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『ある晴れた日に』加藤周一(岩波現代文庫09/10)
愉しい本棚 投稿日:2018年10月17日 13:14 No.255
 ☆☆☆☆☆
▶「BOOK」データベースより)
六〇年前に執筆された著者初の長篇小説である本書は、アジア太平洋戦争の日々を主題にしている。戦争に非協力を貫く医学生を主人公に、登場人物それぞれにとっての戦争末期から敗戦までの日々を瑞々しく描き出す。銃後における人間性の抑圧、恋愛と孤独、一九四五年八月の解放の意味が深く問い直される。

▶加藤/周一
1919‐2008年。評論家・作家。元都立中央図書館長。東京大学医学部卒業。1951年渡仏。55年帰国。『雑種文化』などの文明批評、文学・文化・社会に関わる長年の旺盛な文筆活動で知られる。晩年は「九条の会」呼びかけ人として平和憲法を守る運動に身を投じた