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10/8 三菱造船下関造船所 第1221番船進水式
でんすけ 投稿日:2021年10月08日 22:51 No.15061
 げんかいさんみなさんこんばんは。
 本日10月8日の午前中に三菱造船下関造船所において鋭意建造中の当所第1221番船の進水式が行われました。
 日の出前から作業が行われているようで、クレーンや進水を待つ船体が照明によって照らし出されています。


でんすけ 投稿日:2021年10月08日 23:06 No.15062
 造船所の一般公開はコロナの影響で現在は行われていません。中に入れるのは関係者とシティライントラベルが催行する進水式ツアーの参加者のみという状況ですので今回も『関門汽船』の連絡船に乗って巌流島を目指します。
 この航路は唐戸桟橋⇒巌流島に向かう際に下関造船所周辺を海から見ることができるので陸から見ることができないモノも見ることができます。


でんすけ 投稿日:2021年10月08日 23:20 No.15063
 巌流島に到着した時には進水作業を支援するタグボート部隊も配置につきつつありました。
 引き出しのポジションにはグリーンシッピング『ほうしょう』がラインをすでにとって待機中。サイドの押し作業位置には4隻がスタンバイしています。


でんすけ 投稿日:2021年10月08日 23:27 No.15064
 支綱が断ち切られ大きな船体が海へと滑り出します。

でんすけ 投稿日:2021年10月08日 23:56 No.15065
 無事に関門の海に浮きました。すぐに支援任務のタグが左舷側に寄って行きます。

でんすけ 投稿日:2021年10月09日 00:28 No.15066
 三菱造船第1221番船の船名は『フェリーふくおか』となりました。タグ部隊が艤装岸壁へと『フェリーふくおか』を押していきます。

でんすけ 投稿日:2021年10月09日 00:56 No.15067
 『フェリーふくおか』は来年3月下旬の就航を目指して艤装作業が続きます。
 同所で5月に進水し2021年12月16日の就航が決まった『フェリーきょうと』はドック作業中でした。そろそろ試運転に出るころかと思われます。

 今進水式については名門大洋フェリーの公式サイトにもアップされています。要目などの記載もありましたのでぜひご覧になってください。
https://www.cityline.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/10/526fb9d9a494e9c40d4f442e7677a65c.pdf


クロモリ丸 投稿日:2021年10月09日 12:41 No.15068
でんすけ様。
お疲れ様でした&レポートありがとうございます。
結局、今回の名門大洋フェリーの新造船進水式は2隻共一般非公開となり残念でした。
巌流島を私も考えはしたのですが、初便に乗っても到着から式典開始まで10分ほどしか無いようでしたね。
船中は進水式目的の乗客ばかりだったのでしょうか?
また、同事業所で大型フェリー建造の場合、進水後は「フェリーふくおか」のように北側のぎ装用桟橋に係留され完成までの残りの作業を行うと思うのですが、現在「フェリーきょうと」が修繕用のドックに入ってるのが謎、およびレアケースだと思います。
以前進水式時に、同所職員様に正門事務所を境界に建造部門(北側)と修繕部門(南側)にほぼ完全に分離してるとうかがった事がありましたので…
でんすけ 投稿日:2021年10月09日 22:23 No.15069
 クロモリ丸さま、返信いただきありがとうございます。いくつかご質問をいただきましたのでわかる範囲でご回答いたします。

 巌流島行きの船中は進水式目的の乗客ばかりだったのでしょうか?
⇒始発便の乗船でしたが、進水式目的の乗客が多数の中、釣り道具を牽いた方も数名乗船されていました。

 『フェリーきょうと』修繕ドックに入っている件
⇒進水した船が引き渡されるまでに一度ドックに入るのはレアケースではなく通常の工程と思われます。なぜかと思われますが進水して係留されている船は数か月間動くことがないので水線下の汚損が進んでしまいます。この状態で試運転まで進んでしまうと設計上の性能を発揮することが難しくなります。(この時の試運転の記録が公式のカタログスペックとなります。)
 また、この時に船体の仕上げ塗装や、プロペラの研磨、必要に応じて保護亜鉛の交換も行われます。上部構造物の塗装は係留状態でも行うことができますが、船体の塗装に関しては係留状態よりもドックに入れた状態で行う方がはるかに効率的です。
 船台のみ・建造ドックのみの会社もありますが、この最後のドック入り(ファイナルドック)のために修繕ドックのある他社に船を持って行って行うケースも多々あります。

 建造部門(北側)と修繕部門(南側)にほぼ完全に分離してる
⇒内部の人に聞いたわけではないので事情は分かりませんが、造船所内の建物などの管理がわかれている可能性がありますが岸壁の使用状況などからは新造・修繕とも分離しているようには見えません。もしくは分離しているが柔軟に運用されている可能性があります。また、2018年の三菱造船の設立により変更があった可能性もあります。
 小型の第3・4ドックに関してはMHI下関エンジニアリング株式会社(三菱造船の100%子会社)の所有になっているようですので分離しているといえばその通りと思われます。
 
 10月8日の係船状況
建造船台①(北側):フィリピン共和国運輸省発注の大型多目的対応船(Multi-Role Response Vessel)の2番船
     ②(南側):『フェリーふくおか』⇒進水式後、艤装用岸壁南側へ移送

艤装用岸壁①(北側):補給艦『はまな』(修繕船)
     ②(南側):空き⇒『フェリーふくおか』(新造船2022年3月下旬就航予定)を係船
 
南側の岸壁①フィリピン共和国運輸省発注の大型多目的対応船(Multi-Role Response Vessel)の1番船(フィリピン沿岸警備隊海上安全対応能力強化事業(フェーズII)に基づいて円借款事業として建造。2022年5月に命名・引き渡し予定)
      ②海上保安庁巡視船『あさづき』(PLH-35)(新造船 本年11月12日就役、第11管区石垣海上保安部に配備予定)
      
 南側のドック『フェリーきょうと』(新造船 2021年12月16日就航予定)
       3番ドック内に小型船、4番ドック内に水産庁の船舶が入渠中

他にも、江浦工場の北にある大和町工場の岸壁にも海洋研究開発機構(JAMSTEC)の学術研究船『白鳳丸』が修繕作業を行っていました。

写真は 1枚目:フィリピン共和国運輸省/フィリピン沿岸警備隊の大型多目的対応船(Multi-Role Response Vessel)の1番船
    2枚目:海上保安庁巡視船『あさづき』(PLH-35)
    3枚目:海洋研究開発機構(JAMSTEC)学術研究船『白鳳丸』    です。
  


げんかい(管理人) 投稿日:2021年10月11日 23:33 No.15076
こんばんは。
想像通りの姉妹の組み合わせの船名になりましたね。
「フェリーきょうと」の建造状況は気になっています。1番船でもあり、そろそろ最初の試運転があっていいころですが、AISは何度か発信しているものの、なかなか行われませんね。
先日、関門に行ったときも直前でドックに入ってしまいました。
げんかい(管理人) 投稿日:2021年10月12日 21:49 No.15078
1回目の試運転予定が出ました。
10/19 11:00 西航 「フェリーきょうと」15,400GT 185m 下関→六連島北


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