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投稿者:小心者
【南海トラフ地震に関連する情報の種類と発表条件】  「南海トラフ地震に関連する情報」は、南海トラフ全域を対象に地震発生の可能性の高まりについてお知らせするもので、この情報の種類と発表条件は以下のとおりです。 情報の種類/情報の発表条件 ●南海トラフ地震に関連する情報(臨時)  1)南海トラフ沿いで異常な現象(※1)が観測され、その現象が南海トラフ地震と関連するかどうか調査を開始した場合、または調査を継続している場合    2)観測された現象を調査した結果、南海トラフ地震発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと評価された場合    3)観測された現象を調査した結果、南海トラフ地震発生の可能性が相対的に高まった状態ではないと評価された場合 ●南海トラフ地震に関連する情報(定例)  1)「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」の定例会合において評価した調査結果を発表する場合 ○本情報の運用開始に伴い、東海地震のみに着目した情報(東海地震に関連する情報)の発表は行っていません。 〇南海トラフ沿いで異常な現象が観測されず、本情報の発表がないまま、突発的に南海トラフ地震が発生することもあります。 ⇒突発的な発生(※5) ※1:南海トラフ沿いのプレート間の固着状態の変化を示唆する可能性がある現象。現在、気象庁が調査を開始する対象となる現象は以下のとおりです。 ●気象庁が調査を開始する対象となる現象  イ)想定震源域(※2)内でマグニチュード7.0以上の地震が発生  ロ)想定震源域(※2)内でマグニチュード6.0以上の(或いは震度5弱以上を観測した)地震が発生し、ひずみ計(※3)で当該地震に対応するステップ状の変化(※4)以外の特異な変化を観測  ハ)1カ所以上のひずみ計(※3)で有意な変化を観測し、同時に他の複数の観測点でもそれに関係すると思われる変化を観測している等、ひずみ計(※3)で南海トラフ沿いの大規模地震との関連性の検討が必要と認められる変化を観測    ニ)その他、想定震源域(※2)内のプレート境界の固着状態の変化を示す可能性のある現象が観測される等、南海トラフ地震との関連性の検討が必要と認められる現象を観測 ※2:想定震源域;上図左に示す科学的に想定される最大規模の南海トラフ地震の想定震源域(中央防災会議、2013)。 ※3:ひずみ計;当面、東海地域に設置されたひずみ計を使用。(上図右) ※4:ステップ状の変化;地震発生時に通常観測される段差的な変化。 上記は、今後の検討により見直す可能性があります。 ※5:震度7の地震('95年阪神淡路、'04年新潟県中越、'11年東北太平洋沖、'16年熊本(2回))は、すべて突発的に発生しています。これが現実です。 【参照サイト】 ・気象庁|南海トラフ地震に関連する情報の種類と発表条件:http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/nteq/info_criterion.html
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