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市民ケーン オーソン・ウェルズ 投稿日: 2022年12月25日 15:32:45 No.1019 【返信】




市民ケーン(原題: Citizen Kane) 1941年 全世界年間興行収入ランキング14位

荒廃した壮大な邸宅の内で、片手に雪景色の一軒家のあるガラス玉を握り、“バラのつぼみ”という最後の言葉を残し新聞王ケーンは死んだ。死後のケーンに与えられた賛否の声は数多かったが、ニュース記者トムスンは“バラのつぼみ”の中にケーンの真の人間性を解く鍵があると信じ彼の生涯に関係のある人々に会うことになった……

監督 オーソン・ウェルズ 代表作 『偉大なるアンバーソン家の人々』『上海から来た女』『黒い罠』
脚本 ハーマン・J・マンキーウィッツ、オーソン・ウェルズ
音楽 バーナード・ハーマン 代表作 『悪魔の金』『ジェーン・エア(1943)』『タクシードライバー』
主演 オーソン・ウェルズ(ケーン) 代表作 『第三の男』『白鯨(1956)』『わが命つきるとも』

上映時間 119分


登場人物

チャールズ・フォスター・ケーン: 新聞王の大富豪。

スーザン・アレクサンダー: ケーンの2番目の妻。歌手。(ドロシー・カミンゴア) 代表作 『大いなる夜』
バーンステイン: ケーンのビジネスパートナー。( エヴェレット・スローン) 代表作 『上海から来た女(1947)』

メアリ―・ケーン: ケーンの母。(アグネス・ムーアヘッド) 代表作 『偉大なるアンバーソン家の人々』『パーキントン夫人』

ジェデッドアイア・リーランド: ケーンの親友でビジネスパートナー。(ジョゼフ・コットン) 代表作 『第三の男』『オーソン・ウェルズのフェイク』

ジェリー・トンプソン: ニュース記者。(ウィリアム・アランド) 代表作 『マクベス』



【起】
「立入禁止」と書かれた柵の中にある巨大な豪邸。庭には湖や動物を飼うためのオリなどがあるが、荒れ果てている。豪邸の大きなベッドルームで横になった1人の男が、「バラのつぼみ」とつぶやき、亡くなる。

「ザナドゥの城主が死去」というニュース映画が流される。フロリダに作られた豪邸ザナドゥの豪華さについて、集められた美術品や動物について、ザナドゥを作ったチャールズ・フォスター・ケーンの葬儀が行われたこと、ケーンがニューヨークの小さな新聞社を全国規模の大新聞社に育て上げたこと、母親が遺産として残した鉱山がスタートだったこと、財産管理人だったサッチャー氏がケーンを共産主義者だとコメントしたこと、敵も味方も多かったこと、2回の結婚と2回の離婚をしたこと、2人目の妻スーザンのために莫大な費用をかけてオペラハウスやザナドゥを作ったこと、知事選に出馬したがスキャンダルで敗北したこと、新聞事業の失敗で破産したことなどを報じる。

ニュース映画を見終えた編集長は物足りなさを感じる。ケーンの最後の言葉「バラのつぼみ」に注目し、ニュース映画の上映を延期して、「バラのつぼみ」の意味を調べるように、記者のトンプソンに命じる。

【承】
アトランティック・シティにあるケーンの2番目の妻スーザン・アレキサンダー・ケーンが経営するナイトクラブ。スーザンはテーブルで酔いつぶれている。ニュース映画の記者のトンプソンが訪れ、ケーンについて話を聞こうとする。だが、スーザンは怒鳴ってトンプソンを追い返す。

トンプソンはフィラデルフィアにあるサッチャー図書館を訪れ、ケーンの財産管理人だったサッチャーのメモを閲読する。1871年、ケーンの母親は、鉱山の権利を少年だったケーンに渡し、ケーンが全財産をもらえる25歳までの管理を銀行に任せた。ソリで遊んでいたケーンは、財産管理人として迎えに来たサッチャーに連れて行かれた。25歳になったケーンは全財産を受け取ったが、金鉱などには興味を持たず、ニューヨークの新聞社(インクワイア紙)の経営だけに興味を持った。ケーンは、自身が株主の会社を含めた資本家を告発する記事などを掲載。新聞経営は大赤字だったが、それでも60年は続けられる資産を持っているはずだった。だが、1929年の大恐慌で新聞社の経営は悪化し、ケーンは全権を手放した。メモには「バラのつぼみ」については書かれていなかった。

トンプソンは、ニューヨークのバーンスティンの元を訪れて、ケーンや「バラのつぼみ」について話を聞く。バーンスティンは、ケーンとリーランドと一緒に、インクワイア紙の経営に乗り出した人物だった。新聞社のオーナーになったケーンは、ゴシップ記事を積極的に掲載するように編集方針を変更。市民のための新聞とする宣言を紙に書き、新聞の一面に掲載する。宣言を書いた紙はリーランドがもらった。ケーンはライバル紙のスター記者を全員引き抜き、発行部数でもニューヨークでトップになり、記念パーティが開かれた。その後、ケーンはヨーロッパ旅行をし、旅行中に知り合った大統領の姪エミリーと婚約をして帰ってきた。これらのことを話したバーンスティンは、エミリーは「バラのつぼみ」ではなく、失った何かではないかと推測する。バーンスティンは、ケーンの学生時代からの友人であるリーランドに会うように勧める。

トンプソンは、ニューヨークのバーンスティンの元を訪れて、ケーンや「バラのつぼみ」について話を聞く。バーンスティンは、ケーンとリーランドと一緒に、インクワイア紙の経営に乗り出した人物だった。新聞社のオーナーになったケーンは、ゴシップ記事を積極的に掲載するように編集方針を変更。市民のための新聞とする宣言を紙に書き、新聞の一面に掲載する。宣言を書いた紙はリーランドがもらった。ケーンはライバル紙のスター記者を全員引き抜き、発行部数でもニューヨークでトップになり、記念パーティが開かれた。その後、ケーンはヨーロッパ旅行をし、旅行中に知り合った大統領の姪エミリーと婚約をして帰ってきた。これらのことを話したバーンスティンは、エミリーは「バラのつぼみ」ではなく、失った何かではないかと推測する。バーンスティンは、ケーンの学生時代からの友人であるリーランドに会うように勧める。

トンプソンは入院しているリーランドを訪れて、ケーンや「バラのつぼみ」について話を聞く。ケーンとは親友だったが、ケーンは誰も信じなかったと語り、さらに詳しくケーンについて語り出す。ケーンとエミリーの結婚生活は、ケーンが新聞の仕事を優先することや、エミリーのおじでもある大統領を批判する記事を掲載したことなどから、すぐにうまくいかなくなった。ケーンと2番目の妻となるスーザンは、道端で偶然に知り合った。馬車が跳ねた泥をかぶったケーンをきれいにしてあげようと、スーザンがケーンを部屋に入れたことがきっかけで親しくなった。ケーンは何度も足を運び、歌手を目指していたというスーザンの歌声を聞くなどして過ごした。

ケーンは知事に立候補した。現知事のゲティスの腐敗を訴え、世論調査でも優勢で、演説集会でも喝采を浴びた。だが妻のエミリーの元にある手紙が届いていた。差し出し人はスーザンだった。エミリーがケーンをスーザンのアパートに連れていくと、そこには現知事のゲティスがいた。ゲティスがスーザンを脅してエミリーに手紙を書かせたのだった。ゲティスはケーンが選挙から降りなければ、新聞にケーンとスーザンの密会を書かせるという。だが、ケーンは選挙から降りることを拒否し、密会を新聞で報道された結果、ケーンは落選した。落選した朝、酔っ払ったリーランドはケーンと新聞社で話をした。リーランドはケーンが民衆を奴隷のように考えていると批判し、シカゴへの転属を希望した。

ケーンとスーザンは結婚した。ケーンはかつてオペラ歌手を目指していたスーザンのためにシカゴにオペラハウスを建設し、主役を演じさせた。だが、スーザンは実力不足だった。幕が下りた後、ケーンはインクワイア紙のシカゴ支社にやって来た。酔って寝ていたリーランドが書いた、スーザンを酷評する劇評を読んだケーンは、自らタイプライターを打ってリーランドの原稿の続きを書き、リーランドを解雇したのだった。

【転】
リーランドから話を聞き終えたトンプソンは、再びスーザンの元を訪れ、ケーンについて聞く。スーザンはケーンについて語りだす。再婚した後のケーンは、スーザンに歌の先生をつけたが、うまくならなかった。歌の先生もスーザンも続けることを望んでいなかったが、ケーンはやめることを許さなかった。オペラの初舞台のスーザンのできは良くなかったが、観客の拍手が鳴り止んだ後もケーンは拍手をやめなかった。酷評されたスーザンは歌うことを拒否したが、ケーンは認めなかった。スーザンは全国で歌い続け、各地のインクワイア紙はスーザンを称賛する記事を掲載した。耐えられなくなったスーザンは自殺を試み、ついにケーンも諦めたのだった。

巨大な屋敷ザナドゥの中で、スーザンはジグソーパズルをして過ごしていた。退屈していたスーザンは、ケーンにニューヨークに行きたいとせがむが、ケーンは拒否。スーザンのジグソーパズルの日々は続いた。ある日、ケーンの発案で、ケーンとスーザンは金持ち連中を連れてピクニックに出かけた。テントの中で、ケーンとスーザンは口論となった。スーザンに「金で愛を買おうとしている」と言われたケーンは、頭に血が上り、スーザンの頬をたたいた。離婚を決意して出ていこうとするスーザンを、ケーンは止めようとした。だが、「私を傷つけるな」と言われたスーザンは、ケーンが大事なのは自分自身とあらためて気づき、ザナドゥを去ったのだった。

【結】
スーザンの話を聞いたトンプソンは、「ケーンをかわいそうに感じる」と感想を述べ、スーザンは同意する。ザナドゥにやって来たトンプソンは、スーザンに話を聞くように勧められていた執事のレイモンドに、「バラのつぼみ」について聞く。スーザンが出ていった時、ケーンはスーザンの部屋の物を投げつけ、テーブルをひっくり返し、物を壊しまくった。だが、テーブルの上にあるスノードームを手に取ると、「バラのつぼみ」とつぶやき、静かに部屋を出てどこかに向かっていったのだった。レイモンドの話でも「バラのつぼみ」については分からなかった。

トンプソンはザナドゥの倉庫に置かれた、膨大な数の貴重なケーンの収集品を眺める。トンプソンは「バラのつぼみ」の意味にたどり着くことはできなかった。膨大な収集品のうち、価値がないとされたものを、作業員が焼却炉に投げ込んでいる。1人の男がソリを投げ入れる。そのソリは、ケーンが幼少期に母親と別れる時に遊んでいたもので、そこには「バラのつぼみ」と書かれている。ザナドゥの煙突からは黒い煙が立ち上り、ザナドゥを囲う柵には「立入禁止」と書かれている。

The End _映画スクエア

第14回アカデミー賞 脚本賞 受賞


みんなの評価 3.56/5.0

最高 (^0^)

この作品の最大の魅力は演出の良さでしょう。シナリオに関しては、好き嫌いが分かれるかと思われますが、私は十分楽しめました。
最初に主人公の人生を大雑把に紹介した後、場面を重ねていくことで、主人公の人生の孤独、というか悲劇性が明らかになってくるという構成が斬新でした。
映画としては名作に違いないでしょう。

最低 ( ` 3´)

さすがに退屈
時を経ても古くならない部分と、時と共に古くなって行く部分と‥。


解説

バラのつぼみとはなんだったのか?

具体的には、少年ケーンが持っていた橇に描かれていたのが、バラのつぼみの絵と文字であった。
これとセットになって登場しているのがスノーグローブ。
これらから導かれるのは、彼の故郷であり、母親との別れ。
親元を離れたクリスマスで、プレゼントにケーンはそれまで持っていたのと同じバラのつぼみの橇をもらっている。
思うに、雪の積もらない都会で、橇なんてもらってもしょうがなかったのではないか。
欲しいのは橇じゃなくて、橇で遊んでいたあの頃なんじゃないか。
欲しいのはこれじゃない感、お金では与えてもらえないもの、母の愛、ではないか。
そういったものの象徴なのかなと思った。

そして、スーザンが出て行ったとき、すなわちどん底の状況で、荒らした部屋の中でスノーグローブを見つけた彼は、自分がいままで与えてきたもの、買ってきたもの、がまさにバラのつぼみの橇であったと気付いたのかもしれない。
愛されたくて、愛したけれど、欲しい愛は手に入らず。
それが自分にとってどういうものなのか。
それに気付いたからこそ、今わの際までスノーグローブを持っていたのではないだろうか。


描かれている構図を抽象化してみる

主人公は、幼少のころに「ギフト」を得たがその代償に「ロスト」した欠落がある。
ギフトによって力を得るが、その力ではロストは埋められない。
ついには多すぎるギフトの中で、ロストを求めても得られず、孤独に死ぬ。

ロストを象徴しているキーワードがある。
映画では、このキーワードを鍵にして、第三者が主人公の人物像を探っていく。各人の証言によって、人物像とギフトとロストが明らかになっていく。

このお話において、ギフトは自分で求めたわけではないものであり、母から子へと受け渡されたものであるところ。
そして母は子を思ったからこそ別れる選択をしたが、結果それが子側にとっての大きなロストになってしまった。








サンタクロース ヤノット・シュワルツ 投稿日: 2022年12月24日 21:55:58 No.1018 【返信】




サンタクロース(原題: Santa Claus: The Movies 英・米合作) 1985年 全世界年間興行収入ランキング38位

昔々、妖精の国でサンタクロースが誕生した。そして、時は現代、サンタの人気を妬んで飛び出していった妖精が悪徳玩具会社の社長と手を組んで悪巧みを考えている。それを知ったサンタクロースは、子供たちの夢を守るために急いでそこへ向かうのだが……

監督 ヤノット・シュワルツ 代表作 『ジョーズ2』『ある日どこかで』『スーパーガール』
脚本 デイヴィッド・ニューマン 代表作 『俺たちに明日はない』『スーパーマン シリーズ』
音楽 ヘンリー・マンシーニ 代表作 『ティファニーで朝食を』『ひまわり』『ピンク・パンサー シリーズ』
主演 ダドリー・ムーア(パッチ) 代表作 『テン』『ミスター・アーサー』


上映時間 107分


登場人物

パッチ: 妖精の村から人間界に出て行った妖精。

クラウス: 木樵。(デヴィッド・ハドルストン) 代表作 『テキサス大強盗団』『ブレージングサドル』『ビッグ・リボウスキ』

老妖精: (バージェス・メレディス) 代表作 『ロッキー シリーズ』

ジョー: 天涯孤独の貧しい少年。(クリスチャン・フィッツパトリック)
コーネリア: (キャリー・ケイ・ハイム) 

B・Z: 極悪大玩具会社のオーナー。(ジョン・リスゴー) 代表作 『ミッドナイトクロス』『ガープの世界』『愛と追憶の日々』



【起】
昔々、あるところに木こりのクラウスが住んでいました。彼は木彫りの玩具を作っては、毎年クリスマスになると子ども達にプレゼントして回っています。

ある年のクリスマス、妻アニヤと共に子ども達のもとへ向かっていたクラウスは、猛吹雪で遭難してしまいました。すると星が強く光り、たくさんの妖精達が現れます。驚くクラウス達は北極にある彼らの国に案内されました。

そこにはたくさんの玩具が所狭しと並べられています。玩具は全て妖精達が作った物で、彼らはそれを世界中の子ども達に配りたいと願っていました。そしてクラウスに、その役を担って欲しいと頼みます。クラウスははじめこそ戸惑いましたが、妖精達の願いを受け入れアニヤと共に不死の命を得ました。そして赤い衣装を身に纏い、トナカイが引くソリに乗って子ども達にプレゼントを配る「サンタクロース」となったのです。

そして時は流れ、20世紀。仕事に追われるサンタクロースは、助手を雇うことにしました。候補になった妖精は、発明が得意なパッチと、仕事を堅実にこなすパフィです。パッチはサンタクロースに認めて貰うために玩具を組み立てる機械を発明し、大量生産に成功しました。その功績が認められ、助手に抜擢されます。早速サンタクロースはその年のクリスマス・イヴに、玩具をたくさん載せて妖精の国を出発しました。

【承】
アメリカ、ニューヨーク。凍えるような街の中で、家族も住む家も無い孤独な少年ジョーは食べ物を探していました。彼に気付いたのは、両親を亡くし伯父B・Zに育てられている少女コーネリアです。彼女も自分に全く興味の無いB・Zと厳格な家庭教師に囲まれ、孤独に暮らしていました。コーネリアがジョーに食べ物を渡したことから、2人は親しくなっていきます。

そしてやって来たクリスマス・イヴ。トナカイが引くソリに乗って現れたサンタクロースは、道端で火に当たるジョーに気付き声をかけました。はじめは信じていなかったジョーも、本物のサンタクロースだと分かるととても興奮します。サンタクロースはジョーをソリに乗せてやり、一緒にプレゼントを配りに行きました。

コーネリアの家へ行った時、物音で起きた彼女と遭遇してしまいます。3人は仲良しになり、また来年再会の約束をしました。ところが、夜が明けると思いがけない事態が起こります。パッチが作った玩具は不良品だらけで、続々と各家庭の煙突を伝って返品されてしまったのです。大量生産を重視したため、作りが雑になってしまっていたのでした。

パッチはサンタクロースに嫌われたと感じ、助手を辞めて妖精の国を出て行ってしまいます。

ニューヨークでは、B・Zが経営する玩具会社が糾弾されていました。危険な玩具を販売したことで非難され、このままでは倒産の危機です。そんなB・Zの前にパッチが現れました。彼はサンタクロースを見返すために、仕事を手伝いたいと言い出します。皆が驚くような新製品を作り、それを無料で子ども達に配るのだと。

B・Zははじめこそ混乱したものの、パッチを利用しようと考えます。金儲けのことしか頭にない彼は、イメージアップのチャンスだと思い直すことにしました。パッチはキャンディを作り、そこに妖精の国から持ち出したパウダーを混入させます。パウダーを使用すると、サンタクロースのトナカイ達のように宙に浮くことが出来るのです。パッチはテレビCMにも出演してキャンディを宣伝し、サンタクロース達も知ることになりました。

そしてやって来たクリスマス・イヴ。パッチは玩具の車にパウダーを使用し、空を駆けて子ども達にキャンディをプレゼントして回りました。それを見たサンタクロースは肩を落とします。その後ジョーと再会の約束を果たし、プレゼントを配りに行きました。

翌朝、パッチのキャンディを食べた人間が浮き上がり、世界中で話題になります。B・Zは大喜びしますが、パッチは成果を上げたので妖精の国に帰ると言い出しました。金を稼ぎたいB・Zは、パウダーの効果を強くして空も飛べるような新製品を作ってからにして欲しいと頼みます。仕方なく承諾したパッチは、パウダーの効き目を強力にしたキャンディステッキを作ることにしました。

【転】
パッチのキャンディが世界中で絶賛され、サンタクロースは自信を失っていました。昔は、クリスマスプレゼントは希望を与え友を励ますものでした。しかしもうクリスマスは意味を失ってしまったようです。自分も愚かな老いぼれに過ぎないとアニヤに話して落ち込みました。

一方、熱を出したジョーはコーネリアの屋敷の地下でこっそり休ませて貰うことになります。そこにB・Zの部下タウザーがやって来ました。ジョーは捕まってしまい、B・Z社に連れて行かれ、閉じ込められてしまいます。隠れていたコーネリアは、B・Zとタウザーのとんでもない話を聞いてしまいました。

パッチが持ち出した秘密のパウダーは、冷たいところで保管しなくてはなりません。しかしタウザーがうっかり暖炉のそばに置いたところ、爆発してしまったそうです。パウダーは熱すると爆弾になるのだと慌てて報告するタウザー。

しかし金に目が眩んだB・Zはキャンディステッキの発売を中止するつもりなどありません。世界中に売った後、罪は全てパッチに着せれば良いと笑いました。コーネリアは急いでサンタクロースに手紙を書き、ジョーを助けて欲しいと訴えます。

【結】
B・Z社で黙々とキャンディステッキを作っていたパッチは、閉じ込められていたジョーを発見しました。ジョーが落とした木彫りの人形を見たパッチは驚きます。それはサンタクロースがジョーの為に作ってプレゼントした物でしたが、顔がパッチそっくりでした。

自分はまだ忘れられていないと喜んだパッチは、ジョーも連れて妖精の国に帰ることにします。玩具の車にキャンディステッキを積み込み、ジョーと一緒に空へ駆け出しました。空の旅を楽しむ2人の背後では、熱せられたキャンディステッキが赤く発光しています。

一方、コーネリアの手紙を受け取ったサンタクロースは、急いでトナカイのソリに乗ってニューヨークにやって来ました。コーネリアをソリに乗せたサンタクロースはパッチ達を見つけて追いかけます。キャンディステッキが爆発して空に放り出されたパッチとジョー。

それをサンタクロースがソリでキャッチし、皆で無事の再会を喜びました。そのまま妖精の国へ向かった4人は皆で楽しく過ごします。ジョーとコーネリアは、次のクリスマスまで妖精の国に滞在することにしました。皆で踊り、笑いの絶えない妖精の国。

一方、B・Zはコーネリアの通報で駆けつけた警察官に追い詰められていました。彼は持っていたキャンディステッキを全て口に入れ、窓から飛び出します。するとどんどん浮かんでいってしまい、ついには宇宙を漂う羽目になりました。彼が哀れに助けを求める中、この映画は終わりを迎えます。


みんなの評価 3.9/5.0

最高 (^0^)

サンタクロースが登場する映画は数多くても、サンタ誕生の場面から描いたのは、これが初めての映画だったと記憶しています。

最低 ( ` 3´)

世界中の子供を舐めきった最低のファンタジー。
何億かけようが、根本的に金儲け以外何も考えていない。




ドクトル・ジバゴ デヴィッド・リーン 投稿日: 2022年12月18日 13:40:19 No.1014 【返信】




ドクトル・ジバゴ(原題: Doctor Zhivago 米・伊合作) 1965年 全世界年間興行収入ランキング3位

19世紀末のロシア。医学生で詩人のユーリー・ジバゴは、育ての親の娘であるトーニャと婚約する。2人の婚約を発表するパーティで、近所の仕立屋の娘ラーラが痴情のもつれから発砲事件を起こす。1914年、第1次世界大戦に医師として従軍したジバゴは、戦場で看護師として働くラーラと再会。2人は互いに惹かれ合うが…

監督 デヴィッド・リーン 代表作 『逢びき』『戦場にかける橋』『アラビアのロレンス』
脚本 ロバート・ボルト 代表作 『わが命つきるとも』『アラビアのロレンス』
音楽 モーリス・ジャール 代表作 『アラビアのロレンス』『パリは燃えているか』『ブリキの太鼓』
主演 オマー・シャリフ(ユーリ) 代表作 『アラビアのロレンス』『イブラヒムおじさんとコーランの花たち』
原作 ボリス・パステルナーク 『ドクトル・ジバゴ』

上映時間 197分


登場人物

ユーリ・ジバゴ: 幼い頃両親と死に別れ、母親の友人夫妻に引き取られた。医者であり詩人。

ラーラ・アンティポヴァ: 洋品店の娘。(ジュリー・クリスティ) 代表作 『ダーリング』『華氏451』『赤い影』

トーニャ・グロムイコ: ジバゴの養父の娘で許嫁。(ジェラルディン・チャップリン) 代表作 『三銃士』『ナッシュビル』『愛と哀しみのボレロ』

エフグラフ・ジバゴ: ユーリ・ジバゴの異母兄。(アレック・ギネス) 代表作 『オリヴァ・ツイスト』『戦場にかける橋』『アラビアのロレンス』

パーシャ・アンティポフ: ラーラの恋人。(トム・コートネイ) 代表作 『長距離ランナーの孤独』『銃殺』『ドレッサー』

ヴィクトル・コマロフスキー: 弁護士。ラーラの母のパトロン。(ロッド・スタイガー) 代表作 『波止場』『質屋』『夜の大捜査線』




【起】
第二次世界大戦後、ソビエト連邦の将軍、イエブグラフ・ジバゴは腹違いの弟の娘を探していた。そんな中、戦災孤児の中にその娘がいると知らされ、モンゴルとの国境近くのダムの事務所でトーニャと名乗る少女に出会う。トーニャは父と母の名前、顔、素性を知らず、イエブグラフが父と母の素性を明かしても狼狽するばかりであった。イエブグラフは彼女に、ユーリ・ジバゴの生涯を語り始める。

【承】
時は遡ること19世紀末、幼くして両親を亡くしたユーリは、モスクワに住む親戚のアレクサンドル・グロムイコ夫妻の家に引き取られる。両親の遺品はバラライカという楽器ただひとつ。寂しさを覚えながらも夫妻からの愛情を受け、ユーリは成長していく。

1913年、医学生となったユーリは教授からも認められ、研究者になることを勧められる。しかし本人は医師免許を習得し、開業医になることを目指していた。本業の医者以外にも詩人としても才能を開花させ、フランスの新聞記事にも自身の詩が載った。また、ユーリはグロムイコ夫妻のひとり娘のトーニャと婚約しており、順風満帆な生活を送っていた。

一方、同じくモスクワに住む17歳の少女、ラーラは洋品店を営む母、アメリアと暮らしていた。ラーラにはボリシェヴィキに傾倒する青年、パーシャという恋人がいたが、母のパトロンである弁護士のコマロフスキーもまた、アメリアの娘であるラーラを狙っていた。

ある日の夜、貴族階級のパーティーが行われ、アメリアが出席する予定だったが、彼女は発熱してしまい、代わりに娘のラーラがコマロフスキーと共に出席することになった。会場に到着し、ダンスを踊る二人。そんな中、会場の外からインターナショナルが聴こえてきた。革命運動のデモ行進が起きたのだった。その中にはラーラの恋人、パーシャの姿もあった。彼らは群衆歌を一蹴し、パーティーの続きを楽しんだ。そのパーティーの帰り道、コマロフスキーはラーラに接吻した。一方のデモ隊は、ロシア帝国の騎馬隊により蹴散らされてしまう。家のバルコニーから様子を見ていたユーリは負傷者の手当てをしようとするが、憲兵に家に入るように命令され、仕方なく家に戻る。翌日、ユーリの婚約者のトーニャがフランスから帰国。二人は再会を喜ぶ。一方、パーシャが顔に火傷を負ってラーラの前に現れた。パーシャは官憲から追われており、ラーラに銃を預ける。その夜、ラーラは処女をコマロフスキーに奪われる。

そんな中、コマロフスキーとラーラの関係を勘ぐったアメリアが服毒自殺未遂を起こす。コマロフスキーから隠密に依頼された医師のカート教授は教え子のユーリを連れ、治療に向かう。そこでユーリはコマロフスキーとラーラの不貞関係に気づいてしまうのであった。ラーラは母のこともあり、何も知らないパーシャと結婚するとコマロフスキーに話す。そんな彼女を否定したコマロフスキーはラーラを強姦した。ラーラはショックと怒りに燃え、パーシャから預かった銃でコマロフスキーを殺すことを決意する。ラーラの向かったコマロフスキーがいるクリスマスパーティーの会場では、ユーリとトーニャの婚約が発表されていた。その瞬間、同じくその場にいたコマロフスキーに向かってラーラが発砲。ラーラは取り押さえられたが、コマロフスキーが「警察には突き出すな」と言った為、ラーラは駆けつけたパーシャと共にその場を逃れた。一方、コマロフスキーは弾が急所を逸れた為、一命をとりとめ、ユーリが彼の手当てをした。その中でコマロフスキーが彼女を軽蔑している事に対し、ユーリは不快感を覚える。パーシャのお陰でその場から逃れたラーラはパーシャと結婚。子を成した。

時は流れ、第一次世界大戦が勃発。パーシャは軍に志願して前線に向かうが、帰ってこず、ラーラは看護婦として前線に向かい、夫を探していた。そんな中で同じく軍医として来ていたユーリと再会。ふたりで戦士らの治療にあたっていった。負傷者が全員退院し、ラーラに恋心が芽生えたユーリ。しかし、ラーラはそれを制止し、二人は別れる。

ユーリはモスクワに帰郷するが、ロシア革命が発生し、家の様子は一変していた。一軒家だった家は共同住宅となっており、薪ですら配当制。さらに、家の私有物まで没収されそうになる。そこに、腹違いの兄、イエブグラフが来た。共産党員であった兄だったが、兄との初対面を喜ぶユーリ。ユーリはロシア共産党を一定の評価はしつつも、入党は拒否した。イエブグラフはユーリの詩が批判されていることを伝え、ユーリは落ち込む。イエブグラフは一家の別荘があるベリキノへの疎開を勧める。

トーニャの賛同もあり、疎開を決めた一家は夜の汽車に乗り込む。その汽車の中でストレリニコフという、赤軍の将軍が民衆を苦しめていると聞くが、その正体はパーシャだった。汽車の停車中、事情聴取に呼び出されたユーリはパーシャと出会ったが、パーシャはラーラへの愛を失っており、ラーラがベリキノから遠くない、ユリアティンという街にいることも聞く。

【転】
ベリキノに着いた一家は、もともと所有していた大きな家も没収され、案内人の紹介で近くのボロボロの小屋に住み、自給自足の生活を始める。そのなかで塞ぎがちになっていくユーリを心配した家族は町へ出掛けることを勧める。ユリアティンの図書館に向かったユーリはラーラと運命的な再会を果たす。二人はラーラの家に向かい、愛し合った。しかし、トーニャへの罪悪感からラーラと別れることを決め、ラーラもユーリの意思を尊重する。

ユーリはトーニャのお腹の子の薬を買うために街に向かう道中でパルチザンに拉致され、活動協力を強要される。しかし、彼らの活動はただの虐殺行為であり、危険を感じたユーリは活動から脱出。身一つで戻るが、出迎えて介抱してくれたのは、ラーラであった。トーニャやその家族はユーリが拉致されている間にモスクワに移っており、トーニャはラーラにユーリのバラライカを託していた。その後、トーニャ達はフランスへ国外追放された。

ラーラに看病してもらいながら、身を潜めていたユーリだったが、ある日突然、コマロフスキーが二人の前に姿を現した。今や司法大臣となっていたコマロフスキーはユーリの言動や思想が反革命的であること、ラーラもストレリニコフの妻ということで、これにより狙われていることから国外脱出を勧めるが、二人はその申し出を断る。そして、残り僅かな未来をベリキノで過ごすことを決意する。

取り押さえられていた例の家は放置され、氷の宮殿と化していた。その家で新たな生活を始めた二人。ユーリはラーラへの愛を詩に書き始めた。「私たち、もっと前に早く出会っていたら・・・」「言うな。むなしくなるだけだ」

しかし、彼らの幸せもそう長くは続かなかった。ある日、再びコマロフスキーが姿を現した。コマロフスキーはユーリにストレリニコフが失脚して殺害されたことを話す。白軍が消滅した今、ソ連にとってストレリニコフは、ただの邪魔者でしかなかったのだ。そしてその余波がラーラに迫っていることも話し、国外脱出を強く勧める。受け入れるユーリ。支度を済ませ悲しそうにソリに乗るラーラ。しかし、ソリの座席定員が足りず、ユーリはソリに乗らず、あとからついて来ると話してバラライカをラーラに託す。一行を見送るユーリ。すると突然、ユーリは家に戻り二階に駆け上がった。窓ガラスを割り、その先の大雪原に消えるラーラを悲しく見つめるユーリ。出発した汽車にユーリの姿はなかった。「彼はあなたに助けられようなんて思わないわ」と言うラーラにコマロフスキーは「奴は馬鹿だ」と言うだけであった。

【結】
その後、モスクワに戻り、兄のツテで医者の仕事に就いたユーリ。ある日、街中でラーラを見つける。ひたすら呼ぼうとするが、声が出ず、持病により心臓が麻痺してしまい、ラーラに気付かれることなく、死んでしまった。

その後、ユーリの埋葬でラーラはイエブグラフと出会う。ラーラは疎開先で生き別れてしまったユーリとラーラの間に生まれた子供を捜した。二人は懸命に捜索したが、見つかることなく、ラーラは強制収容所に連行され、亡くなったという。

両親の物語を聞いたトーニャは涙を流した。「でも父とは、戦火の中ではぐれた」と言うトーニャにイエブグラフは「それは実の父ではなく、コマロフスキーだ。だから手を放してしまった。親なら絶対に離さない」と言う。そしてトーニャに今後の協力を申し出る。そこへダムの操作をしているトーニャの恋人が迎えに来た。二人を見送るイエブグラフは、トーニャの背中にバラライカがあることに気づく。事務所からイエブグラフが、「トーニャ、バラライカが弾けるのか?」と訊ねると、恋人が「えぇ、プロ顔負けです」と答えた。「誰かに教わったのか?」「いいえ、誰にも」「遺伝だな」

外のダムには美しい虹が架かっていた。

The End_Wikipedia

第38回アカデミー賞 脚色賞 撮影賞 作曲賞 美術監督・装置賞 衣裳デザイン賞 受賞

みんなの評価 3.9/5.0

最高 (^0^)

ロシア革命前後、時代に翻弄された男と女を描いたデヴィッド・リーン監督の一大叙事詩。
映像、音楽、すべてに圧倒される名作である。

最低 ( ` 3´)

主人公に拒否感を抱いてしまい、物語が入って来なかったというのが正直なところです。
妻にも愛人にも手ひどい裏切りをしておきながら、なぜそこそこまっとうに人生を終えられたのかが納得いかない感じです。
女性たちが、美しいアンドロイドみたいでした。人間としての生の感情が最初からセッティングされていないみたいです。







ザ・インターネット アーウィン・ウィンクラー 投稿日: 2022年12月11日 16:31:14 No.1011 【返信】




ザ・インターネット(原題: The Net 米国) 1995年 全米年間興行収入ランキング35位

フリーの女性コンピューターアナリストであるアンジェラに一枚のフロッピーディスクが送られてきた。そこには偶然発見された国家機密のデータが保存されていたが、送り主は飛行機事故で死亡する。さらにはアンジェラも命とディスクを狙われることに……

監督 アーウィン・ウィンクラー 代表作 『真実の瞬間』『ナイト・アンド・ザ・シティ』『海辺の家』
脚本 ジョン・ブランカート、マイケル・フェリス
音楽 マーク・アイシャム、ジェフ・ロナ
主演 サンドラ・ブロック(アンジェラ) 代表作 『スピード シリーズ』『クラッシュ』『デンジャラス・バディ』


上映時間 114分


登場人物

アンジェラ・ベネット: コンピューター・アナリスト。偽名:ルース・マークス

ミセス・ベネット: アンジェラの母。(ダイアン・ベイカー) 代表作 『アンネの日記』『マーニー』『羊たちの沈黙』

ジャック・デブリン: アンジェラがバカンスで出会った男。(ジェレミー・ノーサム) 代表作 『嵐が丘』『ミミック』『ゴスフォード・パーク』

アラン・チャンピオン: アンジェラの担当医で元恋人。(デニス・ミラー) 代表作 『ホワイトハウスの陰謀』『ディスクロージャー』

ルース・マークス: アンジェラの成りすまし女。(ウェンディ・ガゼル) 代表作 『ねじれた家』



【起】
1995年。フリーのコンピューターアナリストのアンジェラ・ベネットは、会社に所属することを嫌い在宅で仕事をしている。独身だが、滅多に姿を現さないので、彼女に会いたいという男性は数多くおりアンジェラは毎回、誘いを断る言い訳を探すのに四苦八苦。そんな彼女の気晴らしは同じ種類の人とチャットで会話することだった。

そんなある日、コンピュータ会社であるソフト社勤務の友人から1枚のフロッピーディスクが届く。それは一見、音楽案内のプログラムに思えたが、先へ進むと画面右下に小さなπマークが現れる。これをクリックすると、大病院や電力会社の内部データへアクセスできるらしい。友人はこれについて直接、会って話したいと言うのだった。
しかしその夜、アンジェラの元へ向かうはずだった友人は、セスナ機の墜落事故にて死亡してしまう。

その日は6年振りの休暇で、アンジェラは旅行先の海岸で寛いでいた。そこへジャック・デブリンという男性に話しかけられる。彼と良い雰囲気になるも、アンジェラのバッグが盗まれてしまう。
ジャックが取り戻しに向かったが、スリを倒すかと思いきやバッグを探り例のディスクを入手。そして、証拠が残らないようスリを銃殺し、彼女の元へ戻るのだ。

そうとは知らないアンジェラ。彼に誘われるままナイトクルージングへ。良い雰囲気となり、体を重ねてしまう。
その後、ジャックが飲み物を取りに行っている間、彼の服から銃を発見してしまうアンジェラ。男に不審を抱き問い詰めると、ジャックはアンジェラがチャットで話していた言葉を並べ、彼女を殺そうと銃を向けるのだった。

アンジェラは隙を突いて反撃し、彼の意識を奪うことに成功。助けを呼ぼうとして、ディスクを発見してしまう。彼女は予備の小型船でクルーザーから脱出するが、夜中であったため、眼前に岩があることに気付かず、そのまま船で突っ込んでしまう。

【承】
地元の診療所で意識が戻ったアンジェラ。幸い傷は大したことなく、急いでホテルへ。だが、ホテルのフロントで確認すると、アンジェラ・ベネットはチェックアウトしたと言われる。
仕方なく大使館へ向かい電話しようとするが、カードも使えなくなっている。そこへ、大使館の係員から臨時ビザの申請があったと声を掛けられるも、名前がアンジェラではなくルース・マークスだった。一先ずはサインして臨時ビザを取得し帰国。

一体、何が起きているのかさっぱり分からない。家へ帰ると、売家になっており自分の荷物が一切合切無くなっていた。不動産屋がいたため、話を聞くと3日前に引っ越したと言う。念のため、警察を呼んで確認してもらうが、臨時ビザがルース・マークスという名前であるため、信じてもらえず。更に犯罪歴を調べられ、やったこともない犯罪がいくつも出てくる。
アンジェラは不動産屋の携帯を密かに盗み、警官が戻る前に家から逃走した。

恐らくは、ディスクを狙うジャックの陰謀なのだろう。アンジェラはソフト社の知り合いを頼ろうとするも、すでに退職したと言われる。仕方ないので防御システム担当に繋いでもらうが、電話口に出た女性がアンジェラと名乗るのだった。
自分の名前を名乗った女性がルース・マークスなのだと気付いたアンジェラ。個人情報がそっくり入れ替わっているようである。
自分がおかしいのか、周りがおかしいのか分からなくなった彼女は世話になった精神科医アランに助けを求めた。

盗んだ携帯が盗聴されていたため、携帯を見知らぬ人に与えてアランと合流後にホテルへ向かう。幸いアランはアンジェラのことを昔から知っているため、彼女が間違いなく本人であることを認めてくれた。

【転】
一先ずは彼の助けにより、PCを入手。アランがFBIの友人に連絡を入れてくれるとのことで、安堵したアンジェラ。彼女が次に着手したのは、ジャックから逃げる際、誤って持って来てしまった財布を調べることだった。
1枚の名刺に意味深なパスワードを書いてあったため、アクセスしてみる。海軍病院のサイトが出てパスワードを打ち込むも、アクセスできず。画面右下にまたπマークがあったため、今度はそっちからパスワードを打ち込んでみた。すると、現れたデータは政府の極秘情報。

その後、チャットの友人からπマークについての詳細を聞くことに成功。直接会って話をするため、人込みが多い場所で待ち合わせをした。
しかし、待ち合わせ場所に行く途中でアランが倒れてしまう。彼を病院へ連れて行き、無事を確認してから待ち合わせ場所へ向かった。

桟橋の遊園地へ来たアンジェラだったが、ここでジャックに捕まってしまう。πマークはサイバーテロ集団プレトリアンが使う暗号のマークだった。友人の事故もアンジェラの個人情報すり替えも犯罪歴も全て、ジャックが属するプレトリアンの仕業だったのである。
彼女は人込みを利用しジャックから逃走。奴らは邪魔な存在を次々に消していく、危険な存在だった。

病院へ戻ったアンジェラだったが、なぜかアランが危篤状態となっている。医師たちが蘇生処置を行うも、彼が生きて戻ることはなかった。
全ての情報がコンピュータで管理されている。どこへ向かおうと、人々はコンピュータの情報が正しいと信じきっており、本人の言い分は信用されないのだ。

車内電話にジャックから電話がかかってくる。アランの死も彼らの仕業で、今度はアンジェラの母親を人質にしようとしていた。母親はアルツハイマー病で巻き込まれないよう、アランに頼んで施設を変えてもらっていたが、その移設先も調べられている。
その後、車で高速道路を走行していたアンジェラは、警官に発見され車の盗難容疑で逮捕されてしまう。

【結】
彼女は弁護士に全てを話し、情報差し替えや書き換えの危険について訴える。だが、弁護士は新たに設置された防御システム“ゲートキーパー”は完璧なので、ハックされることはないと言い切るのである。そこではっとしたアンジェラ。

グレッグ・システム社の“ゲートキーパー”は完璧だと言われているが、このシステムを売るために混乱を起こしているのだとすれば説明がつく。しかも、プレトリアンだけが自由に出入りできるように設定されていたとすれば、それこそ大変なことだ。どの機関のどんな情報にでもアクセスできるのである。

しかし、真相が分かったところで、弁護士が彼女の話を信じるはずもなく。留置所へ入れられてしまう。だが、その日の内に身元引受人が現れ、釈放されることになったアンジェラ。彼女を迎えに来てくれたのは、アランが連絡を取ってくれたFBIの友人だった。
しかし、その捜査官の言葉に引っかかったアンジェラ。男が本物のFBI捜査官ではないことを見抜き逃走を図る。

無事に逃走に成功したアンジェラは、ホテルのテレビニュースでゲートキーパーが全政府に導入されることと、男性殺害の容疑で自分が指名手配されていることを知る。
アンジェラはすぐさま行動を開始し、ソフト社へ向かった。そして、空いているブースから偽物のアンジェラの居場所を確認して火災警報器を作動。

誰もいなくなったところで、なりすましの席へ向かいプレトリアンの情報へアクセス。向こうからメッセージが来たので、奴らのIPアドレスを調べ場所の特定を行った。
時間が迫る中、ようやくプレトリアンの正体が判明。犯人は防御システムを開発したグレッグ・システム社だった。アンジェラが予想した通りである。彼女は急いでそのデータをコピー。ディスクを持って、再び逃走を開始した。

PCの見本市へやって来たアンジェラ。お試しのブースからFBIへメールと共にファイルを送信。その頃、会場にはなりすましとジャックが、彼女を探しに来ていた。
メールの送信が完了しウィルスのディスクを差し込んだところで、ジャックに見つかってしまう。彼はメールなどすぐに削除できると言い、ESCキーを押す。すると、なぜかデータ自体がウィルスに侵され、ゲートキーパーのプログラムも消えてしまう。
これは彼女が亡くなった友人に送った、ESCキーを押すと発動する破壊ウィルスだった。

2人が慌てている間に再び逃走を開始。アンジェラは物陰に身を潜め、追いかけて来たジャックへと反撃。奴をビルの渡り通路から叩き落とした。プログラムの破壊により差し替えは無効となり、アンジェラは無事に自分の個人情報を取り戻すことに成功。
その後、グレッグ・システム社の社長は、アンジェラが送ったファイルにより逮捕されたのだった。

The End_MIHOシネマ


みんなの評価 3.2/5.0

最高 (^0^)

スリルがあり面白い作品です。
今見ると、PCの方やフロッピーディスクがやや興ざめですが
作品自体はいい出来です。

最低 ( ` 3´)

最後までこの主人公に都合よく物語が進むので、とにかくハラハラもドキドキもしない。




鮫肌男と桃尻女 石井克人 投稿日: 2022年12月11日 13:49:43 No.1010 【返信】



鮫肌男と桃尻女(邦画) 1999年 邦画年間興行収入ランキング6 ランク外   *邦画ランキングは興行収入10億円以上

叔父の経営するホテルで働くトシコ。偏執的な叔父に嫌気がさしていた彼女は、ある日ホテルを飛び出す。そんな彼女の前に、獣道からひとりの男がパンツ一丁で飛び出してきた。その男・鮫肌は、組織の金を持ち逃げし、ヤクザから追われる身。そんな彼に惹かれたトシコは、彼とともにあてのない逃避行へ誘われる……

監督 石井克人 代表作 『PARTY7』『スマグラー おまえの未来を運べ』
脚本 石井克人 
音楽 Dr.StrangeLove、渡辺秀文
主演 浅野忠信(黒男) 代表作 『バタアシ金魚』『地雷を踏んだらサヨウナラ』『淵に立つ』
原作 望月峯太郎 漫画作品 『鮫肌男と桃尻女』講談社

上映時間 107分


登場人物

鮫肌黒男: 組の金を1億円も持ち逃げして、仲間に追われているヤクザ。
桃尻トシコ: 叔父が経営する山奥のホテルの住み込み従業員。(小日向しえ) 代表作 『キューティーハニー』

田抜政二: 腹黒いヤクザの幹部。(岸部一徳) 代表作 『吉原炎上』『ハッピーフライト』『空飛ぶタイヤ』
沢田: 鮫肌の兄貴分。(寺島進) 代表作 『ア・ホーマンス』『アンフェア シリーズ』

山田正一: 凄腕の殺し屋。(我修院達也) 代表作 『茶の味』

フクダミツル: 組の会長の息子。(鶴見辰吾) 代表作 『翔んだカップル』『太陽は動かない』
フクダミツコ: (真行寺君枝) 代表作 『蘇える金狼』『櫂』『明日の食卓』

ソネザキ道夫: 山奥のプチホテルの支配人。(島田洋八) 代表作 『自虐の詩』『スマグラー おまえの未来を運べ』

【起】
山奥の道を、黄色の小型ジープが走っている。運転手の男は、近々勤め先のホテルを辞めるつもりのようで、助手席の桃尻トシコにも辞めるよう勧めている。ホテルの制服を着て、眼鏡をかけたトシコは、暗い顔で黙り込んでいる。

山奥の郵便局。窓口で通帳を受け取ったトシコは、残高がゼロになっているのを見て、何かの間違いではないかと局員に尋ねる。トシコの通帳からは、全財産の901431円が、知らないうちに全て引き出されていた。トシコは郵便局内にある公衆電話から、勤め先のホテルに電話をかける。

ホテルのフロント。トシコの電話を取った支配人の道夫は、「儲かる話に全額回した」と無表情のまま答える。トシコが文句を言おうとすると、突然電話が切れてしまう。郵便局内に、銃を持った覆面姿の強盗が押し入り、電話線を切ってしまったのだ。

強盗は自分に近づいてきたサラリーマンの腹を撃ち、「お金をください」という音声テープを再生する。撃たれたサラリーマンは血を流して倒れており、トシコは彼のことを心配する。

それから2年後。停車した車内で、ヤクザらしき4人組が、自分たちの過酷な生い立ちについて語り合っている。そこへ、車に乗った沢田が近づいてきて、彼らに何か指示を出す。

翌朝、トシコはリュックに荷物をまとめ、ホテルの窓からロープでそれを下ろす。道夫からは、早く出勤するよう催促の電話がある。道夫はトシコの叔父で、トシコの自室はホテル内にあった。どうやら道夫は、トシコの育ての親のような存在らしい。しかし道夫はかなりの変態で、トシコに異常な執着心を持ち、常に彼女の行動を監視していた。

また別の車。後部座席の田抜は、大村崑のホーロー看板について熱弁している。運転席の部下は、どうでもいいと思いつつ、田抜を怒らせないよう、気を使って話を合わせる。田抜は、常に数多くの武器を装備している恐ろしい男だった。

【承】
とある山荘。鮫肌黒男が、2人の女性を相手にセックスをしている。その頃トシコは、郵便物を出しにいくと道夫に断って、車で出かけていく。ホテルのロビーには、ヤクザの姐さんとミツルがいた。

鮫肌がいた山荘に、沢田たちが到着する。鮫肌は彼らに追われているらしく、パンツ姿で逃げ出していた。沢田から知らせを受けた田抜は、車で鮫肌の後を追う。ところが、山道から車道に飛び出したところで、トシコの車と衝突事故を起こしてしまい、田抜の車は横転する。鮫肌は気絶したトシコの車に乗り込み、彼女を助手席に乗せたまま、ボロボロのジープで逃走する。

トシコの携帯には、道夫から何度も電話がかかっていた。鮫肌は無言で電話を切っていたが、あまりに何度もかかってくるので、思わず「しつこい!」と怒鳴ってしまう。トシコが男といることを知った道夫は、ショックで言葉を失う。

事故車から這い出してきた田抜と部下のもとへ、続々と男たちが集まってくる。彼らは、とあるヤクザ組織の組員たちで、組の金の1億円を持ち逃げした鮫肌の行方を追っていた。追っ手のメンバーには、組の幹部の田抜、会長の息子のミツル、鮫島の兄貴分の沢田に加えて、他に8人の下っ端ヤクザが集められていた。

トシコを連れた鮫肌は、山荘でシャワーを浴び、服を着る。目を覚ましたトシコは、鮫肌に一目惚れしたようで、洗面所で身だしなみを整える。田抜たちは、山荘のすぐそばまで来ており、それに気づいた鮫肌は、トシコを置いて逃げ出す。

男たちが踏み込んできたので、トシコは洗面所に鍵をかける。しかしヤクザはドアを破壊し、中へ入ってくる。トシコがピンチを迎えた瞬間、鮫肌が戻ってきて、2人のヤクザを撃ち殺す。鮫肌は、トシコが心配で帰ってきてくれたのだ。

鮫肌とトシコは、山の中へ逃げ込む。動物並みの嗅覚を持つミツルが、臭いを頼りに2人のあとを追う。しかし2人が川を渡ったので、追跡をやめてしまう。ミツルは、服が濡れるので水に入るのが嫌だった。田抜は、ミツルのわがままさに呆れてしまう。

黙って鮫肌に従っていたトシコは、突然山の中で立ち止まり、家出してきたのだと泣き出す。「あんなところに戻りたくない」と言って泣き続けるトシコに、鮫肌は「戻らなきゃいい」と声をかけてやる。その頃、道夫はトシコの部屋を漁り、彼女の下着を嗅ぎながら悶絶していた。

【転】
どうしてもトシコを連れ戻したい道夫は、殺し屋の山田を呼ぶ。ブスだった道夫の前妻も、道夫の依頼で山田に殺されていた。道夫は、トシコが男と駆け落ちしたと思い込み、男を殺してトシコを連れ戻して欲しいと山田に頼む。ただの家出だったとしても金は払うというので、山田はその依頼を受ける。

ラブホテルで一泊した鮫肌とトシコは、他の宿泊客のコルベットを強奪し、逃走を続ける。ヤクザたちは念密に連絡を取り合いながら、鮫肌を追跡していた。山田はヤクザたちの会話を盗聴し、鮫肌とトシコが、黒のコルベットで逃走していることを知る。

休憩のためパーキングで車を降りた山田は、目の前に黒のコルベットが停車したので驚く。山田は車から降りてきた鮫肌を尾行し、男子トイレに入る。鮫肌は、男子トイレの個室で用を足していた。山田は他の人間がいなくなったのを見計らい、ドア越しに鮫肌を撃つ。しかし弾はドアを貫通せず、鮫肌に捕まってしまう。鮫肌は山田をしげしげと見つめ、彼の鼻血を拭いてやる。すっかり鮫肌に惚れ込んだ山田は、「好き!」と連呼する。鮫肌は思わず吹き出し、ドナドナを歌い終えるまでトイレから出ないよう指示を出し、山田を見逃してやる。山田は嬉々として、ドナドナを熱唱する。

山田は道夫に電話をして、「帰る」と言い出す。しかし道夫にトシコだけでも連れ戻して欲しいと泣きつかれ、鮫肌に悪いと思いつつ、2人の追跡を続ける。

鮫肌とトシコは、金を払えばなんでもしてくれる便利屋のアジトへ行き、偽造パスポートを作ってもらう。便利屋は裏社会の事情通で、鮫肌の事情も全て知っていた。鮫肌の逃亡を手伝ったことがバレたら、自分の身も危なくなるので、便利屋はいつもの倍の代金を現金で請求してくる。鮫肌は仕方なく、トシコのことを頼み、別の場所に隠してある金を取りにいく。

その様子を山田が見ていた。今がトシコを連れ戻す絶好のチャンスだったが、山田は迷う。そして見知らぬ釣り人に悩みを相談し、うだうだ喋っているうちに眠ってしまう。その間に沢田がやってきて、トシコを拉致していく。それに気づいた山田は、沢田の車を追跡する。

アジトに戻った鮫肌は、トシコが連れ去られたことを知り、便利屋に銃口を向ける。便利屋は沢田と取引きしたことを認め、鮫肌に女を見捨てて逃げるよう忠告する。しかし鮫肌は沢田の行き先を聞き出し、トシコの救出に向かう。

【結】
沢田は、道夫のホテルで待機中の田抜に、女を連れてそちらに向かうと連絡する。しかし、途中で急に進路を変え、森の中で車を停める。沢田の車を監視していた山田は、トシコだけが車から降りてくるのを目撃する。田抜は、沢田との連絡が途切れてしまい、苛立っていた。

その夜。ホテル周辺まで来ていた鮫島は、用を足しに外へ出たヤクザに銃を突きつけ、トシコの居場所を聞く。しかし鮫肌の背後には、他のヤクザが勢揃いしていた。とうとう捕まってしまった鮫肌は、ホテルのロビーで半殺しにされる。

山田はトシコを捕まえ、道夫のところへ連れていく。トシコの顔を見た途端、道夫は態度を急変させ、山田を冷たく追い払う。道夫のいた管理室では、監視カメラの映像が見られるようになっており、山田は鮫肌が捕まったことを知る。鮫肌は田抜に、金の隠し場所を聞かれていたが、すでに喋れないほど痛めつけられていた。

車に戻った山田は、武器の詰まったカバンを持ち、ホテルへ引き返す。道夫は隠し部屋にトシコを連れ込み、変態プレイを強要していた。山田は、暗闇でも目が見える暗視スコープを装着し、電気のブレーカーを落とす。山田は、暗闇の中でヤクザを皆殺しにするつもりで、意気揚々とフロントに姿を現す。しかしロビーの電気は消えていなかった。仕方がないので、山田は堂々と銃をぶっ放す。呆気にとられていたヤクザも、すぐに反撃を開始し、ロビーで壮絶な銃撃戦が始まる。山田は命が尽きるまで戦い続け、鮫肌を逃がすことに成功する。しかし山田は、そこで絶命する。

一方、道夫の隠し部屋は暗闇となり、トシコは道夫を殴打して、下着姿で逃げ出していた。銃を持って山の中へ逃げ込んだ鮫肌は、生き残ったヤクザと撃ち合いをしながら、逃亡を続ける。途中で腹を刺されてしまうが、それでも必死で逃げる。田抜は血痕を辿り、木の根元でへたり込んでいた鮫肌を追い詰める。田抜は鮫肌の頭に銃を押し付けるが、田抜の背後には銃を持ったトシコがいた。身動きの取れなくなった田抜に、鮫肌も銃口を向ける。しかし田抜は、素早くトシコの喉元にナイフを突きつけ、3人とも身動きが取れなくなる。そこへ道夫がやってきて、田抜と鮫肌に発砲する。撃たれた田抜は、道夫を撃ち返して絶命。そして道夫もその場に崩れ落ちる。

トシコは無傷だったが、鮫肌は腹を撃たれていた。瀕死の鮫肌は、心配そうに自分を見つめるトシコの顔を見て、フッと微笑む。

2年前、郵便局に押し入った強盗は沢田で、血のりを仕込んで撃たれ役をしたのが鮫肌だった。他の客や職員が遠巻きに見ている中、トシコだけは必死で鮫肌を助けようとしてくれた。鮫肌は今やっと、あの時の女性がトシコだったのだと気づき、微笑んだのだ。そして、夢のお告げに従ってトシコを逃した沢田も、後からそのことに気づいていた。あの日、鮫肌と沢田は、強盗を終えて帰る車内で、妙に幸せな気分になっていたのだった。


みんなの評価 3.8/5.0

最高 (^0^)

カッコ悪いカッコよさ、スタイリッシュで斬新な展開と掛け合い。
登場人物が多いがそれぞれの個性が全く死なない。

鮫って、泳ぎ続けないと呼吸できなくて死んじゃうのですよ。
そんな映画です。

最低 ( ` 3´)

こういう映画を褒めないといけないという風潮は好きになりません。
私にはわからないし、面白くもない。かっこよくもない。






ザ・グリード スティーブン・ソマーズ 投稿日: 2022年11月20日 15:03:53 No.1003 【返信】




ザ・グリード(原題: Deep Rising 米国) 1998年 全米年間興行収入ランキング50 ランク外

南シナ海。処女航海中の3000人もの乗客を乗せた超豪華客船アルゴノーティカ号。女スリ、トリリアンは客船の金庫までたどり着くが、船長に捕まり食糧庫に監禁された。すると突然、船は何物かに衝突、強い衝撃がパーティー開場を直撃。逃げ惑う客たちで船の上は修羅場と化す……

監督 スティーブン・ソマーズ 代表作 『ハムナプトラ シリーズ』『ヴァン・ヘルシング』『G.I.ジョー』
脚本 スティーブン・ソマーズ 代表作 『スコーピオン・キング』
音楽 ジェリー・ゴールドスミス 代表作 『野のユリ』『オーメン』『ランボー シリーズ』
主演 トリート・ウイリアムズ(ジョン) 代表作 『ヘアー』『プリンス・オブ・シティ』『セカンド・アクト』


上映時間 106分


登場人物

ジョン・フィネガン: 密輸船サイパン号の船長で密輸業者。

トトリアン・セント・ジェームズ: 女泥棒。(ファムケ・ヤンセン) 代表作 『007 ゴールデンアイ』『X-MEN シリーズ』

ジョーイ・パントゥーチ: 密輸船の整備士。(ケヴィン・J・オコナー) 代表作 『ヴァンヘルシング』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
レイラ: 密輸船の航海士。(ウナ・デーモン) 代表作 『ディープ・インパクト』

ハノーバー: 傭兵グループのリーダー。(ウェス・ステュディ) 代表作 『ダンス・ウィズ・ウルブズ』『ラスト・オブ・モヒカン』

サイモン・キャントン: 豪華客船の船主。(アンソニー・ヒールド) 代表作 『羊たちの沈黙』『レッド・ドラゴン』『ボストン・リーガル』
H・W・アサートン: 豪華客船の船長。(デリック・オコナー) 代表作 『未来世紀ブラジル』『リーサル・ウェポン2/炎の約束』


【起】
密輸船の乗組員で船長のジョンと気が強い韓国系女乗組員のレイラ、おしゃべり大好きマシンガントークの整備士パントゥーチは嵐の海を航海していました。夜で視界が悪くしかもオンボロ船なので目的地に辿り着けるかどうか心配です。「もーこんなびしょ濡れになりながらの作業なんてごめんだわ!」と外から戻って来たレイラは文句を言います。その後「どーしていつもお前さんは仕事の内容も聞かないでOK出しちまうんだよ!」とパントゥーチが怒っていました。ジョンは二人にどんなに怒られても全く気にしていませんでした。ジョンの目にはお金しか見えていない様です。

しかし、一体どんな物を運んでいるのか知りたいパントゥーチは、貨物室を覗きに行きます。そこにあった物に思わず驚いて「こいつは驚いた!魚雷じゃねーか!しかも6つも…これだけあれば潜水艦の一つだってぶち壊せるぜ!」と言いました。そして近くに居た依頼人に捕まってしまいました。

【承】
パントゥーチは殺されかけていました。「あれほど詮索はするなと忠告しておいたはずだぞ!」と依頼主がジョンに叫ぶと、ジョンは急いでパントゥーチの元に行き「この船の整備士に死なれたら困るのはお前達だぞ。そいつが居なけりゃ無事に辿り着けるかわからねぇ」と言ってパントゥーチと庇います。そして銃を向け合いお互い睨み付け「銃を降ろせ」とジョンが言うと事は収まりました。パントゥーチはジョンに魚雷が乗っている事を伝えました。その間にレーダーがまた故障しかけていました。ジョンがレーダーをバンバン叩こうとするので、すぐさまパントゥーチが「おい!機械には優しくしろよ!」と捨て台詞を吐きながら修理に向かいました。「わかってるって」とジョンは言います。

レーダーは目的地を差していました。「もうすぐ到着だ」と依頼人に頼みます。そこには大きな船が見えました。それは豪華客船だったのです。「よし!ここで修理させてもらい燃料も頂こう!」と言うパントゥーチとジョンはニコニコしていました。

【転】
豪華客船に辿りついてもまだ命を狙われている三人はレイラを船に残し、乗り込む事にしました。恋人同士のレイラとパントゥーチは互いにキスをし、無事を祈りました。

敵に銃を向けられたまま侵入する事に成功したジョンとパントゥーチは入ってすぐに船内に乗客が一人も居ない事に気が付きました。次々に扉を開けていく彼らは大きな会場に付き突入するとここにも誰も居ません。「乗客たちはどこに消えたんだ?」「こんなところに血が付いているぞ」と依頼主の一人が言います。「なぜ誰も居ないんだ…」とジョンが言うと突然近くにあったエレベーターが動き出します。「嫌な予感がする…」と言っているうちにゆっくりと扉が開くと中には何もなく、ただ血の痕跡が残っているだけでした。

一方、密輸船に残されたレイラは、船の修理をしていました。すると海の方から死体が流れ込んできました。「こんなところになぜ?」と驚くレイラは恐る恐る様子を伺うと叫び声も出せずそのまま海の中に引きずり込まれてしまいました。

【結】
船内には唯一生き残っている乗客が居ました。それはトトリアンと言う女泥棒でした。金庫に近付き捕まってしまっていたのでした。部屋から抜け出す事に成功したトトリアンは船内の様子がおかしい事に気がつきました。そして、ジョンたちに遭遇し彼女も命を狙われてしまいます。依頼主が次々と謎の触手に殺されました。金庫のお金を狙い開けようとした時に居たサイモンと言う男は船主でした。サイモンは自分だけが助かろうと言う考えの人物でした。無数の触手に逃げ切れたのはジョンとパントゥーチとトトリアンとサイモンでした。またあの会場に辿り着くと大きな蛸のような姿をしたモンスターが待ち構えていました。ジョンはその触手に捕まったり、サイモンに殺されかけたりしましたが助け合い何とか船を脱出し、自分の船に乗り込む事が出来ました。そこではレイラが死んだことを知りました。けれど悲しんでいる暇はありません。豪華客船を爆発させるのです。そして、ジョンとトトリアンはとある無人島に辿り着きました。パントゥーチが居ません。「二人でやっていこう」とキスをすると遠くからパントゥーチの声がします。「気のせいかな?今二人がキスしたように見えたけど」と言うとジョンたちは笑っていました。

そして島から地響きが聞こえます。「おいおい、またかよ!」と叫ぶジョンたちに新たな試練が待ち受けていました。

The End_MIHOシネマ


みんなの評価 3.5/5.0

最高 (^0^)

大好きな映画です!
かなりグロいシーンも多いですがモンスターパニック映画が大好きな人にはかなりオススメです

最低 ( ` 3´)

私には耐えられません…




キング・オブ・エジプト アレックス・プロヤス 投稿日: 2022年11月13日 14:28:32 No.1001 【返信】




キング・オブ・エジプト(原題: Gods of Egypt 米・豪合作) 2016年 全世界年間興行収入ランキング100 ランク外

人間と神が共存していた古代エジプトで、人々は天空の神ホルスから王座を奪った砂漠の神セトの圧政に悩まされていた。そんな中、良心ある神々は、暴君セトに反逆を試みる。ある日、セトの神殿の宝物庫に侵入した盗賊ベックは、キラキラと光る球体を奪うが……

監督 アレックス・プロヤス 代表作 『クロウ/飛翔伝説』『アイ,ロボット』『ノウイング』
脚本 マット・サザマ、バーク・シャープレス
音楽 マルコ・ベルトラミ 代表作 『スクリーム シリーズ』『ハート・ロッカー』『セッションズ』
主演 ブレントン・スウェイツ(ベック) 代表作 『マレフィセント』『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』


上映時間 127分


登場人物

ベック: 凄腕の盗賊の青年。

ザヤ: ベックの恋人。(コートニー・イートン) 代表作 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

ホルス: 天空の神。(ニコライ・コスター=ワルドー) 代表作 『ブラックホーク・ダウン』『ヘッドハンター』
トト: 知恵の神でホルスの師。(チャドウィック・ボーズマン) 代表作 『42 〜世界を変えた男〜』『ブラックパンサー』

ラー: 太陽と宇宙の神。セトの父でホルスの祖父。(ジェフリー・ラッシュ) 代表作 『シャイン』『鑑定士と顔のない依頼人』
セト: 砂漠の神。ホルスの叔父。(ジェラルド・バトラー) 代表作 『オペラ座の怪人』『300 〈スリーハンドレッド〉』

ハトホル: 愛と美の女神。(エロディ・ユン) 代表作 『ドラゴン・タトゥーの女』『G.I.ジョー バック2リベンジ』



【起】
古代エジプト。世界は神々によって統治され、人間と共存していた。神々は人間の2倍の体格を持ち、その体には金の血が流れ、あらゆる獣に姿を変えることができる。
創造主である太陽神ラーには2人の息子がいた。生命の神、兄オシリスはナイル川の肥沃な大地を治め、砂漠の神である弟のセトは不毛の地を治める。しかし、セトは子を作ることも許されず、孤独な境遇をじっと耐え忍んでいた。
そんなある日、玉座に執着がないオシリスは千年の統治後、1人息子である天空の神ホルスへと玉座を渡すことにした。

国は大いに栄え、日々賑わっている。窃盗で日々の糧を得るベックは、駆け落ちして来た恋人ザヤと共に、王位継承の戴冠式へ向かった。
いよいよ、ホルスが戴冠するその時、遅れて来たセトが入場。しかし彼は突然、反旗を翻し兄を殺害。自らがエジプトの王であると宣言した。その後、死者の世界で最後の門を通過する際は、金を多く贈った者が救われると制定した。
ホルスはセトの槍を持って叔父と戦う。ホルスはハヤブサへと変身し、セトはジャッカルに姿を変えた。

神々の戦いは大規模である。戴冠式場の柱は粉々になり、群衆は悲鳴を上げて逃げ惑う。
その中にはベックとザヤの姿もあった。
しかし、ホルスは戦いに負けてしまい、全知の目をセトに奪われてしまう。あわや槍で命を奪われるかと思われたが、ハトホルが制止。彼女はセトの妻となることで、ホルスの命を救った。

王となったセトは、立ち向かう神々を悉く撃破。人間のほとんどを奴隷とし、巨大なオベリスク建築を始める。
同じく奴隷となったベックは、はぐれたザヤの居場所を発見。ザヤは建築士の奴隷となり、図面の整理をしていた。建築士の邸で様々な図面を見たベック。彼はホルスの目を盗み出し、ザヤと逃亡しようと考える。

王宮へと密かに侵入を果たしたベックは、3つの罠を知恵と身軽さで突破し、ホルスの片目を奪取。
翌朝、ザヤの元へ向かったが、盗みが発覚し恋人と逃亡する羽目になる。しかし、その際、建築士が放った矢がザヤの胸を射抜き、彼女は亡くなってしまう。
ベックはホルスの元へ向かい、片目を取引の材料として交渉。ザヤを蘇らせようとするが、時すでに遅し。ホルスは死者の神アヌビスを呼び出し、ザヤを死後の世界へと送り出した。

【承】
ベックはホルスへ片目を返還。もう片方はセトのピラミッドにあるらしい。ベックはザヤを生き返らせることを条件に、ピラミッドへの侵入方法を知らせることにした。
死者は9つの門を通り、死後の世界へ向かう。それまでには数日かかる。その間であれば、王は死者を生き返らせることができると言うホルス。ベックは彼と共に旅立った。

ホルスはまず初めに、祖父ラーに助けを求める。ラーは宇宙にある創造の源で、混沌アポピスと夜な夜な戦っていた。ラーは神の炎を宿す槍で混沌を撃退。ホルスは創造の源から水をもらい、地上へと戻った。

その頃、セトは軍隊を引き連れ、守護の女神ネフティスの居城を攻めていた。セトはネフティスを拘束し、彼女から守護の羽を奪った。

ホルスが持ち帰った創造の水は、セトのピラミッドで燃える炎を消すことができる。炎を消せばセトの力は弱まるだろう。

水を汲んでいたベックの元へ、セトの追手が急襲。ホルスは追手を退治するも、ベックが滝へと落とされる。だが、彼はすぐ下の足場に落ちて助かっていた。
下を覗き込んだホルスだったが、立ち上がった敵に背後から岩で殴られ気絶。彼はそのまま滝へ落下してしまう。ベックは彼を助けるべく、滝壺へ飛び込んだ。高度の滝から落下中、ホルスの意識が戻りどうにか助かる2人。その後、口々に言い合いながらも先へ進んだ。

一方、セトは王妃ハトホルからホルスの居場所を聞き出そうとするが、ハトホルは決して口を開かず。密かにホルスの居場所を調べた彼女だったが、セトに見つかってしまう。セトはハトホルに剣を向けるも、彼女は魔よけの腕輪を外して死者の世界へ避難。ハトホルは亡者に捕まりながらも腕輪を戻し、セトから逃れた。

ベックとホルスはオシリスの最初の神殿へと辿り着いていた。オシリスの遺体は14に刻まれたが、心臓だけは見つからなかったらしい。ホルスはセトに復讐するとベックに言った。
そこへ、バジリスクに乗ったハンター2人に襲撃される。ベックとホルスは協力して、1体と1人を崖から落とすことに成功。もう1体を倒そうとしたところへ、ハトホルが現れる。彼女は怪物を眼力で誘惑し自滅させ、ハンターもろとも簡単に倒してしまった。

【転】
3人は安全な場所まで逃れ、今後の相談をする。ピラミッドには炎の番人としてスフィンクスがいるらしい。奴が出す謎を解けなければ、容赦なく殺される。彼らは知恵の神トトに協力を仰ぐことにした。

道中、ハトホルとホルスは互いを偽ることなく、軽口を叩き合い痴話喧嘩。ホルスに置いて行かれたハトホルは、ベックに水を汲んで来るよう指示。しかし、彼には眼力が効かない。彼女はそこでベックの目的を知る。

トトの神殿に到着。知恵の神はレタスの研究に夢中で協力を渋っていたが、ベックの売り言葉に買い言葉で協力することに同意。4人は砂漠を越え、ピラミッドへ向かった。
ピラミッドの全容が見える丘で、夜になるのを待つ一行。ハトホルはベックへザヤと会話する機会を設ける。
ハトホルはその昔、死者を案内する役目を負っていた。それを救ったのがホルスであり、魔よけの腕輪をくれたのも彼だった。彼女は腕輪を貰った時、ホルスを愛していることに気づいたと言う。

夜、ピラミッドへ到達。だが、入り口の仕掛けは複雑怪奇。ベックの強運が功を奏し、入り口を無事に見つける。一行はスフィンクスと対峙する。
スフィンクスの謎かけを命からがら解いたトト。答えを叫ぶとスフィンクスは砂に還った。

神殿を進んだ4人だったが、セトの炎を目前にしてホルスとハトホルが檻にかけられる。すかさず現れたセトが、トトの脳を奪った。これらは全てセトの罠だったのだ。
ベックは投げ出された創造の水を手にこっそりと炎へ近寄るが、セトにザヤの首飾りを見せつけられ、更にホルスが嘘を言っていると言われ動揺する。ベックは容易く水を奪われ、計画は破綻した。

崩れ始めるピラミッドから、ホルスによって無事に逃げ出した3人。
ベックは恋人が毎日、ホルスを崇拝して祈っていたことを叫ぶ。そして、騙されていたことを責め立てた。神は人間のことなど、何とも思っていないのだと。ホルスはそれを肯定。やりとりを見ていたハトホルは、ホルスを思い決心する。

ハトホルはアヌビスを呼び出した。ザヤは金を持っていないので、彼女に贈り物を届けたいと言う。法外な願いであるため、ハトホルは自らの腕輪をベックに持たせ、直接渡せるよう交渉。
驚いたホルスは彼女を引き留めるが、ハトホルは彼に改心する機会を与えるため、泣きながら腕輪を外した。

死者の世界。ザヤはとうとう最後の門に到着。ザヤは金目の物など何も持っていない。そこへ、ベックとアヌビスが現れる。彼はようやく恋人と再会したのだった。

【結】
その頃、セトは神々から奪った部位を自らに移植。カスタマイズしていた。
翼を持たないジャッカルは、古の知恵を持ち黄金の翼を得る。彼は父の元へ向かった。
父と子は口論となり、刃を交える。しかし、セトは姑息な手を使い、ラーを刺して神の槍を奪った。

一方、最後の門前にいたベックとザヤ。突如、死者の国を混沌が襲う。アヌビスは死者の世界を守るべく1人で立ち向かった。ザヤはベックに、ホルスだけが希望で世界を救えると懇願。彼は恋人を信じて、ホルスの元へ戻った。

ホルスとベックは都へ戻る。セトはオベリスクの天辺に立ちアポピスを呼び込んで、世界を破壊しようとしていた。混沌を退けるのは太陽神ラーだけである。
ベックとホルスは協力して建築士を連行。オベリスクへ向かった。

エレベーターで上階へ。途中、ホルスが抜けた後、建築士とベックが戦闘開始。逸早く天辺に到達したホルスがセトと刃を交える。一方的に押されるホルス。カスタマイズされたセトは強大だ。
ベックはロープで建築士を倒し天辺へ。ジャッカルに変身したセトから全知の目を奪う。ホルスに目を投げつけたが、ベックも落下。ホルスは目とベックを天秤にかけ、咄嗟に人間を助けた。セトが神の槍で床を溶かし、縁にぶら下がる2人へ追い打ちをかける。
ホルスはそこで初めて、ベックに謝罪。ベックは快くホルスを許した。そして、とうとう落下。

しかし、落下中にそれでまで変身できなかったホルスが、ハヤブサに変身する。空を舞ったホルスはベックを抱え、安全な場所に避難させた。
両目が揃わないとハヤブサに変身できないと思っていたホルスだったが、自分の目的は復讐ではなく民を守ることなのだと気付く。ベックはそんな彼を鼓舞し、再び送り出した。

ホルスはセトと対決。強化を図ったセトだったが、真の力に目覚めたホルスには太刀打ちできず、翼を奪われ墜落。彼は地面に叩きつけられ、今わの際に命乞いをする。ホルスはセトを容赦なく断罪した。
宇宙に漂うラーへと槍を返却したホルス。槍を手にした祖父は復活して混沌を退けた。

地上も死者の国も救われた。国へ戻ったホルスに人間の子供が目を捧げる。彼は子供に礼を言って、ベックの元へ戻った。だが、ベックはホルスが見守る中、息を引き取る。
ホルスは相棒の亡骸を恋人の元へ運んだ。そこへラーが登場。借りを作ったのはホルスが初めてだと望みを叶えてくれる。
ホルスはベックとザヤの復活を願った。

後日、戴冠式が正式に行われホルスは王となった。傍らにはベックとザヤがいる。ホルスはハトホルを救うべく、ベックに国のことを任せて大空へと飛び立った。

The End_MIHOシネマ


みんなの評価 3.4/5.0

最高 (^0^)

エンターテイメント抜群の作品
映像もセットもストーリーも圧倒的なスケールで観る価値がある。

最低 ( ` 3´)

身勝手な馬鹿が報いを受けない駄作




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