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『老人読書日記』新藤兼人(岩波新書00/12)
愉しい本棚
投稿日:2018年08月15日 18:14
No.165
西田幾多郎からシェイクスピアへ/ラスコーリニコフ/荷風の断腸亭日乗/漱石と子規の「私」/テネシー・ウィリアムズの「私/チェーホフの「私」/ゲイリー・ギルモアの「私」/棄民たちの「私」/
本の読み方は様々、ただ映画監督としての<画>の作り方に通底する読みには面白さを感じた。
▶岩波より
88歳の仕事師の夜にしのびよるすさまじい孤独,ひとときの救いは1冊の本だ.新しい本には秘密の扉を開くときめきがある.古い本もまたいい.そのときどきの自分の生きた時代に出会える.そのむかし,心を揺り動かしたものが,いまどんな姿をしているだろうか,別れた恋人に出会うような気持ちである.スーパー老人の読書日乗.