神奈川県の相模川で異常事態が発生しています。6月1日に相模川のアユ釣りが一斉解禁されましたが、今年は例年の数倍に匹敵する数のアユが確認されました。 4月以降に相模川を遡上(そじょう)したアユの数は4600万匹を超え、過去最多を記録しています。普通は10分の1程度の400~500万匹なので、今年のアユは目に見えて異常に多いと言えるでしょう。 実は相模川の周囲では「アユが激増すると大地震が来る」というような言い伝えがあるのです。その証拠として関東大震災前にもアユの大量発生が記録に残っており、アユが大量発生した翌日に関東大震災が起きています。 地元住民からは「大地震の前触れではないか?」「逆に恐ろしい」などと不安や懸念の声が相次いでいました。 魚と大地震の関係は色々と言われていますが、東日本大震災だと本震が発生する数ヶ月前から太平洋プレートの断層で大規模な沈み込み現象が発生していたことが確認されています。 また、巨大地震前になると溜まった膨大なエネルギーによって強い電磁波や地中のガスが放出されることもあるみたいです。このような巨大地震前の地殻変動に刺激されて魚が大量移動した可能性は否定が出来ず、ちょっと気になる異変だと言えるでしょう。 |