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投稿者:粗忽屋
いやいや、さすが蔚山人さん、いろんなことをご存知ですね。 「伝信」をググってみたら、汲古書院というマニアックなところから「中国古代国家と情報伝達―秦漢簡牘の研究―(藤田 勝久)」という専門研究書がヒットしました。 目次を見ると、間違いなく通行証~旅券のような存在であったことが分かりました。 最近の伊都国での石製「硯」の出土を見ると、弥生後期になった時には、「伝信」を理解する役人が伊都国側にもいたのは間違いないでしょうね。 研究心旺盛な柳田康雄さんが、同様の石製硯を朝倉郡筑前町で2例みつけたことから、文字を解する人のネットワークが甘木に向けて伸びていたのも見えてきますね。 こういうものが、魏の使者の行路を示してくれると面白くなりそうです。
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