「人は人により人となる」と古くから言われているように、人間は他人との接触によって人格形成がなされる。人間はまず胎児より出発して幼児期、青年期、成人期、高齢期へと人生の旅を続けて死を迎える。他の動物と較べて人類の特徴は幼児期が長いことである。文化が進み、社会構造が複雑になると、幼児期は更に長くなる。その理由は、ひとりの人間を一人前の社会人として育てるために,技能的,知的,科学的な訓練を必要とするからである.文化,経済が豊かになると学齢期が長くなり、婚期も遅くなる。当然Quality Of LifeにおけるLife (ライフ)の内容と質も変化する。成長期には脳、骨、筋肉、内臓等の身体機能的発達と同時に、人格も形成されていくからである。