Fig 31 Knee of the Headの下端(KH3)とFalse Keelの間に0.8㎜の間隙があったので、板を接着しました。 注)( )内は教材のP/Nです。以下同様
Fig 32 StemもKeelと同じ方法でラベットを掘り Apron、Rising Wood 、Knee of the Head をKeelに取り付けました。
Fig 33 Deadwood(DW2)は左上の断面図(ステーション25)のように上端はフレームと下端はKeelのラベットと面一になりますので、1㎜程のマージンを残して粗削りしました。なお、この時点ではDW2はフレームとの取り合いがあるのでDW1には接着しません。
Fig 28 次に、Knee of the Headの各パーツの接着面の直角度を修正しながら、ブラックボンドで貼り合わせました。
註)ブラックボンドとは実船の木材結合部の腐食防止に塗ってあるタール(コーキング)を表現するため、タイトボンドに黒インクを混ぜた自家製接着剤です。この状態では目立ちませんが、最後にオイルフィニシュで仕上げると綺麗になります。
Fig 29 教材のKnee of the Headの設計はストレートですが、多くの帆船の事例から、私は根元が5㎜、先端が3㎜のテーパーに変更し、写真のような治具を作りテーパー加工をしました。治具は手前に4㎜、奥に5㎜のスペーサーを両面テープで貼り付け、サンドペーパーを貼り付けた棒で削れるところまで研削します。スペーサーがあるので規定寸法以上には切削されないので手加工でも正確に安心して作業ができます。
Fig 30 裏側(左舷側)は前工程(右舷側)が既に1㎜ 研削されているので、写真のように1㎜のスペーサーを先端部(手前)に入れて研削します。