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検察側の罪人
原田眞人 投稿日:2019年03月14日 20:05 No.242



検察側の罪人(日本) 2018年 邦画年間興行収入ランキング9位

東京地方検察庁刑事部に配属された検事の沖野啓一郎は、有能で人望もある憧れのエリート検事・最上毅と同じ部署になり、懸命に仕事に取り組んでいた。あるとき、二人が担当することになった殺人事件の容疑者に、すでに時効が成立した事件の重要参考人・松倉重生が浮上する。その被害者を知っていた最上は、松倉に法の裁きを受けさせるべく執拗に追及するが、沖野は最上のやり方に疑問を抱き始める……

監督 原田眞人 代表作 『突入せよ! あさま山荘事件』『クライマーズ・ハイ』
脚本 原田眞人
音楽 富貴晴美、土屋玲子
主演 木村拓哉(最上) 代表作 『武士の一分』『HERO』『無限の住人』
原作 雫井脩介 『検察側の罪人』

上映時間 123分

登場人物

最上毅: エリート街道を進む検事。
沖野啓一郎: 若手検事。(二宮和也) 代表作 『硫黄島からの手紙』『GANTZ』

橘沙穂: 沖野の事務官。(吉高由里子) 代表作 『紀子の食卓』『横道世之介』

諏訪部利成: 闇ブローカー。(松重豊) 代表作 『探偵はBARにいる シリーズ』『アウトレイジ シリーズ』

松倉重生: 重要参考人。(酒向芳) 代表作 『22年目の告白 -私が殺人犯です-』

弓岡嗣郎: 有力容疑者。(大倉孝二) 代表作 『DESTINY 鎌倉ものがたり』『ジョゼと虎と魚たち』


【起】
検事の研修を受ける沖野啓一郎と、教官の最上毅。最上は検事の在り方を説く。自分勝手な正義にこだわると、犯罪者に陥ることがあると。
検事としての正義、検事でありながら悪になる可能性を熱弁する最上に、沖野は尊敬の念を抱いていく。

研修から5年後、沖野は東京地検に配置され、憧れの最上と同じ部署に配置される。
まず沖野が任されたのは、裏社会のブローカー諏訪部の取り調べ。
だが、諏訪部には若造扱いされてまったく相手にされない沖野。事務官としてついた橘沙穂が心配そうに見つめるなか、沖野は成果を上げられず悔しい思いをする。

【承】
しかし休む間も無く事件は起こる。蒲田で発生した老夫婦殺害事件。老夫婦宅を調べると金庫から借用書が見つかり、金銭トラブルによって殺害された可能性から容疑者をしぼって浮上した松倉重生。
その男に、最上は覚えがあった。最上は学生時代、学生寮で過ごしていた。寮で世話になった夫婦の中学生の娘、由紀は当時大学生だった最上たち寮生に可愛がられていた。

だが、由紀はある日、荒川で無残な姿で発見される。その重要参考人として挙がっていたのが松倉だった。松倉は当時少年で、かつ明確な証拠が見つからず逮捕されなかった。
最上は当時の怒りが沸き起こり、警察も松倉の犯行の線を考えて捜査を始めるが、松倉の過去に怒りを燃やす最上が、次第に松倉が犯人になるように捜査を操っていく。
最上自身が言っていた、検事でありながら悪に陥る可能性が、そこにはあった。

最上は裏社会のブローカー諏訪部の力を借りて松倉の別件犯罪の証拠を掴み、松倉を逮捕した。松倉の取り調べの担当になった沖野に、最上は苛烈な取り調べをするよう指示をだす。
ついに取り調べに耐えられなくなった松倉は、過去に荒川で由紀を殺害したことを自供し、別室で話を聞いていた最上は憎しみと悲しみで泣き崩れた。時効が成立しているため松倉を裁けず、悔しさをかみしめる最上。
しかも、老夫婦殺害についての証拠もなにも出てこなかった。

【転】
だが、老夫婦殺害事件は意外な進展をむかえる。ある居酒屋で弓岡という男が、「老夫婦を殺した」と自慢げに話していたという情報が入った。
そして同じ頃、最上の大学時代に同じ寮生でもあり親友丹野が自殺したとニュースで知る最上。
正義について熱く話し合う仲だった親友の死と、殺人を犯しながら時効後に平然と生きる松倉の存在。最上はもう冷静ではいられなかった。

最上は諏訪部をつかって拳銃を仕入れ、弓岡の元へ向かってかくまうフリをして山中に連れ出し、弓岡を殺害して山の中へ埋めた。かつて最上自らが言っていた、犯罪者に堕ちた検事の姿がそこにはあった。

ひそかに最上の動向を追っていた沖野と橘は、最上の怪しい動きを問いただした。しかし最上は沖野を事件の担当から外し、最上と沖野の関係は悪化する。
松倉から奪った老夫婦殺害の凶器を使って松倉の再逮捕に踏み込んだ最上をよそに、沖野と橘は松倉の無罪を主張するため、二人して職場を辞めて動き出した。

そして松倉の弁護人に協力し、その甲斐あって釈放される松倉。釈放パーティの場へ赴いた沖野は、松倉に取り調べ中の脅迫的な態度を詫びに行った。
だが松倉は沖野の顔を見た途端に怒り狂い、松倉を突き飛ばして外へと飛び出した。楽しそうに歌いながら道で踊る松倉。その松倉に向かって一台の車が突っ込んだ。車の中から出てきたのは、諏訪部の仲間だった。

【結】
そしてある日、沖野は最上に呼び出された。場所は自然の中に佇む、最上の祖父の別荘。沖野が最上に向けた疑いの心を晴らして再びともに戦おうと沖野に告げる最上。沖野の目の前に、親友が生前見つけた政党政権の汚職の証拠を見せる。

だが、沖野は最上の誘いを断り、別荘から出て大きく叫んだ。その姿を別荘の上階から最上は黙って眺めていた。

The End_シネマハッカー


みんなの評価 3.52/5.0

最高 (^0^)

歴史をふまえた現代社会の歪みみたいなものを感じました。
罪とは?罪人とは?いろいろ考えさせられました。


最低 ( ` 3´)

原田監督の関ヶ原でも感じたが 検察側の罪人でも台詞がやたら多くて早口で聞き取れない。
聞き取ることに集中してストーリーも入ってこない。




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