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東京九州フェリー「それいゆ」(風景編)
げんかい(管理人) 投稿日:2021年09月25日 20:10 No.15026
『船内編』の続きで、船内以外の船旅の流れや風景です。

横須賀港のフェリーターミナルには京浜急行の横須賀中央駅から徒歩15分ぐらいです。
このご時世での夜遅いのもあって人通りは少なめになります。駅前にはタクシーが沢山列を作っています。
横須賀中央へは、東京都心からも1時間ほどで到着できますので、都心を22時ぐらいに出発しても間に合い、平日の夜でも利用できる人は多いかと思います。
23時頃になると、同じようにターミナルへ向かって歩いている人を何人か見かけました。

乗船開始時刻は日によって違うようです。30分前の23:15という話もありましたが、この日は45分前の23:00だったようです。
船内編でも書きましたが、インターネット予約して支払いをしていると、乗船券や船室の鍵にもなるQRコードが発行されますので、ターミナルの窓口に立ち寄る必要はなく、誰もいないときは無人になるほど閑散としています。


げんかい(管理人) 投稿日:2021年09月25日 20:15 No.15027
横須賀のフェリーターミナルの2階には、待合スペースと小規模なカフェスペースがあります。
乗船開始になっているので誰もいません。
エスカレーターを上った3階が乗船口です。ここでQRコードのチェックがあります。


げんかい(管理人) 投稿日:2021年09月25日 20:40 No.15028
横須賀港を定刻に出港しました。
停泊時間の短い厳しいダイヤで運航していますが、遅れることは少なく、ほとんど定刻で運航できているようです。欠航もほとんどありません。
出港30分前にターミナルに着きましたが、そんなに車両が動いている様子はなく(特に乗用車)、どれぐらい車両が載っているのかは気になります。

マストを見ると、緑色の閃光が光っています。
海上交通安全法適用海域での巨大船を表す灯火です。瀬戸内海発着の航路や、伊勢湾の太平洋フェリーなどでも全長200m以上の巨大船のフェリーはいませんので、東京九州フェリーが唯一、緑色の閃光をつけて営業航海するフェリーということになります。

横須賀出港後は、東海汽船の「橘丸」のすぐ後ろ、「さるびあ丸」の前の浦賀水道を南下します。
「橘丸」は肉眼でもはっきり見える距離でした。

深夜の出港ということで、食事をできていない人のために0時過ぎてもレストランをやっていて、夜間照明になるのも深夜1時になっています。
00:25頃に最後の放送があり、乗船して落ち着いたらすぐに寝る船旅です。

この日は横須賀側で1.5mほどの波でしたは、ほぼ揺れを感じることはなく、穏やかな航海でした。
エンジンの振動は他のフェリー同様程度にありました。

翌朝、三重県沖の熊野灘で朝を迎えます。
前方に同じく昨夜、東京を出港したオーシャン東九フェリー「フェリーりつりん」がいて、徐々に追いついていきます。
潮岬の手前で「フェリーりつりん」を追い越しました。「フェリーりつりん」の方が陸上寄りを航行しています。
潮岬付近では、航行船が近くになり外洋でも多くの船をみかけました。日本海の航路ではない風景です。


げんかい(管理人) 投稿日:2021年09月25日 20:43 No.15029
最大のイベントのすれ違いは、朝10時頃です。
右舷対右舷でのすれ違いになるようです。(なぜ右舷対右舷なんでしょうか…)
互いに汽笛を鳴らしてすれ違います。


げんかい(管理人) 投稿日:2021年09月25日 20:51 No.15030
あとは、夜の下船までゆっくりとした時間になります。
明るい時間の航海で、瀬戸内海航路の朝のように下船準備に追われることなく、ゆっくりと航海を楽しめるのが外洋航路の魅力に感じます。

携帯電話の電波は、遠州灘(横須賀発では深夜)では圏外の時間帯がありましたが、それ以外はでは陸側の窓際であれば、速度は早くなくても支障はないぐらいの通信速度は出ていました。思ったより圏外は少ないです。

本船は右舷側のレストラン後部にバーベーキューガーデンがあるため、上部デッキが少し狭くなています。左舷側は広いです。


げんかい(管理人) 投稿日:2021年09月25日 21:10 No.15031
高知県東部の室戸岬は、25kmほど離れているのでよく見えませんでした。
高知県西部の足摺岬は、7kmほどの距離でしたので近くではっきりと見えました。
四国沖を航行している時間帯が一番航行船が少なく、それ以外は周りに船をよく見かけました。

本船でふと気になったのは、ファンネルより後ろが全体的に茶色に変色していることです。
錆なのかと思いましたが、デッキ上の構造物を含めて全体的に着色しているように見えます。ファンネルより後ろだけで、なにかファンネルからの排気で変色しているのでしょうか。
ファンネルからは白い霧状のものが濃く見えているのが気になりました。


げんかい(管理人) 投稿日:2021年09月25日 21:15 No.15032
旅の終盤、瀬戸内海への西の入口、豊後水道で日没を迎えました。
国道九四フェリー「涼かぜ」を見ることもできました。

佐多岬半島をすぎると同時に、急に風が強くなりました。
海面を見ても、境目がはっきりわかるように波立っていて、半島でこんなにも急に変わるのかと驚きました。

暗くなった姫島沖からは、北九州を出港してきたフェリーと近い距離ですれ違います。夏至の頃であれば、明るく楽しい時間になるかと思います。


げんかい(管理人) 投稿日:2021年09月25日 21:19 No.15033
定刻で新門司港に到着しました。
バースは新門司港の入口付近にあり、右に曲がった内側になるので、阪九フェリーや名門大洋フェリーと比べて、早くから速度をおとしているようでした。

新門司港のバースは、船体中央より後ろだけに大きな防舷材があり、前半分には防舷材が1つもありません。船体が斜めになっている場所になるためだと思いますが、大きなタイプだけでなく、通常の岸壁にあるような防舷材もなく、直接岸壁にあたってしまうため、強風のときには気を使いそうに感じました。


NCF 投稿日:2021年09月27日 19:57 No.15047
げんかいさん、こんばんは。
航海時間もそれなりにあって船旅を満喫できるのは外洋航路の特徴でもありますね。
この航路、かつてのシャトルハイウェイラインを彷彿とさせる航路なんですが、今の時代(モーダルシフト)だからこそ開設に踏み切ったのか…貨物メインの航路としても過去にはほぼ同一航路だったシャトルハイウェイラインが航路廃止となっていますし、その後宮崎カーフェリーへの航路開設(宮崎ー久里浜)打診等もありましたhttps://www.jmd.co.jp/article.php?no=155596
しかし、業界のパイオニア的存在でもあるグループが携わっておりそれなりの勝機があっての事かと思います。
名物とも言える反航シーンは割と早い時間帯なんですね…太平洋上でも右舷対右舷、これは新日本海フェリーと同一グループといった事が理由なんだと推測します。
船型は商船三井の「SFだいせつ/しれとこ」タイプのようなスマートな雰囲気でシルエットも低くてスピード感のあるデザインとなってますね。
ただ、げんかいさんご指摘のファンネル後方側のデッキ、酷い事になってますね…これはスクラバーと何か関係があるんでしょうか?…「はまなす型/すずらん型」にも同じような事が起きているのでしょうかねぇ~運航スケジュールがタイトな為、船員さんもなかなか掃除までは手が廻らないでしょうし定期ドックまではこのままなんですかね。
季節によっては新門司入港前にも楽しめるとの事のようですので船好きにとっては魅力のある航路となりそうですね。
げんかい(管理人) 投稿日:2021年09月28日 23:09 No.15051
こんばんは。
既存事業もあって体力あったり、九州や関東でも既存航路での顧客を持っている強みがあるのでしょうか。
これからが楽しみです。
RAHYA 投稿日:2021年10月05日 02:21 No.15059
こんばんは。東京九州フェリー素敵な船ですよね! 僕は処女航海のそれいゆに乗船しいきなり揺れに襲われてましたが^^;

右舷対右舷のスライド、太平洋の海原ならどっちでスライドしてもいいようなものですが、就航初日荒天の日もかなりの距離で右舷対右舷のスライド・・・
進路の関係もあるかもしれませんが、接近の場合は女性浴室の配置の関係もあるかもしれません!
だいたいの船が左舷に女性浴室があるので右側通行をすると左舷同士のスライドに><
瀬戸内海の場合はコースが決まっているので致し方ない部分もありますね!


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