ジョージ・セル談話室


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ピアニスト セルの実力?
やっぱりセルが好き! 投稿日:2022年09月26日 04:25 No.443
幼少期には神童・Mozartの再来!と呼ばれ、伝記本その他でのエピソードの数々‥
孫弟子様に紹介頂いたギレリスとのリハーサル(練習風景?)もありましたね。

それらによって正しくセルのピアニストとしての実力は神格化?されている訳ですが
そのテクニックは認めつつも‥ 【優れたテクニック】=感動!とならない所が、芸術の難しい(面白い)点でしょうか。

正規録音でセルのピアノを聴く事が出来るのはこの3枚ぐらいでしょうか(全てMozart!)

セルの正規録音に関してはオリジナル初期盤でコンプリート!が私の生涯の目標ですので入手したレコードですが、
残念ながらこの3枚は私にとってそれ程魅力的なレコードではありません。

ピアノ四重奏曲⇒両者上手いのですが室内楽を聴く楽しみが伝わって来ない。
Szigetiとの2曲⇒両者がそれぞれ勝手に弾いている様な感じがして好きになれません。
(そもそもSzigetiの音はプロコフィエフ等は良いですがMozartには向いていない)

Druianとの4曲⇒どの様な過程でこのレコードが発売されたのか以前から疑問。

確かyungさんのホームページの解説?では「セールス的にドルイアンやレコード会社の発案とは考え難い。とすればセルの発案(希望)
これは長年コンマスの要職を務めたドルイアンに対するセルのご褒美ではなかったか」

しかしセルの明瞭なピアノの音に対して、どこかおずおずとぎこちないドルイアンの
ヴァイオリンの音を聴く度に私は
「これはご褒美というよりも久しぶりにピアノを弾きたくなったセルにドルイアンが付き合わされた」が正解ではないかと考えています。

セル:「ドルイアン君 今更説明しなくても解っていると思うけど、この曲は正しくは
ヴァイオリン伴奏付きピアノソナタだから勘違いしない様にねっ!」

ドルイアン:「・・・ わ 解りましたマエストロ」

このレコードを聴く度に2人のこんな会話シーンを想像してしまう私です(笑)

Mozartに限らずBeethovenやChopin等の録音をセルが残していてくれれば、セルのピアノに対する評価も変わったかも知れませんが、
この3枚を聴く限りではセルのピアニストとしての限界を感じてしまいます。

独断と偏見ですが皆様の御意見は如何でしょうか?


浅野修 投稿日:2022年09月26日 10:39 No.444
やっぱりセルが好き!様、お久しぶりです。

モーツァルトピアノ四重奏曲のCDを掛けながら書いてます。
大変興味深く読ませていただいております。
普段、全く室内楽もピアノ曲も聴かないので、演奏について何かを言えることは何も有りません。だだ、ピアノの音がモーツァルトのコロコロした感じかなと思うくらいです。
以前、飯森泰次郎がピアノを縦横無尽に弾きながら「二ーベルングの指輪」の解説していたのを思い出してました。
セルもピアノを弾きながら、歌劇場での修行時代は歌手に稽古を付けていたのでしょう。
その時のスキルが、ピアノを思い通りに演奏するテクニックと表現だったと思います。
勿論、その方法がオーケストラに対してもまったく変わらないのでしょう。
そんなことを考えながら聴いていました。

失礼しました。


ぜん 投稿日:2022年09月30日 23:55 No.449
やっぱりセルが好き!様、こんばんは。

セル氏のピアノについてですね。
私は106枚ボックスを購入して、初めてセル氏のピアノを聴きました。
ブダペスト弦楽四重奏曲のメンバーとのモーツァルトのピアノ四重奏曲と、
ドルイアンさんとのモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ。

シゲティさんとのモーツァルトは、106枚ボックスには入っていませんでした。
ですので、これだけ聴けていません。
これは、何故なのでしょう。
やっぱりセルが好き!様が上げてくださっているレコードを見ても、コロンビアの
録音であることは間違いないようですが...。

さて、感想ですが、私はセル氏のピアノに感動しました。
そのピアノは勿論ピアニストが弾くピアノと同一線上で語ることはできません。
セル氏のピアノは、指揮者のピアノです。
ブダペスト弦楽四重奏曲、ドルイアンさんとの録音。
どちらも、音楽的イニシアティブは、セル氏が握っています。
ですので、作品の音楽的構成が際立って聴こえました。
所謂素晴らしいピアニストが弾く時とは違った感動でした。

私がそもそも指揮者の弾くピアノに、最初からさほど期待していなかったということも
あるかも知れませんが、セル氏のピアノは、私の期待よりもはるかに素晴らしいものに
聴こえました。
オケを指揮して、ソリストの伴奏をしているセル氏と、ピアノを弾きながらソリストの
伴奏をしているセル氏。
全く同一のスタンスだと感じ、それをオケではなくピアノでも完全にしてのけることが
出来ることに感動しました。

セル氏のピアノの技量は、モーツァルトを聴く限り、相当なものだと思います。
やっぱりセルが好き!様が仰るように、これが、ベートーヴェンやショパンとなると
どうなのか、そこには私もとても興味があります。
ピアノのソリストとしてのセル氏、是非聴いてみたかったです。




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