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オリキャラ出来ました。
taiga-pmas 投稿日:2018年04月05日 18:08 No.162
夕立
艦級 白露型4番艦
艦種 駆逐艦(小早)
『さぁ素敵な宴に酔い痴れましょう』
概要
白露型4番艦の駆逐艦娘。
おしとやかでお嬢様風味のキャラになっている。外見は。
このようにやや抜けた印象を受けるが、侮ってはいけない…
なぜなら彼女は第一二次木津川口の戦いにおいて、織田前衛艦隊に単艦で突撃して敵味方の弾の雨が降る中で奮闘し、多数の巡洋艦・駆逐艦を砲雷撃で航行不能に追い込み、織田軍側の指揮官 九鬼義隆を撤退させ敵将数人を戦死させる、
 
 文禄・慶長の役でも沈没までの間に多数の巡洋艦・駆逐艦を砲雷撃で航行不能に追い込み、朝鮮側の指揮官を含む高級将校数人を戦死させたと思われるが、まともな資料が残っておらず、謎が多い。敵からも味方からも恐れられた武闘派である。 
 武才豊かな猛将としての気質を備えていた元春は父の反対を押し切って強引に初陣を飾った。まだ11歳(実年齢は10歳)と幼年ながら、元春は30人もの敵兵を討ち取り76戦64勝12分の生涯無敗とされている。元春の子孫は日本海軍の軍人。恐れを知らない豪胆な性格であり、「狂犬」の異名を持ち、「春風」「弥生」「山風」「江風」「大潮」の駆逐艦長を歴任し、1942年5月に「夕立」艦長に就任した吉川 潔である
とある小さな無人島。
 その中にある小さなボロ小屋に、一人の少女が寝ていた。
ボロボロのベットに敷いた、ボロボロの毛布で寝ている彼女の容姿は、黒色のセーラー服を着ていて、頭に犬耳のようなアホ毛、額の蝶結び、先端が桜色という特異的な色をした白色に近い金髪。そして首元に所々汚れが付いた白いマフラーを巻いている。
 寝息を立てる毎に、彼女の実った胸が小さく揺れる。
 「…ん〜」
 そして、彼女が寝返りを打った。しかし、元々左端に寝ていた彼女の身体は、より左に寝返りを打った事により、彼女の身体がベットから落ち、身体を床に叩きつけてしまう。
 「ふにゃあ!?」
 叩きつけた衝撃によって、彼女の意識は覚醒した。
うぅ〜…痛った〜」
 頭を強く叩きつけてしまったのか、右側頭を抑えて悶える。
 数分後にはすっかり頭痛が引き、さっきのせいですっかり眠気が吹き飛んでしまった彼女は、ボロ小屋から出て、近くの浅瀬へと赴いた。
 
 
時間は既に夜。雲一つ無く、満月が周囲を鈍く照らしている。
 浅瀬に辿り着いた彼女は、浅瀬に仕掛けていた自作の魚取りを引き上げ始める。
 ロープを引っ張り、海面から現れた鉄製の仕掛け。それらを開けると、10匹前後の小魚と小さなタコが入っていた。
 「今日は大漁♪」
 そう言って彼女はまず、小さなタコを掴み取って一本の脚を引き千切り、生で食べ始める。
 「♪〜」
 久しぶりにありつけたご馳走に彼女は上機嫌になり、そのままタコ脚を引き千切っては食べる。一応火も用意出来るが、火を付けるにも貴重な資源を僅かに使用する為、ほぼ全てを生で食べるのが彼女の主流だ。
 
当然、最初は何度も食あたりを起こしていたが、今ではすっかり耐性が出来て、普通に生で食べる事が出来るようになった。
そうして全てのタコ脚を食べ、残ったタコの身体を海へと投げ返す。これでタコは自由の身になったものの、全ての脚か食われたせいで身動きが全く取れない一種の生き地獄を味わう事になる。
そんな事を全く気にしていない彼女は腹を満たす為、掛かっていた小魚を全て生で食べ、仕掛けを海に戻した後はボロ小屋へと戻り、海へと出る準備をしていた。
彼女は自力で、艦橋のような造形をした巨大な機械を背中に付け、右手に二つの砲身を持つ砲台を持つ。
「それじゃあ…駆逐艦〈夕立〉、抜錨!!」
 
そう言って自らのスイッチを一つ入れて、海へと走り出す。
 
 
彼女の名は、夕立。白露型駆逐艦四番艦、夕立。
 意思と感情を持った兵器の一人。
 そして、意思と感情があった故に自らを修羅の道へと進め、人類にも、・・にもその存在を恐れられる狂犬。
 彼女の、たった一つの目的の障害となるならば、立ちはだかる者が、同じ・・であったとしても、守るべき人類であったとしても。彼女は躊躇無くその引き金を引くだろう。
彼女の目的に立ちはだかる者は、一切合切無事では済まない。
 何故ならば、彼女は、鎖を引き千切った獣狂犬なのだから。
海域の全てを監視するのは到底不可能なのは当たり前。必ず何処かに穴がある。それに、・・によってあいつらが近付けない海域だってある。
 
その海域を通り、雲によって所々光が遮られた闇夜の中、・・へと向かう一隻の船と4人の・・の護衛艦隊が居た。
 
「後二時間で正面海域に到着します。皆さん、警戒を怠らないで下さい」
 
「「「はい!」」」
護衛艦隊の旗艦である巡洋艦〈・・〉の指示に元気良く答えたのは、駆逐艦〈・・〉、〈・・〉、〈・〉。
 
彼女達の任務は、拠点へと弾薬と燃料を輸送する輸送船の護衛。
 
輸送船のルートは終始艦娘によって解放された安全域を通るが、襲撃の可能性はゼロでは無い。その為、彼女達護衛艦隊が輸送船に付いていた。
 
「…こちら・。艦艇を捕捉した。九時方向、数一…この反応、・・みたいだけど、反応が妙だね…磁石の故障かな?接近中」
 ふと、輸送船の右後方の位置に付いていた響から報告が入る。
 「こちらでも捕捉しました。確かにこの反応は・・だと思いますが…一人でこんなところに…?通信を入れてみます」
 そう言って、・・は右耳を押さえ、通信回線を開いた。
 「こちら輸送船護衛艦隊旗艦、・・。此方に接近中の・・さん、応答願います。繰り返します。こちら輸送船護衛艦隊旗艦、・・。こちらに接近中の・・さん、応答願います」
しかし、ノイズが走るのみで応答は無い。
「…もしかして、何かあったのでしょうか?」
「そうかもしれませんね…吹雪さん、様子を見てきて貰っても…」
 
 
その時輸送船周辺の海面が、二つの飛来音と共に水飛沫を上げる。
 「砲撃…まさか!?」
 目標増速!!速い…!!真っ直ぐ突っ込んで来てるよ!!」
 「こちら・・、聞こえますか!?直ちに攻撃を停止して下さい!!そちらが攻撃しているのは味方です!!」
 
突然の砲撃に戸惑い、混乱を起こす護衛艦隊。
 
そして。
 
 
『知ってるよ。そんな事』
 
 
通信に、返答が入る。
 
『こっちの要求は一つだけ。船の中身を少しだけ分けてくれない?そうしてくれれば、私も何もしないから』
 
しかし、その返答は一方的な要求。いきなり砲撃しておきながら、護衛対象が運ぶ物資を分けろと言われて、すぐに了承する者はいるだろうか。
 
「その要求は飲めません。そちらの所属と艦名を明かして下さい」
 

『…の亡霊』
「なっ…!?」
 
『そういう事だから。断ったから、無理矢理奪わせて貰うわ』
そう言って、通信は切れた。
 
 
「それじゃあ、始めましょうか」
 
通信を切った夕立はマフラーで口元を隠し、更に増速。・・最速である・・思わせるスピードで輸送船と艦隊へ接近
既に視界に輸送船を捉えている。
 そして、右手に持つ・・・の引き金を引き、砲弾を発射。
 
角度を付けた放たれた二発の砲弾は、山なりの軌道を描き、回避行動を取っていた
・・に命中。
しかし、彼女達もただの的では無い。応戦を開始し、多数の砲撃が降り注ぐ。
 それの砲炎を見た夕立は、・・・の砲口を更に上へと向け、発砲。
 
 次の瞬間、夕立に直撃する砲弾と夕立の発射した砲弾が〈空中で正面衝突〉。空中で爆発し、残りの砲弾は全て夕立から外れた海面を叩いた。
タンカーまで二キロに差し掛かり、護衛艦隊を目視。巡洋艦一、駆逐艦三。
 
そして、最大戦速。更にその身を加速させ、マフラーと特異色の長髪が更に棚引かせ、回避行動。身を屈め、四隻から発射される砲弾の嵐をを掻い潜る。
 
最初に狙うのは、旗艦と名乗った・・。その姿を認め、真っ直ぐと突撃する。
 
「くっ…!!」
 
自身が狙われているのに気付いた・・は、主砲を連射。更に・・を発射し、回避行動を阻害させようとする。
 
 
しかし、夕立の行動は・・の予測の上を行った。
 
 
夕立は速度を落とすと同時に膝を降り、空中へとジャンプ。信じられない高さまで跳躍し、砲弾を避けると同時に連装砲を海面へと向け、二発の砲弾を発射。砲弾は海面を進む・・に命中し、海中で爆発。
 
「なっ…!?」
 
その出来事に驚きながらも、慌てて主砲を再装填して照準を合わせようとする神通。
 
その時、既に夕立は次の行動に移っていた。
 
右太ももの・・発射管から焙烙玉を抜き取り、右手の人差し指と中指で焙烙を挟み、自ら空中に投げ出した身体を横に一回転。その回転を勢いに、焙烙を・・に〈投擲〉した。
 
焙烙玉は、一撃であらゆる船体の装甲を貫く威力を持つ。それを水の減衰力が無い空中で爆発したらどうなるか?それは、致命的な威力へとなり得る兵器へと昇華する。
 
とはいえ、本来は〈水雷〉として運用する・・を〈投擲兵器〉として使用するとは誰が思うだろうか。
 
投擲された魚雷は・・の目の前の海面で炸裂。強力な爆発と破片が・・を襲い、全ての主砲とカタパルトを破損させただけで終わらず、破片と爆風が服と身体を損傷させる。更に巨大な水柱を起こし、・・の視界を塞いだ。
 
・・の武装を全て無力化させ、身体を海面へと着地させた次の標的は、・。
 
選んだ理由は特に無い。唯、偶然視界に入っただけだ。
 
右腰に付いている単装砲を響へ照準。即時発砲し、怯んでいた隙を正確に突く。
 
砲弾は・の持つ・・砲に着弾。機構を破壊し、装填していた砲弾の火薬が炸裂。暴発し、・・砲をバラバラに解体させた。
こうして夕立は、交戦時間僅か二分で護衛艦隊の火力の約半数を無力化させた。
 次の標的に定めたのは、本命の輸送船。とはいえ、その巨体さ故に、直接乗り込むのは難しい。
 
 
しかし、夕立にその程度の常識は通用しない。乗り込む道が無いならば、乗り込む道を〈作れば良いだけ〉なのだから。
 
 
輸送船の側面に高速で接近しつつ、海面から二メートル上に位置する装甲に、右手に持つ連装砲の狙いを定めて発射。着弾地点が爆発し、側面に決して小さくない穴を開けた。
 
その穴に夕立はジャンプして飛び込む。しかし勢いを落とすのを忘れての突入の為、かなりの速度だ。
 
「あ、うわっ、わ、わぁー!!!?」
 
当然すぐに止まれる筈も無く、部屋の壁に激突。それだけに終わらず、なんとその身体が壁を〈貫通〉し、その衝撃で転んでやっと止まった。
 
「いたたた…速度を落とすのを忘れてた…」
 
ずり下がったマフラーを口元に戻しながら身体を起こすと、何層も積み上げられたコンテナ群が視界に入った。
 
すぐに夕立は最寄りのコンテナのドアをこじ開けてみると、中には箱詰めされた大量の弾薬が入っていた。
「選り取り見取りね。だけど私に必要なのは…」
 
大量の弾薬の中から、連装砲と単装砲の規格に合う弾薬を見つけて、用意していた布袋に入れれるだけ入れ込み、更についさっき使用した連装砲と魚雷発射管の弾薬を装填。
 
弾薬の補給を完了させ、次に狙うのは燃料。
 
コンテナを次々とこじ開けて燃料の有無を調べる。
 
そして17回目のこじ開け。そのコンテナの中身は大量のドラム缶。
 
その中の一個を左手で掴み取り、すぐに側面の穴からタンカーの外へと飛び出した。
 
その時、中破した吹雪と連装砲を破壊された響は損傷した神通へと向かい、唯一無傷で済んだ睦月は輸送船へと上がろうとしていた。
 
「あっ!!」
 
吹雪が声を上げるも、時すでに遅し。
 
連装砲を照準させようとした時には、既に夕立の姿は闇夜に消え、詳細な位置を見失ってしまった。
 
 
その十数分後。
 
「いつもみたいに上手く行った。皆」
 
雲が途切れて月光が照らす海の上。
 
「これでまた、暫くは大丈夫。次の補給までに、あいつを仕留めるよ」
 
マフラーを首元に戻し、夕立は自身を照らす満月を見ていた。




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