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まず先に【言葉】有りき ?
wajin128 投稿日:2017年10月18日 11:44 No.2041
まず先に【言葉】有りき ?

魏志倭人伝、後漢書、隋書では【邪馬壹】【邪馬臺】【邪靡堆】【邪摩惟】などと様々な文字が使用されています。
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この理由を説明します。
古代中国人は文字をどうやって作ったのでしょうか。
文字以前に有ったのは【言葉】です。
 
この【言葉】に文字をあてはめて作ったのです。
漢字は【偏・旁・冠・脚・構・垂・繞】で構成されています。
この中で【旁】は【音符】を、そして【旁】以外は漢字の意味 (義符) を表現しています。
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たとえば【ヒ】の音に【皮】を当てています。
この【皮】の声符に【衣】の義符を合せて【被】の文字を作っています。
したがって【皮】の声符には意味が有りません。
 
【被】の意味は【布団】という意味がありますが【衣 (おおいかぶせる)】が義符になっています。
例えば【壹】の旁は【登】【澄】と同様に【豆】ですから、読みは【dou4 (ト)】です。
 
そこで【邪馬壹】は【ya ma to】と読みます。
しかし宋以降は、こうしたルールが崩れて漢字の読みが変化しています。
漢字の読みと、その漢字の【旁】の音が80%近くが同音です。
 
この事は、かつて【旁】が音符だった事の証明と言えるでしょう。
言葉が先にあり、その言葉に合わせて漢字(文字)は作られています。
たえば【馬】を【ma】【ba】【me】と呼ぶ地域が在ります。
 
また韓では【靡】を【mi】と発音しますが【邪馬壹】を【ya mi to】と思って【邪靡堆】の漢字をあてたと思われます。
また【邪摩惟】の【惟】は【隹】の形声文字です。
 
【隹】の声符は【zhui1 (ト)】です、したがって【邪摩惟】の読みは【ヤマト】になります。
地域あるいは政権によって、漢字の音は変化しています。
漢字の音が変化した時にはやむを得ず、元の読みを保つために他の漢字を使用しました。
 
こうしたことを【仮借 (当て字)】といいます。
単純に【壹】を【臺】の誤写と決め付けるのは問題です。
 
https://blogs.yahoo.co.jp/wajin128/36991928.html
 




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