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投稿者:富岡秀朝(食客)
[YouTube:lzrdOhFi2kE:R] 「笑い」は、人間だけが笑う訳ではなく、大体のほ乳類が笑うとされている。コミュニケーションの手段としては原始的で、言語によるコミュニケーションの前段階にあります。 笑いの分類は、“laugh”と“smile”の区別である。わたしたち人間は、猿の仲間から進化した。人の笑いの起源も、猿たちの表情の変化にあるといわれる。 動物園でチンパンジーたちを見ていると、じゃれ合いの中で口を大きく開けることがあります。これは、人が「ワハハハハ」と思わず笑う、英語で言う「ラフ」(laugh)の笑い方の起源だといわれている。一方、チンパンジーたちは口を少しだけ開け、歯だけ見せることもあります。それは、群れの中でより上位のチンパンジーに服従することを示しているのだと考えられています。こちらは、人が「フフ」と微笑む、英語で言う「スマイル」(smile)の笑い方の起源で、わたしたちは、2種類の笑い方を猿たちから受け継いできたのだ。 もちろん、人の笑いとしての進化もありました。人は一緒に暮らす集団の規模を大きくしていく中で、さまざまな人と効果的にコミュニケーションを取るため、笑ったりすることで表情を豊かにしていったといわれている。また、同時に笑いの種類も増えていきた。「ムフフ」と含み笑いをしたり、「プーッ」と思い出し笑いをしたりと、笑いの種類がさまざまに広がったのは、人がレベルの高い笑いを手に入れた証ともいえます。
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