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マッドマックス2
ジョージ・ミラー 投稿日:2018年12月16日 00:04 No.114




マッドマックス2(原題: Mad Max2:The Road Warrior 豪州) 1981年 全世界映画興行収入ランキング38位

前作から3年後。2つの大国が大きな戦争を引き起こし、世界は戦火に包まれ、文明は崩壊した。石油が貴重品となり、各地で壮絶な奪い合いが勃発している。家族を失ったマックスは愛車のインターセプターとともにガソリンを求めて荒野を彷徨っていた。やがて精油所を守る人々と遭遇したマックスは、ガソリンと引き換えに暴走族との抗争に加担。再びハードなバトルに挑んでいく…

監督 ジョージ・ミラー
脚本 テリー・ヘイズ、ジョージ・ミラー、ブライアン・ハナント
音楽 ブライアン・メイ
主演 メル・ギブソン(マックス)

上映時間 95分


登場人物

マクシミリアン・ロカタンスキー : 元M.F.P.迎撃班。通称 “マックス”

ジャイロ・キャプテン: 小型オートジャイロを囮に強盗を働いていた男。

パッパガーロ: 石油精製所のリーダー。
フェラル・キッド: 鋭く砥がれた鋼鉄製のブーメランを自在に操る野生児。
ビッグ・レベッカ: 石油精製所を守っていた高齢の女性。

ヒューマンガス: 配下から「Lord(君主)」「ロックンローラーのアヤトラ(伝道師)」と称され、精製所の石油をつけ狙う暴走族の首領。
ウェズ・ジョーンズ: 暴走族のメンバーの戦士。黒い鳥の羽で装飾した衣装を纏い、頭髪を赤く染めたモヒカン刈りの暴徒。
ゴールデン・ユース: 暴走族のメンバーの戦士。ウェズが運転するオートバイ後部座席に搭乗する無口で金髪の青年。
ベアクロウ・モホーク: 暴走族のメンバーの戦士。モヒカンにマスクをし、手に鋭い爪とボウガンを装備してる。


【起】
「近頃は目もかすむようになったが、記憶だけは薄れない。パニックの時代、破れた夢、荒野…。特に忘れられないのは、マックスという強い男だ。彼の話をするには、昔に戻らねばならない」
そう話す男の声によって、マックスの活躍が知らされます…。

近未来。
石油が世界の動力をまかない、鉄でできた都会があった時代は、もう昔のことです。
一般市民にとっては分からない理由で巨大な2大国が戦い、世界中を火の海にしました。
世界から燃料がなくなり、車を走らせることが難しくなります。
その段階でやっと事の深刻さに気付いた指導者たちが、今後の対策を話し合いますが、すでに崩壊は始まっていました。防ぐことはできません。
文明は滅び、都会派荒れ果てます。
略奪の旋風、恐怖の嵐、あげくには人肉を食う者まで現れ、道路は生き地獄となりました。
残ったのは、スピードと暴力だけです。
暴走族はガソリンを血眼になって追い求め、一般人は虐げられるだけでした。

マックスも、一瞬にしてすべてを失いました。
元警官だったマックスは、妻子を殺されて、放浪の日々を続けていました。
V8インターセプターという車に乗り、愛犬を助手席に乗せたマックスは、荒野をあてもなく放浪し、そこで生きる道を選んでいます。
マックスは戦いを挑んでくる相手のみを選び、倒してはガソリンを奪って走っていました。

ある日、マックスはウェズ・ジョーンズとゴールデン・ユースという、ゲイのカップルのバイクを撃退します。
横転している大型トレーラーを見つけたマックスですが、運転手はすでに死亡していました。持ち物に手巻きのオルゴールを見つけたマックスは、それを胸にしまい立ち去ります。

しばらく車を走らせると、1機のオートジャイロが止まっていました。ヘリコプターと自転車を足したような形ですが、3人くらいまで乗れそうです。
近づいたマックスは、襲ってきたヘビをかわしました。さらにヘビの飼い主のジャイロ・キャプテンの攻撃も難なくかわします。
黄色いタイツを履いた男ジャイロ・キャプテンはオートジャイロをおとりにし、ヘビの攻撃で運転手に打撃を与え、ガソリンを盗むつもりだったのです。
マックスはジャイロ・キャプテンに電気ビリビリの拷問を加え、32km先に石油精製所があることを聞き出しました。
ジャイロ・キャプテンを車に拘束し、連れていきます。

目当ての場所は、広大な砂漠の真ん中に位置していました。ジャイロ・キャプテンの言う通り、石油を汲み出して精製しています。発電所もあり、夜でも明るく光っています。
ところがその周囲に、設備を狙う者たちがいました。それはヒューマンガスをボスとする、暴走族の一団です。

【承】
精製所の中に住む住民たちは、ヒューマンガスが包囲しているために、外へ出られない状態でした。
包囲して襲うヒューマンガスの一団に、先ほどマックスが撃退した赤毛のウェズたちもいることを、マックスは確認します。

汲み出して精製した石油はタンクローリーに貯め込んでおり、数千ガロンくらいありそうだと、ジャイロ・キャプテンは言います。
特に目的もないので、マックスはジャイロ・キャプテンと一緒に、遠方で施設とヒューマンガスたちを見張りました。ドッグフードの缶を開け、食べ始めます。
空腹のジャイロ・キャプテンは自分用の匙を出して待ちますが、マックスは缶を愛犬に放りました。マックスの次に食べるのは犬です。
犬の食べ残しが、ジャイロ・キャプテンに回りました。指を使って缶を舐めるように、ジャイロ・キャプテンは食べます。

見張りを開始してしばらく後、昼間に車が4台、別方向に出てきました。
出てきた車を、ヒューマンガスの一団が襲います。
咄嗟にマックスは、そのうちの1台を助けに行きました。ジャイロ・キャプテンに手錠の鍵を渡し、解放します。
ウェズたちから運転手を助けますが、虫の息でした。運転手を連れて、施設の中に入ります。
マックスが施設に入ると、当然のことながら施設内の者たちに警戒されました。スパイではないかという声もあがります。
「4km先の道路で死にかけていた。あとの車は南西の方へ逃げた」と話したマックスは、運転手と「施設まで連れて帰れば、燃料を分けてもらえるという取引をした」と主張しますが、取引した運転手は死んでしまいました。立証ができません。
マックスは警戒され、インターセプターもそのまま取り上げられます。

精製所内の者たちは、一致団結していました。
ヒューマンガスたちが襲ってきそうになると、戦闘配置に着くよう指示があり、火炎放射器などで撃退します。
精製所内部のリーダーは、パッパガーロという金髪の青年でした。パッパガーロの命令の下、みんなが団結して戦っています。

ほかに逃げた3人を捕まえて車の前部にはりつけにしたヒューマンガスが、和平交渉だと言って精製所に近づいてきました。
ヒューマンガスは「精製所をそのまま置いて立ち去れば、命は助けてやる」という無茶な条件を言い始めます。
両者が険悪なムードになり、精製所側の少年フェラル・キッドがブーメランで攻撃しました。
ブーメランを甘く見たウェズの男娼ゴールデン・ユースが、その鋭い刃で死にます。
ヒューマンガスは「1日待つからよく考えろ」と言って立ち去りました。

【転】
精製所の一団は、揉めます。
「命は助けてやると言うのだから、立ち退こう」という意見と「しかし、その先はどうする」という意見とで対立していました。
マックスはオルゴールをフェラル・キッドに見せ、プレゼントします。フェラル・キッドはマックスが悪い者ではないと気付き、なつきました。
精製所内部の話し合いを聞くことで、彼らの目的が「3200km離れた場所にある新天地に行く」ことが判明します。そのために、燃料を作っているのです。
話が呑みこめたマックスは、彼らの会話に割り込み「トレーラーなら知っている。脱出できるぞ」と言いました。みんながマックスの発言に注目します。

マックスが言うトレーラーは、道中に横転していたあの車のことでした。
しかし精製所の者たちがそのことを知る筈もなく、マックスの言うことを疑います。
「トレーラーを持ってくるには、ディーゼル油とガソリンがいる」とマックスは言いました。トレーラーを精製所まで運転するには、当然必要なものです。
半信半疑ではあったものの、精製所の人たちは「インターセプターを質にして」取引を呑むことにしました。マックスにディーゼル油とガソリンを持たせます。
マックスは夜の暗闇に乗じて砂漠を抜けますが、なついたフェラル・キッドもついてきました。

砂漠を歩いたマックスとフェラル・キッドは、ジャイロ・キャプテンと合流します。
ガソリンをジャイロに入れ、空中を移動してトレーラーのところへ行きました。
ディーゼル油を入れ、トレーラーの前部のみをマックスが運転します。

トレーラーが近づいてくるのを見たヒューマンガスたちは、捕まえようとします。
しかしトレーラーが大きいので、なかなかうまくいきません。ジャイロ・キャプテンもマックスに協力します。
マックスはトレーラーを精製所に乗り入れました。
襲撃でリーダーのパッパガーロが、足を矢で負傷しました。倒れたパッパガーロに代わってマックスが火炎放射器を手に持ち、ヒューマンガスたちを撃退しました。
この活躍で、マックスが自分たちの応援をしてくれていると、精製所の者たちは信用します。ジャイロヘリを着陸させたジャイロ・キャプテンも、仲間に迎え入れられました。
ヒューマンガスは怒って、人質3人を燃やす処刑をしました。

リーダーのパッパガーロは、仲間になろうとマックスを誘います。
しかしマックスは「取引は終わった」と言い、インターセプターで出ていこうとしました。
パッパガーロはマックスに新たな契約として、トレーラーの運転を頼みますが、マックスはそれすらも断ります。
3200km先には新鮮な水がある、温かい土地なのだと、パッパガーロは誘います。「不幸は君だけじゃない」とさとしますが、マックスは孤独を選ぼうとします。

【結】
インターセプターで精製所を出たマックスは、ヒューマンガスの一団に狙われます。
攻撃されて車を横転させられたマックスは、右腰を負傷しました。
ヒューマンガスの手下たちに愛犬を殺されたマックスは、車に細工をし、近づいた手下たちを爆発炎上させます。
たちのぼる煙を見て、ジャイロ・キャプテンがマックスを助けに来ました。
意識がもうろうとするマックスを、ジャイロ・キャプテンが運んで精製所で手当てをします。

意識を回復したマックスは、一転してリーダーのパッパガーロに「トレーラーの運転をする」と名乗り出ました。心境の変化に驚きますが、パッパガーロはマックスに頼みます。
作戦はこうです。
先に燃料を積載したトレーラーが、出ていきます。当然ヒューマンガスたちは、燃料めあてに群がってきます。
その間に他の女子どもたち住民が、バスで逃亡する…という方法です。ほかにもパッパガーロらは戦闘用の車を用意し、攻撃できる若者たちを乗せました。

トレーラーが精製所に入り込んだので、ヒューマンガスたちも「やがて燃料を積んだトレーラーが出てくる」と気付き、待ち受けています。
対決の時でした。
マックスが運転するトレーラーに、少年フェラル・キッドも乗り込みます。
トレーラーはしゃにむに前進しました。ジャイロに乗ったジャイロ・キャプテンも、爆弾を落として敵を攻撃します。
トレーラーやバスが出た後の施設に、入り込んで石油の残りかすを取ろうとするヒューマンガスの手下もいました。
それを見越して、時限爆弾も設置しています。施設が爆発し、パッパガーロ側は撤退する場所を失います。

壮絶な戦いは、パッパガーロ側にもヒューマンガス側にも犠牲者を出しました。
女戦士がウェズの矢に倒れ、リーダーのパッパガーロも三つ又の槍で倒されます。ジャイロ・キャプテンのジャイロも撃墜されました。
轢いたつもりのウェズが、しぶとく車両前部にしがみつき、生きていました。しかしヒューマンガスの車とぶつかり、ヒューマンガスもウェズも死にます。

正面衝突したために、トレーラーは横転しました。
タンクからこぼれたのは油ではなく、赤い土でした。マックスは驚きます。
マックスは知らされていなかったのですが、それは大掛かりな陽動作戦でした。考え付いたのは、ジャイロ・キャプテンです。驚くマックスを前に、ジャイロ・キャプテンはにやっと笑いました。

貴重な燃料は小分けにして、バスに積まれていました。
その後、新天地に向かった一団は、ジャイロ・キャプテンをリーダーに据えて暮らしました。
マックスは一団と別れました。その後、マックスがどうなったかは、誰も知りません。

The End _hmhm




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