投稿者:wajin128
魏志倭人伝の【計其道里】の訳について ?
【計其道里 當在會稽東冶之東】
この文章を、安本氏は次のように訳しています。
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その (倭國との) 道里を計 (ってみ) ると、まさに 會稽 (郡) の東冶 (県、福建省福州付近) の東にあたる。
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【計其道里】とは【其の距離を計る】と言う意味です。
ところが彼の説明によれば【會稽東冶の東にあたる】になっています。
これでは【距離 (道里)】では無く【方角】と訳しています。
たとえば【東京から大阪までの距離は、西にあたる】と一緒です。
しかも【まさに 會稽の東冶の東にあたる】では【會稽の東冶】と【倭】は陸続きという事になってしまいます。
こうしたトンチンカンな訳を行うとは、あきれる他ありません。