豪速球のラブストーリー

殿一気！！投稿日：2012年04月21日 23:58 No.1924

今年のアカデミー賞。 作品賞のサイレント映画「アーティスト」。 完全にハマってます！ 最初、セリフに音がないことに少々戸惑いましたが、助演女優のベレニス・ベジョがスクリーンに登場するや否や、もう映画の虜に……。ぐいぐい引き込まれました。 途中からは逆に字幕が煩わしいくらいになり、映画に夢中。 ラストでは堪え切れず目頭が熱くなり、ほろりときました。でもそれは不思議な涙で、すみれ色からオレンジ色に化学変化したような涙。うまく言えないけど、そんな感じなんです。 すでに２回鑑賞しましたが、もう一度観たいです。 もちろんＤＶＤも買う予定で、その時には字幕スーパーなしで観てみたいです。 この映画、往年の名作になぞらえて創られてはいますが、とても新鮮で、しかも直球勝負。譬えるなら豪速球のラブストーリーです。 興味深いのは、アカデミー賞で「脚本賞」にもノミネートされていたというところです。どのような脚本なのかすごく興味があります。ト書きの書き方とか、音声のないセリフの部分とか。 朝ドラ「カーネーション」が終了し、カーネーション燃え尽き症候群でぽっかり空いた心の隙間を、極上のラブストーリーが甘いチョコレートで満たしてくれたという感じでしょうか。 もう慣れっこではありますが、挫折感からくる萎えた気持ちを、奮い立たせてくれる名作に出会えた幸運に感謝して、自分の書きたいものを、また書いてまいろうと思います。


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