湾岸掲示板
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大江戸ナイトラン.1
立ちばな・な 投稿日:2018年03月08日 11:48 No.5885
 100km級12年ぶりの完走でした。
2006年湾岸マラニックを初めて開催した年、この年の9月の兵庫県村岡ダブルフル100kmを明石のたこ嬢さんたちと一緒に完走して以来のことになる。
この12年間人様を走らせることに必死だったせいか、我がランライフは二の次になって自分のラン目標が持てる余裕もなかった。2010年には我がW部門273kmを完走したが、それはあくまでも試走であり、これも人様に走ってもらうには?という予習演習の意味合いが強かったので、自分が純粋に楽しんだというよりもサポートの皆様の力があればこのW部門は成立実行できるという安堵確信の思いのほうが強かったのだ。よそ様の大会でないと完走したとは言えないという思いがあるし、どこかで完走して真から個人的に楽しまなければ次に進めないのではないか?という焦燥感も少なからずあった。今考えてみると加齢に対する儚い抵抗にも見えるが、他方でこの大会(橘湾岸マラニック)の主催者は現役なのだ、という矜持を持ちたかったに違いない。
大江戸ナイトラン.2 立ちばな・な 投稿日:2018年03月08日 12:10 No.5886
 実は100kmを完走できていない私に、二年前から愛知のKIZENさんから関門緩くておもしろい大会があるからと半ば強制的に岐阜県の夜叉が池伝説マラニックのエントリーに誘われていたのだが、彼は私の心情を汲んでくれていたのかも知れない。
 最初乗り気でなかった私に最後は「おんどりゃ、エントリーしたんやろな?」と脅迫を受けしぶしぶエントリーすますたが、この夜叉が池、出てみると私の心の琴線にふれるほどのいい大会なのでした。・・・で、結果二年前は帰りの夜叉が池登山道でグズグズしていて余力があるのに中間の関門に引っかかってアウト。去年は登山道にも入れず何しにいったのやら、全くみっともないただの糞じじいヨッパになってしまい、「KIZENさん、頼むから今年はおいらは参加してないことにしてくれろ。」拝み倒していたのでした。
 広島のむ〜さん主催の周防大島100kmでの90km関門アウト、しわい88km二年連続時間外ゴール。この12年間ほんとうにゴールは遠かった。
大江戸ナイトラン.3 立ちばな・な 投稿日:2018年03月09日 10:48 No.5887
 で、今回完走の喜びは大きいかって?
それがそうでもない。練習積めばいつかはいいタイムで復帰できると思っていたので、東京都心をナイトランできる喜び、関東橘湾岸SCの面々が支えていただけたこと。関西を中心とした湾岸常連メンバーにこの大会に会えた事の方が遥かに喜びがある。
 今一喜べないのは完走に要した時間である。
113kmに18時間53分もかかっただと?制限19時間だから時間内には相違ないのだが。
 この大会、都心とその衛星都市を国道で繋ぐコース設定なので全コースが車道と並走し、または車道と歩道の区別もない箇所もある。なにしろ国道に歴史があるので古いままの所があり、走りにくいことこの上ない。交通量も夜間と言えどもかなりのもので、湾岸秋の島原半島の深夜国道の片田舎とは比較にならないくらいの交通量の多さ。従って交差点ごとの赤信号停止時間が半端ない。都内に入ればもっと増える。東京圏の深夜赤信号の点滅信号が一か所もないのは小さな驚きだった。
 つまりキロあたりの1分、もしくはそれ以上の信号待ち時間が加わるのである。まるで赤信号インターバルランなのである。長かれ短かれそれが最初からずっと続くのであるから、全く平たんなコースでもあるのにかかわらずプラス1時間〜1.5時間は余計にかかってしまうことになるのだろう。
大江戸ナイトラン.4 立ちばな・な 投稿日:2018年03月09日 11:06 No.5888
 実は大会の一週間程前に倉庫の移転作業をしていた時にぎっくり腰が再発した。最初の痛みでどの程度のものかがわかる位なが〜い付き合いのケガではある。今回はゆっくり走ればかえって痛みは取れる程度と判断し、針治療をせずモーラステープを背中から尻までベタベタ貼っていたのだが折からの寒波で全身がスースー(これって九州弁?)して風邪引きそうになった。なんか大事がある前には必ずこんなことがあるのは日常茶飯で支障なく物事が運ぶ方がかえって落ち着かなくなるのである。安寧と落ち着きはおいらには無縁なのだろうね。
大江戸ナイトラン.5 立ちばな・な 投稿日:2018年03月10日 12:47 No.5889
 完走タイムの悪さは上記の赤信号のせいでも腰痛のせいでもない。他に理由がある。
最大の理由は「やらかしちまった・・。」からである。この件後述。

 川越街道はすでに練馬区に入った。が、ここは何キロ地点がはっきりわからない。この距離把握をしっかり認識していなかったのが後々の勘違いになり、最終後半にとんでもない展開になることになった。
 おのぼりさんのおいらは東京都に入っただけでもそれだけで嬉しい。「おいは東京におっとばいね〜〜。」という素朴な田舎人の思いは年をとっても自分なりにかわいいとは思う。アニメ「君の名は」の三葉の都会へのあこがれの心情は世代を超えているね。若い頃は仕事でたびたび上京し、東京旅行も何度かし、東京マラソンにも出場し、でも来るたびに東京への思いは特別だ。すめらぎがおわす所だからかな〜〜。また都内に入ると来るたびに街並が変貌を遂げ、その人工的な雰囲気が首都を感じさせつつ古き良き江戸を感じさせてくれるのは一体何なんだろう・・・。その大東京、いや大江戸を今から走り抜けるぞという思いが足を軽くさせている。
大江戸ナイトラン.6 立ちばな・な 投稿日:2018年03月10日 13:08 No.5890
 最初のエイドの手前で軽い低血糖に陥ったので慌ててコンビニでアイスを買い補給。成願寺という曹洞宗のお寺で最初の食事をいただく。でも少ししか食べなかった。何故なら横浜のじょ〜じる〜し〜夫妻が都庁前でおでんを作って待ってます、ラインが入っていたのだ。都庁のどこらへんやろか??と道に迷いながら都庁に来てみるとなんとなんと都庁正面玄関で堂々とおでん(関東煮)屋台を開店しているではないか。まずは呆れてしまった。東京都庁は大国日本の官庁の象徴的建物だよ〜〜。セキュリティなどのテロ対策も厳しかろうに。そこでおで〜んでんでんとご夫婦構えてて待っていやがる・・・。その大胆不敵さに吹き出しそうになる笑いをこらえ、る〜し〜おでんをパクパク食った。涙がでそうなくらい味が染みていた。で、書いていいんかいな。わたしもローカルマラニックの主催者の端くれだ、と思っているのでレース中の飲酒はなかったことにしたかったのだが、この人のいいご夫婦は私のリクエストにこたえて大好きなワンカップ大関も用意してくれていた。もうここで朝まで飲んでいたかった。おかわりを何とか我慢して名残惜しみつつ屋台をあとにしました。が、このワンカップが正解だった。私の足をさらに快調にし、明け方の冷え込みから身体を護ってくれたのである。


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