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「恋とニュースのつくり方」
岡山のTOM
投稿日:2011年03月02日 17:25
No.1673
「英国王のスピーチ」 から3日後、またまた素敵な映画に出合えました! 観た後、超特急で帰りたくなったほど。 早く感想を綴りたくて。<br><br>脚本は 「プラダを着た悪魔」(2006年のマイ・ベストテン2位)のアライン・ブロッシュ・マッケンナ、監督は 「ノッティングヒルの恋人」(1999年のマイ・ベストテン4位)のロジャー・ミッチェル。 あまり評判の声が聞こえてきませんでしたが、この組み合わせで面白くなってない訳がありません。 期待通り・・・・、いや、それ以上のラブコメの秀作でした。<br><br>【 地元テレビ局を 「緊縮財政」 のため解雇されたベッキー・フラー。 いつまでも落胆したままではいられないと履歴書を出しまくった彼女の元に、憧れの大都会ニューヨークの大手テレビ局から面接の連絡が入り、懸命の自己アピールで、何と、プロデューサーとして採用される。 やる気満々で初出社の日を迎えるも、任されたのは視聴率低迷にあえぐ打ち切り寸前の情報番組だった。 けれど、こんな事でへこたれるベッキーではない。 彼女の奮闘の日々が始まる!! 】<br><br>「きみに読む物語」 や 「シャーロック・ホームズ」 のレイチェル・マクアダムスがヒロインのベッキー役。 両作とも観ていますが、はっきりと記憶に残っているほど魅了された女優ではありませんでした。 故に、始まりの数分ぐらいは不安を抱きながらスクリーンを眺めていたものです。 でも━━。<br>最初にヤラレたのは、面接の場面。 懸命さが空回りしていくベッキーを観ていたら、笑いながら、なぜだか涙が込み上げてしまったのです。 ここで泣きそうになる人など1%も居はしないでしょうが。 味付けが、どんぴしゃだったという事。 この瞬間、本作は、私の大好物と化したのでした。<br>追い打ちをかけたのは、採用され張り切って出社するベッキーの髪型。 ポニーテールがよく似合っているのです♪ 落ち込んだ際には、額を壁に2~3度ぶつける癖のある彼女。 そのとき揺れるポニーテールが、また可愛くって。<br><br>プロデューサーは激務。 早朝から深夜までこんなに仕事ばっかりしていると、恋人なんか出来るもんか。 同じようにテレヒ局に勤めている男でもない限り。 ・・・・ いたよ(笑)。 ラブも、魅せてくれます。 邪魔の入り具合がまた憎くて、応援せずにはいられないのです。<br>「英国王のスピーチ」 のヘレナ・ボナム=カーターもいい女でしたが、レイチェルも負けていません。 スクリーンで輝いています。 しかも、若い(笑)。 惚れました! 彼女の眩しさにノックアウトされました。<br><br>番組のテコ入れのため、ベッキーは、彼女がこの仕事に就くきっかけを与えた憧れの人、報道に関する数々の賞に輝く伝説的男性キャスターを、手を尽くして引っ張ってくる。 しかし、このマイクという男、プライドが超高く、偏屈で扱いにくい、ろくでなしだったのです。<br>演じるのは、ハリソン・フォード! 脚本を気に入って、珍しくコメディーへの出演をOKしたのだそう。 が、どこまでもろくでなしなのです・・・・。 物語は、もう終盤。 この後、マイクは、” 愛すべき ” ろくでなしになることが出来るでしょうか。<br><br>ところで、ラブコメに必要な要素は何でしょう。 小粋さ、ベタさ、テンポの良さ、予定調和だけれどユニークさも備えた筋書き、お約束のドジっぷり、軽快な音楽、主役コンビのキュートさに、魅力的な脇役たち・・・・、もちろん、笑いと、温かい涙だって、忘れてはならないもの。 そして、それらを混ぜ合わせるさじ加減のセンスの良さ。 クライマックスのシチュエーションは見事でした! 盛り上がりました。 体が熱くなるぐらいに。<br><br>映画の始まりの頃、泣きそうになったと書きました。 実は、その1度だけではなく。 ” え、どこで? 泣くような場面なんてあった? ” そう不思議がられても仕方ないでしょう。 あのクライマックスが来るまでは。 あそこのハリソンには、観客の何割かが、ぐっときてしまったのでは。 こらえきれず、頬を濡らしたりもしたのでは。 良かった、ティッシュを使ったのは私だけではないぞ(笑)。<br><br>マイクと絶えず口げんかをしている、番組でコンビを組むお局キャスター役は、ベテランのダイアン・キートン。 映画に、コクと程よい甘辛さを与えていました。 また、チラシやポスターには大きく書かれていませんでしたが、ベッキーの上司役がジェフ・ゴールドブラムだったのは、嬉しいキャスティング。 久しぶりにスクリーンで見ました。<br><br>さて、そろそろエンド・クレジット。 ラストの幾つかのちょいネタの点描まで手を抜いてなくて。 というか、4~5秒で済ませず、エピソードの一つとして何十秒かかけてもっと見せれば良いのに。 勿体ないぐらい。 贅沢というか、サービス満点♪ ますます気持ち良く席を立てたのでした。<br><br>年末のベストテンの選出では、何位に入れることになるでしょう。 テンに入れるかどうかではありません。 ” 何位に入れるか ” です。 「英国王のスピーチ」 に負けないぐらい惹き込まれました!<br>
Re: 「恋とニュースのつくり方」
いまいまさこ
投稿日:2011年03月10日 11:42
No.1678
【Home】
TOMさん<br><br>この作品、ノーマークでしたが、脚本×監督の顔ぶれは魅力的ですね。<br>そして、きみよむの彼女、わたしはとても「好きな顔」なので<br>ますます興味津々。<br>でも、まずは英国王のスピーチを観なくては。<br>邦画も観たいのがいっぱいあるし、地元の神保町シアターでは<br>往年の「モード映画」特集をやってるし、目移りしている今日この頃です。<br><br>観たい作品がいっぱいある、観て好きになってしまう作品がいっぱいある、って幸せですね。
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