドック代船は今後も無いかもしれません。


かる 投稿日:2023年05月22日 14:48 No.16227
そしてもう1つのお目当てがタグボートです。
日本海曳船の最新鋭船・「妙高丸」です。平成初頭に引退した「しなの丸」以来のファンネル復活です。またダイゾー福崎工場での建造となっており、これも久々に新潟造船(旧新潟鐵工所)の建造船ではないものになりました。2021年から日本海曳船はドックも函館の函東工業で行っていたりするので、値段やドック空き状況の問題なのか、はたまた関係が拗れてしまったのか、気になるところです。。


フローティングドック 投稿日:2023年05月23日 19:44 No.16228
かる様 皆様 こんばんは
こがね丸のバルバスバウについてなんですが、板状の部材を複数接合しているように見えますがどのような目的、効果を狙ったものでしょうか?
通常は造波抵抗の低減なんでしょうが、このような形状は全く想像がつきません
かる 投稿日:2023年05月24日 18:38 No.16229
フローティングドックさん、こんばんは。

こがね丸のバルバスバウの板状の部材ですが、これは岸壁からの距離を取るためのものです。佐渡側の岸壁において車両の積み下ろしはバウドアを使用します。そのためバルバスバウを岸壁のダンパー(ゴム製)に接触させて係船します。従来の佐渡汽船のカーフェリーよりもバウバイザーの下端が海面に近いために、そのままだとバウバイザーを開閉する際に岸壁に接触していまいます(参考に画像を掲載します。赤線の部分がバウバイザーの下端です)。その為にバルバスバウを延長して岸壁との干渉を避けています。
それによって今度はバウランプの長さが足りなくなってしまったので、バウドアが折り畳み式のタイプに交換されています。これらは動画投稿サイトにあがっているのでご覧いただくとわかるかと思います。


フローティングドック 投稿日:2023年05月24日 20:56 No.16230
かる様 ご丁寧な説明ありがとうございます
バルバスバウを可動橋側に当てがうという発想はありませんでした(汗
速力への影響など気になっていましたが、さほど低下は無いのでしょうね
おれんじ 投稿日:2023年05月25日 01:12 No.16232
こんばんわ。
元「えひめ」の画像投稿有難うございます。
引退の知らせを聞いた頃「売却先はおそらく国内」とは聞きましたが、
まさか本当に本航路に就航してくれるとは思いませんでしたので
非常に嬉しく思います。
ただ、凪以外の豊後水道でも比較的ローリングするので、
経験したことの無い厳しい冬季の日本海が心配ではあります。
げんかい(管理人) 投稿日:2023年05月27日 21:06 No.16240
こんばんは。
船首の防舷材のためにバルバスバウを伸ばしているのは初めて見ました。
L字岸壁で水中に防舷材がある場合でも、必ずしも当たる状態ではなく少し隙間をあけて接岸するフェリーも多いので珍しく思います。

昔、関西汽船(現フェリーさんふらわあ)が、ダイヤモンドフェリーとの共同運航をはじめて、神戸側のバースで六甲アイランドに入るようになったときに、船尾に突起物を設置したのを思い出しました。
定位置であてていたのか、プロペラの接触を避けるためのものだったのかわかりません。
かる 投稿日:2023年05月29日 20:20 No.16250
これはおそらく新潟の気象条件が関わっていると思います。季節風が強く、本土側においても、佐渡汽船も新日本海フェリーも船尾を岸壁に当てています。佐渡側においては昔から船首を当てています。

もしよければ写真は使っていただいて構いません。


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