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投稿者:王子
完走記?言い訳記?の前に… 毎年10月第一週土曜日、僕が所属している会社では「インターナショナルボランティアデー」として全世界の社員がボランティア活動に奉仕する日となっております。 例年、私が所属する支社はゲートシティ大崎周辺のゴミ拾い(以前の支社では有楽町で足長育英会の募金活動のお手伝い)を実施しています。 今年は会社が日本での創立30周年ということで、全社を揚げての企画となります「10/1東北みやぎ復興マラソンの協賛及びスタッフ、ランナー派遣」があり、ボランティアスタッフ500名、ランナー400名、全社員の2割以上が携わりました。僕は勿論ランナーとして。 私事ではありますが、今回のコースであります名取、岩沼、亘理は前職で担当していたエリアでもあり大変思い入れが強い大会なのです。 当時お世話になった皆様には心から感謝申し上げますとともに、被災された皆様にお見舞いと、一日でも早い本当の復興を祈念しながら走る決心でした。 一般的に「復興=マラソン」のイメージが沸かないかもしれませんが、実際、この大会が開催されるにあたり、急ピッチで道路が整備されたり、全国各地から1万4000人ものランナーが訪れることで経済効果も得られ復興の一助になるとの事。 あの3.11から6年が経過し、TVやニュースでも取り上げらる事が少なくなり、風化が懸念されますが、私たちはあの日を決して忘れてはならないのだと強く思いながら現地入りしました。 また、レースへの意気込みとして、会社がスポンサーになってくれたお陰で、会社からのバックアップもあり「ヘナチョコ」では終われないという変なプレッシャーも正直ありましたが(^^;)、7月、8月は今年の東京前より距離は稼げましたし、自己ベスト更新(2時間40分切り)を目標に、ある程度自信を持って臨めました。 さて、言い訳スタートです(^^;) ◾︎9:15号砲 Aブロックスタートなので集団に着いて行く。入りの1kmだけ時計を見る。(後は見ない!)「3′37″」う〜ん、ちょっと速いかなぁ(汗)。集団がバラける。 ◾︎5km通過 「かなり脚(ふくらはぎ)を使っている感あり」。少し不安がよぎる。すでに一人旅(泣) ◾︎10km通過 ペースは悪くないが、気温上昇とともに発汗が凄い(汗)給水所で補給するも足りていない感じ。 ◾︎中間点 掲示板で通過タイム確認。1時間20分…東京より2分遅い…ふくらはぎだけでなく、ハムも疲労感。相変わらず一人旅… ◾︎25km通過 両足ふくらはぎ、ハムが弱音を吐き始め「これ以上スピード上げたら攣る」。スピードダウンし痙攣だけは回避させる。やはり発汗が凄い(汗) ◾︎30km通過 追い討ちをかけるように左大腿も痙攣の兆候。これまで11回のフルマラソン出場で完走2回、9回は歩くor。いつものように悪魔の囁きが来る…ず〜と、一人旅… 会社の代表で走らせて貰っている事、そして沿道の皆さんの「頑張れ〜」の応援のみならず、「走ってくれてありがとう!」「これまで応援ありがとう!」の声援を頂き、熱いものが込み上げて来るのと同時に『今日は絶対に歩かない』と固く決心しました。 ◾︎残り10km 完全にjogです(苦笑)兎に角、攣らないように走り続けるだけ。ず〜と一人旅。 ◾︎42.195km 2時間58分6秒(グロス) 疲労感もハンパなかったですが、脱水気味(泣) ゴール地点では社長、役員を始め多くの会社関係者が温かく出迎えて下さり感謝感謝です。 ◾︎着替え中 足が全部痙攣(泣)(泣)(泣) 今シーズン最初のレースは惨敗です。あれだけ準備したのに…かなり凹みました。 ただ、自分のレース内容よりも、この大会は他では味わえない応援、そしてあの大震災から復興を成し遂げようとしている地元の皆さんの気概を感じることが出来る素晴らしい大会でした。 「走ることで微力ながら何か」が果たせたとしたら本望です。 大会関係者の皆様、地元の皆様、会社関係の皆様、準備段階からこれまで本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました!
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