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12/9 南海フェリー『フェリーあい』トライアル@徳島港
でんすけ 投稿日:2019年12月12日 17:49 No.13562
 げんかいさん、みなさんこんにちは。
 南海フェリーの新造船『フェリーあい』はサノヤス造船で引き渡しを受けたのち、和歌山港へ移動して、一日一往復のトライアル航海を実施しています。
 撮影日は下り5便に続航しての運航でした。ですので上り6便の徳島港13:25発便を港外ですれ違って入港してきました。


でんすけ 投稿日:2019年12月12日 20:46 No.13585
 船体の白色と藍色のツートンカラーがとても鮮やかです。船首部の塗り分け方はかつての太平洋沿海フェリーの『あるかす』(色と斜め部分の割合は違いますが)のようでした。
 中央部のマークもかなりのインパクトがあります。


でんすけ 投稿日:2019年12月12日 20:47 No.13586
狭い航路を岸壁に向かってゆきます。

でんすけ 投稿日:2019年12月12日 20:54 No.13587
 下り6便が来るため運航を阻害しないように14:55過ぎには離岸作業を始めました。

でんすけ 投稿日:2019年12月12日 20:58 No.13588
 後進ののち右回頭をして港外へ向けて増速してゆきます。

でんすけ 投稿日:2019年12月12日 21:04 No.13589
 右舷側には徳島港乗下船用の凹部が設けられています。並列煙突としてARTはその内部に格納する方式になっています。

でんすけ 投稿日:2019年12月12日 21:20 No.13590
 船尾のランプドアは従来船では左舷にオフセットされていたものが中央部設置に変更されています。なりよりも大きくハートマークの『愛』と描かれています。
 本年12月15日に和歌山港発下り5便(10:35発)から『フェリーつるぎ』に代わって営業運航を開始する予定とのことです。

『フェリーあい』主要目(公表されているもの)
 全長:108m、幅:17.5m、総トン数:2,825トン、旅客定員:546名、車両積載数:8トントラック39台、サノヤス造船水島造船所建造

 コンセプト:『徳島のカラー「藍色・ジャパンブルー」をイメージして「愛と出会い」にあふれる安全・安心で楽しく快適な船旅を提供。女性専用席や素晴らしい眺望のグリーン席、また海外インバウンド対応として各種案内表記・放送等の多言語化、Wi-Fi環境の整備はもとより、インスタ映えする外観や徳島・四国をイメージした内装など工夫を凝らして楽しい空間と船旅の提供に努めてまいります。』
 


げんかい(管理人) 投稿日:2019年12月13日 00:12 No.13596
こんばんは。
久しぶりの新造船、トライアルも慎重に行っているようですね。
予想外だったのは英名で「Ferry I」と「あい」を「I」にしていますね。AISでも同様の表記でおもわず「1」と読んでしまいそうでした。

ファンネルは船体に比べて大きく見えますね。
不勉強ですみません、「ART」は何の略でしょうか?
ARTとはAnti Rolling Tank』の略語で減揺水槽のことです。 でんすけ 投稿日:2019年12月13日 01:02 No.13598
 げんかいさん、こんばんは。
 お尋ねのARTですが、『Anti Rolling Tank』の頭文字をとった略語です。設計図など簡略して表記が必要な場合に略して使用されます。同じように、燃料タンクであればFOT、バラストタンクではWBTなどという具合に記入します。

 ARTは船の横揺れ角を減少させることを目的として設けられる装置(タンク)です。凹型タンク内を水などの液体が移動することにより、船の横揺れを減少させます。『フェリーつるぎ』では煙突の後方に独立して設置されていますのでわかりやすいかと思います。ほかの船で分かりやすいものも掲示します。(赤枠で囲った凹型タンクと、タンク上部をつなぐパイプで構成されます。)
 『フェリーあい』では両舷の煙突をつなぐ大きなパイプとデッキ上に煙突間をつなぐ四角い構造物があることからここにARTがあると判断ができます。
 フィンスタビライザーと違い可動部が少ないので安価、低速でも効果がある、水線下に突起がないので推進抵抗にならないなどの利点があります。

 メーカーの一つであるジャパンマリンユナイテッドのホームページに簡単な説明がありました。
 https://www.jmuc.co.jp/products/keihin_marine/mupart/

 また、ARTにも受動型(パッシブ型)、受動制御型(セミアクティブ型)、能動型(アクティブ型)と種類があります。
 http://www1.cts.ne.jp/~fleet7/Museum/Muse343.html


げんかい(管理人) 投稿日:2019年12月14日 17:22 No.13600
こんばんは。
なるほど、アンチローリングタンクですね。確かにパイプがありますね。
フェリーの場合は中型ぐらいのサイズに多く設置されている印象があります。南海フェリーは既存船もなんですね。

種類が複数あるのは知りませんでした。制御装置がなく周期的な揺れを抑えるように設計されたものもあるんですね。
揺れの周期によっては効果が変わりそうですが、大丈夫なんですね。


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