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投稿者:オヤジッチ
皆さん集まりで、(^^♪ 私は、下にあるように遺跡に行っても鳥ばかり・・・ 奴国の丘公園の溜池には、常連のアオサギとマガモが来ています。 これだけじゃあナーということで、資料館によったら、なぜか今まで気付かなかった「続・春日風土記」がありました。 前の「春日風土記」は民俗や自然に関する記事が主でしたが、「続」の方は、考古学(旧石器)~近世的な記事が半分ほどです。 なかなか読みごたえがありますし、まだまだ知らないことがいっぱいあることに気づかされました。 その筆頭が「馬糞層」なる災害考古学的遺層です。 この地層は弥生時代終末期に形成されたもので、厚さ約五〇㌢㍍、流木、木の葉、木の実などの植物遺体を含む暗褐色泥炭粘質粘土層で、福岡県教育委員会の井上裕弘技師は「台風等の天災が急速に、この地方一帯を襲い、収穫をひかえた稲作が破壊的打撃を受け、大凶荒をこの地方にもたらした。」のではないかと推測しているとのことです。というのも、この層の直上(直後)に弥生終末期のドングリ貯蔵穴が11基も出土しています。 この災害は、奴国だけでも列島だけでもなく全地球的なもので、ニュージーランド北島のタウポ火山の大規模噴火による数百年におよぶ海退現象と小氷期によるものと推測されているもので、古代学上、重要な出来事なのに殆ど知られていません。 邪馬臺國連合の衰退とヤマト勢力の勃興にも関係しているような気がします。
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