朧(おぼろ) １ はじめて　唇重ねし夜に 落ちた　月は朧 どうして泣くの　なぜに泣く 届かぬ想いの　はがゆさと 見えない心の　刹那さと 落ちた涙も　朧なり もう忘れましょうか　忘れましょう これが　最後の夜ですね これきり逢えなく　なってしまっても あなたに　出会えてよかったわ ２ 交わした　吐息も言葉も彼方(かなた) 明日(あす)になれば　朧 どうして笑うの　なぜに笑う おどけた恋ゆえ　おかしくて すぎればいつかは　優しくて 失くす涙も　朧なり いえ忘れはしません　忘れません これが　最後の恋でした　 たしか...

永遠(えいえん)の街 1 ひとりでずいぶん　遠くへ来(き)たもんだ 坂道デコボコ　つまずき歩き続け あの日に描いて　目指した夢の場所 たどり着いて　たたずめば　風が囁(ささや)く 空と海広がる　地球の最果(さいは)ての街 2 そろそろ帰ろう　口笛(くちぶえ)吹きながら 追い風背中に　花咲くこの道を 思い出ありがと　別れは云わないよ いつか逢える　きっと逢える　優し人達 母が待つ　ふるさと　生まれ来た永遠の街 いつか逢える　きっと会える　優し人達 母が待つふるさと　生まれて来た永遠の街 母が待つふるさと　生まれて来...

あほらしい １ 言い訳上手　気が付けば 騙され知らずに　ずっこけて どうして私が　泣きを見る これが最後　惚れ惚れられて　 信じたわたしが　あほらしい ２ お前がほんとに　好きだった 最後の言葉も　嘘臭い ほんとに好きなら　なぜ捨てる 後姿を　見送る路地に 土砂降り雨々　あほらしい ３ 三カ月(みつき)もたったら　忘れるわ 幸せ見つけて　恋をして 今度は嘘など　つかぬ男(ひと) あんたみたいに　騙されないわ しょっぱい涙が　あほらしい ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 戻る http://naniw...

そうかよかった 1 お前あれから　どうしてた まめで暮らして　いてくれと いつも心で　祈(いの)ってた そうかよかった　幸(しあわ)せで 2 こんな処(ところ)で　逢うなんて 狭いものだな　世間(せけん)とは すこし安心　くれるよな 今も変わらぬ　その笑顔 3 俺は変わらず　独(ひ)り身(み)で 今もお気楽(きらく)　風来坊(ふうらいぼ) 慣れてしまえば　それもいい お前よかった　幸せで ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 戻る http://naniwanotuki.web.fc2.com/naniwa/gallee.html

思い出いくつ 1 ひとりで歩く　故郷(ふるさと)の 流れる風よ　白い雲 思い出ひとつ　見つけたよ あどけない　面影(おもかげ)は あぜに揺れてた　都草 何処にいるのか　初恋の人 　　　　　　　　 2 手と手をつなぎ　微笑(ほほえ)んで 夕焼け染まる　帰り道 思い出ふたつ　見つけたよ また明日(あした)　遊ぼうね いつも交わした　約束も 夢の中だけ　願いが叶う 3 夜空に浮かぶ　丸い月 お前は何を　探すのか 思い出いくつ　見つけても さよならの　言葉さえ 遠い記憶と　なりに往(ゆ)く 君は覚えて　いるのだろうか ＊＊＊＊＊＊...

天体望遠鏡 A 子供の頃　欲しかった　天体望遠鏡 大人になって　いろんなものを買ったのに B どうして　天体望遠鏡を 買わなかったのだろうか あんなに欲しかったこと いつの日か忘れていた C 忘(わす)れたもの　失(な)くしたものに 気付(きづ)かないで　いつの間にか大人になって A 子供の頃　見に行った　天井一杯に 光っては消える　電光のプラネタリウム B 何千何億もの時の流れを 一瞬に移すような 神秘と神話の続く 宇宙に浮かんでいた C 忘れたもの　失くしたものに 気付かないで　いつの間にか大人(おとな)になって B...