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油圧式エレベーターの今後の課題 ( No.180 )
日時: 2017年07月13日 14:05
名前: チェッカマン [ 返信 ]
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【エレベーターも建物とともに老朽化します】
建物の寿命は通常 50~ 60 年といわれています。しかし、それまでに設備機器の機能劣化が進むため、途中でそれらの修繕を行なう必要が出てきます。
エレベーターの場合、法定償却耐用年数(税法上)は 17 年、計画耐用年数は 25 年※1ですが、長期間経過するにつれメンテナンスだけでは防げない問題も起こってきます。
(※1 BELCA(公益社団法人 ロングライフビル推進協会)のLCC(ライフサイクルコスト)評価指針では、適切なメンテナンスをしているエレベーターの計画耐用年数は 25 年と定められています。)


【それによって、さまざまな問題が発生します】
油圧式エレベーターの機能低下のなかでも、心臓部である●油圧パワーユニット、頭脳にあたる●制御部の劣化が進行すると、部分的な修理・交換ではシステム全般の機能回復は望めなくなります。
また、長期的に見てもコストがかさむだけでなく、部品の調達も困難になってきます。


【新しい安全基準の制定など、社会ニーズも変化しています】
時代とともに耐震基準は強化され、2009 年にはエレベーターの新安全基準が制定されました。さらに環境対策など、社会ニーズへの対応は、建物の資産価値向上のためにも重要です。


【いまや主流は、ロープ式機械室レス】
図を見てもわかるように、1999 年のロープ式機械室レス・エレベーターの登場を機に、エレベーターの主流が一気に移行しました。ロープ式機械室レスが増えつづける一方で、油圧式の設置台数はどんどん減少。
低速エレベーターの 9 割弱が、ロープ式機械室レスとなってきています。


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(Web記事から)
[ エレベーターのリニューアル事例 ]
Aマンションでは、油圧式エレベーターを ロープ式に取り替えた。
理由は、年数が経つにつれ上階に移動するほど揺れるなどの機能不全が生じてきたことと、一回100万円ほど掛けて行うオイル交換が今後は3~4年周期で実施しなければならない可能性が出てきたからだという。
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当建物でも、
・震災被害で、補強・補修が必要となった場合、
・老朽化で、機能不全が生じてきた場合 (大きな修繕が必要となった場合)、
などでは、「ロープ式機械室レス・エレベーター」へのリニューアルを検討することも必要かと思います。



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Re: 油圧式からロープ式へ・・・制御・駆動部を変えるだけで実現 ( No.181 )
日時: 2017年07月13日 14:18
名前: チェッカマン [ 返信 ]
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■油圧式からロープ式へ・・・・ 制御・駆動部を変えるだけで実現。

1.短工期
( 連続休止は7日~10日 )
既設の油圧式エレベーターを完全撤去し、ロープ式に改修するこれまでの方式に比べ、工期を大幅に短縮。
利用する方にご迷惑をおかけする期間を、最小限に抑えることができます。

2.低コスト
( 既設のかご室・乗り場などを利用 )
乗場やかご室などの既存機器を利用することで、一括改修に比べ、リニューアル工事費用を大きく軽減することができます。

3.環境負荷低減
( 廃棄物重量 最大60%削減 )
既設の油圧式エレベーターの機器をすべて撤去した場合に対して、重量比で廃棄物をほぼ半減。環境への負荷軽減につながります。

4.スペース有効利用
( 機械室が不要 )
これまであった機械室は不要になるので、そのスペースを有効利用※1 できます。
(※1 機械室の用途は、建物の確認申請によって、限定される場合があります。)

5.省エネ
( 消費電力65%削減 )
最新のロープ式エレベーターは、モーターの駆動効率が高く、消費電力を大幅に抑えることができます。
M社従来品比で、年間9万円以上の節約になります。
(定員9名、分速45m、6箇所停止、 消費電力:油圧式 約530KWh,ロープ式 約180KWh、電気料金目安単価:22円/KWh、として試算。)


*乗り心地UP&段差解消
*走行時間約20%短縮
*消費電力約65%削減
*新安全基準(2009年施行)に対応


(注意)数値はすべてM社従来制御方式と比較した場合です。

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「動きが遅い」 「電気代がかかる」 「乗り降りのときに、しばしば段差がある」 「揺れて乗り心地がよくない」 といったことは、油圧式だからです。
しかし、ロープ式へリニューアルするにも、工期やコストが問題になってきます。
そこで開発されたのが、制御・駆動部だけを変える新発想のエレベーター・リニューアル方式です。

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平成11年(1999年)のロープ式機械室レス・エレベーターの登場を機に、エレベーターの主流が一気に移行しました。
ロープ式機械室レスが増えつづける一方で、油圧式の設置台数はどんどん減少。
低速エレベーターの9割弱が、ロープ式機械室レス(MRL)となってきています。

1997年竣工の当マンションⅠ番館では、イニシャルコストもランニングコストも高い“油圧式”の選択しかなかったのですが(塔屋建設不可の為)、
今後は、ライフサイクルコスト(Life cycle cost) = 『 生涯費用 』 で捉える方が得策かと思われます。




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