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オッペンハイマー 投稿日:2017年12月24日 20:11 No.33

1945年から1962年にかけてアメリカが実施してきた核実験の様子を収めたフィルムが、55年ぶりにアメリカ政府の機密解除を受けて2017年3月に公開されていました。その9か月後の2017年12月、新たに62本の映像が公開され、YouTubeなどで閲覧できるようになりました。

当時の実験の様子を収めたフィルムは長らくアメリカ各地にある厳重に管理された保管庫で機密扱いとして保存されていたのですが、年月を経て劣化が進み、このままでは過去の記録が永遠に見られなくなるという状況を迎えていました。アメリカで核兵器開発のために設立され、現在では各種エネルギーやバイオテクノロジーなどの研究を行っているローレンス・リバモア国立研究所(LLNL)では、過去5年間にわたってこれらのフィルムの回収と復元を行い、現在では禁止されている大気圏核実験の様子を収めた貴重な映像のアーカイブ作業を行ってきました。

そして今回、2回目の公開として62本の映像が新たにYouTubeで追加されました。この中には、1953年の「アップショット・ノットホール作戦」、1955年の「ティーポット作戦」、1956年の「レッドウィング作戦」、1958年の「ハードタック作戦」、1962年の「ドミニク作戦」の一部の実験の映像が含まれています。






ジュリアス・ロバート・オッペンハイマー Julius Robert Oppenheimer, 1904年4月22日 - 1967年2月18日 ユダヤ系アメリカ人の物理学者

 アインシュタインが原爆を開発したことを後悔していた事実は有名だ。だが、原爆の開発に携わったのは彼1人ではない。「原爆の父」として知られるロバート・オッペンハイマーもまたそこにいた。

 才能豊かな物理学者として核の動きを研究し、同時にヒンドゥー教の精神にも惹かれていた彼は、天体物理学、核物理学、量子力学などの理論物理学を推し進めようとするアメリカに大きな貢献を果たしている。彼の研究は、今日ブラックホールと呼ばれる現象の下地を作ったが、第二次世界大戦が勃発すると、これに終止符を打つ手段として精力的に原爆の開発を行うようになる。

 ロスアラモス国立研究所の初代所長としてマンハッタン計画に参加する一流の物理学者をスカウトし、同時に自らは原爆を刺戟する中性子連鎖反応を研究した。その成果が人類最初の核実験「トリニティ実験」だ。その爆発はTNT爆薬18,000トン相当したという。

 オッペンハイマーはこの実験を忘れることができず、あるテレビ番組でこのように話している。

 世界が変わってしまうことに気がついていました。何人かが笑い、何人かは泣いた。が、ほとんどは黙ったままでした。ヒンドゥー教の聖典『バガヴァッド・ギーター』の一節にこうあります。『ヴィシュヌは王子に義務を果たすよう説得するため恐ろしい姿に変身し、『我は死神なり、世界の破壊者なり』と語った』と。

 私たち全員がそれぞれにそんなことを考えたのではないでしょうか……俗っぽさも、ユーモアも、誇張でも消すことができない身も蓋もない意味で、物理学者は罪を知りました。これを拭い去ることはできません。

 その威力を目の当たりにしたオッペンハイマーは原爆の国際的な管理を訴えるようになり、やがて原子力委員会のアドバイザーに就任する。原爆開発に強く反対した彼であったが、共産党とのつながりから、政府は機密の流出を懸念。結局彼の主張は潰され、公職から追放される。その後、自らの招いた結果を忘れず、一生に渡って悔やむことになる。




Re: 核 オッペンハイマー 投稿日:2017年12月24日 20:16 No.34

脱原発 小泉







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