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投稿者:nabe
昨年2015年11月9日に四国西部で採集してきたヤマダカレハが翌日産卵し、卵越冬して2016年4月18日に体長6mmの幼虫が孵化しました。 そこでクヌギの葉を与えて飼育したところ順調に育ち、8月3日には体長90mmほどに成長し(左画像)、まもなく繭をつくり蛹化しました。 その後すっかり忘れていましたが今朝そろそろではないかとふと思いだして飼育容器をのぞくと1雄(中央画像)と2雌が羽化していました。 雌はすでに交尾を済ませたらしく産卵していました(右画像)。 1年かかった長い飼育でした。 なお、ついでに繭や蛹も撮影しておこうと枯葉をめくって繭を取り出したら、手がチクチクしたのでよく見ると多数の細かい毒針毛が刺さっていて取り除くのが大変でした。 毒針はあまりにも細くて短くピンセットでもつまめなく、しかも数が多くてかなり取り残しができました。 幼虫は強い毒があることは知っていたので触れないよう十分気をつけましたが、繭になったならもう大丈夫と油断したのが間違いでした。 数日は痛みが残りそうです。 ヤマダカレハの繭(蛹)を探すときは用心してくださいね。
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