投稿者:Huizi
2018年10月14日、東北みやぎ復興マラソンに参加。
震災から7年7か月、震災直後は支援方法が限られていたけど、
時間が経ち、支援する選択肢の幅が広がり、
[支援の方法にマラソンがあるなんて、最高]
と、去年から出たかったこの大会。
前日に現地入りし景勝地松島を観光、
比較的新しくオシャレな街作りを見て、
震災後に整備されたのかな、
がんばってきたのだなぁと肌で感じる。
それらを見ていて、こんなにもがんばっている方々の前では、
中途半端な走りはできないと感じ、今の自分の最大限+それ以上で走れたらと思った。
レース当日、スタートは50分前に整列。(気温が低く13℃くらいで、ずっとトイレを我慢)
スタートし、どんなにヘタレてもハイタッチと声援にはできる限り応えようと決めて。
正直、走ったコースの街並みはあまり覚えていない、
というよりも、街並みっぽい印象が少なく、復興途上であると感じることが多かった。
3.11の衝撃からのリカバリー期間として、7年という月日はまだまだ短く、
また、月日が経ち、復興速度の減速もあるのかもしれないと思うと、支援が不十分なのかもしれない。。。
走りに関しては現状では無理めだけどサブスリー集団について20kmまで巡行。
寒さでトイレを我慢していたのが20kmで限界に達し、トイレに駆け込む。
25km過ぎには練習不足のツケが周ってきて、終盤は4'27"/kmまで落ちる。
しかしながら、
レース中は、沿道の方々やエイドボランティアの地元の方々とたくさんの笑顔を見られたり、
またご高齢の方が、折りたたみ椅子から立ち上がってハイタッチしてくれたり、、
一体感の中で走らせてもらえたことで終盤も粘れたように思う。
42.195km 3時間00分07秒
個人的には故障から10か月。
走れない葛藤の中でやめたいと思った日は数えきれず。
しかし、故障と共存しながら走る道を模索する中で、マラソンの神様にご褒美をもらったような気がした。
自分の頑張りは被災した方々の頑張りに比べたら、遠く及ばないけど、
がんばろうと思う気持ちに触れ、共鳴して、
こんな形で「走らせてもらえる」事があるのだと、マラソンの奥深さを感じることができた。
今回こうしてたくさんのエネルギーをもらった東北の方々に、
心から感謝したいと思うとともに、これからも何らかのカタチで力になろうと思った。