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「SILJA SERENADE」船旅編(復路)
げんかい(管理人) 投稿日:2018年09月27日 17:14 No.12339
最後に、ヘルシンキからストックホルムに戻る復路です。
ヘルシンキ港内にいる大型フェリーは市内中心部からも見えて存在感があります。
ヘルシンキ市内はトラムが張り巡らされていて、フェリーターミナルの前までトラムが来ます。中心部から歩いていくこともできる距離です。

このターミナルにも自動チェックイン機がありますが、往復クルーズ(いわゆる弾丸フェリー)のチケットの場合は、同じ乗船券ですので、そのまま乗船口に行くとQRコードで入ることができます。
同じチケットなので船室は同じで、ベッドメイキングもありません。タオルも1回分だけです。
客室の清掃が不要ということで、料金が安いのもありそうです。
ホテルの連泊での清掃なしと同じなので、日本でもぜひやってほしいサービスの1つです。最近、オレンジフェリーが連続の場合は同一客室で荷物を置いててもいいと始めたようですが、清掃もしないから安くするという部分にも踏み込んでほしいです。
本船の場合、日中にも一部イベントがあるようで、クルーズの場合は下船しなくてもいいのかもしれません(特にその部分は書かれていませんでしたし、街を見たいので下船しましたが)


Re: 「SILJA SERENADE」船旅編(復路) げんかい(管理人) 投稿日:2018年09月27日 17:22 No.12340
ヘルシンキの入り口にある離島までの短距離フェリーで、両頭フェリー(車はなし)ですが、膨張式救命いかだや、救命いかだ支援艇までも積んでいます。この大きさのフェリーに救命筏支援艇を積んでいるとは驚きです。
日本だと救命胴衣のみや板の救命いかだでいいとなりそうなところですが、北欧ではこのあたりの安全基準は厳しくなっているようです。松山〜広島航路でも積んでいないのに。
ただ、この大きさの船体だと、緊急時に下ろす時間があるかという問題はありそうですね。

膨張式救命いかだの左側には、救命浮環が挟まった隙間があります(写真3枚目の左側)。どうやら、何かあったら転がって救命浮環とライト(発信機?)が海面に落ちるし仕組みのようです。沈没時に自動的に出るため?落水者のときに位置を分かるように落とす?のかと思いました。
同様の仕組みは、「SILJA SERENADE」のブリッジ横にもあり、遠隔で落とせるようになっていました。


Re: 「SILJA SERENADE」船旅編(復路) げんかい(管理人) 投稿日:2018年09月27日 17:28 No.12341
小型のクルーズ船「CORINTHIAN」が先に出港していきました。
出港前には虹も見られました。
ヘルシンキ発の便では「GABRIELLA」より先に本船が出港します。


Re: 「SILJA SERENADE」船旅編(復路) げんかい(管理人) 投稿日:2018年09月27日 17:35 No.12342
こちらでは、トラックの後ろにトレーラーのように連結した長いトラックが多く(写真のものはまだ短い方ですが)積まれていきます。
日本でも高速道路などで検討が始まっているようですが、船首ランプウェイをなくしたフェリーが増えていますが、バックができないこのタイプが出てくると積めるのかなとも思います。狭い日本では増えることはないかもしれませんが。

本船が止まっているバースの前にも、もう1つバースがあり人道橋もあります。ただ、この場所は対岸の島も近く、前方の隙間は狭くて通れないので、大型フェリーが着岸するのには大変厳しいと思いますが、使っている(使っていた)のでしょうか。。。

定刻の17時に出港しました。


Re: 「SILJA SERENADE」船旅編(復路) げんかい(管理人) 投稿日:2018年09月27日 17:37 No.12343
出港時も沖に虹が見えていました。
オレンジ色の船はパイロットボートです。

本船が出港してきましたので、短距離航路のフェリーは対岸側に寄って走っています。乗船していたら迫力あるシーンを見れそうです。
左右2つのランプウェイを開けて荷役をしています。


Re: 「SILJA SERENADE」船旅編(復路) げんかい(管理人) 投稿日:2018年09月27日 17:40 No.12344
ヘルシンキ出港でも狭い場所を通っていくので、船室の窓からの景色も陸の人の顔まではっきり見えます。
この日は風が強く、波頭が風で崩れていました。それでもほとんど揺れを感じることなく進みます。夜遅くなると強風で少し船体が右側に傾いていましたが、揺れは気になるほどありません。


Re: 「SILJA SERENADE」船旅編(復路) げんかい(管理人) 投稿日:2018年09月27日 17:46 No.12345
夕暮れ時の前方が見えるラウンジは最高の景色になっていました。
エンジンの振動もなく静かな状態で水平線が見えています。横にはバルト海の航路図がありました。

横をフェリー「FINNSTAR」(45,923GT 218m)が追い抜いていきました。
ハウスが前方に偏ったフェリーですが、5層はある大型フェリーです。
ヘルシンキ東部の港から、ドイツ北部の港まで結んでいるフェリーのようです。
こちらは、クルーズ要素よりも貨物輸送がメインになりそうです。


Re: 「SILJA SERENADE」船旅編(復路) げんかい(管理人) 投稿日:2018年09月27日 17:49 No.12346
前日同様のイベントが行われ、夜が更けていきました。
夜中の4時にちょうど目が覚めると、途中のオーランド諸島のマリエハムンに寄港するところでした。
夜中ということもあって、今回は車両は上下船ともに0台。旅客は少しだけ下船があったようです。
着岸して5分で出港です。


Re: 「SILJA SERENADE」船旅編(復路) げんかい(管理人) 投稿日:2018年09月27日 17:50 No.12347
翌朝の日の出は、ストックホルムに向かう狭い島の隙間で迎えました。ここからはずっと島の隙間を進んでいきます。
小さな島に、背の低い灯台が目印に置かれています。


Re: 「SILJA SERENADE」船旅編(復路) げんかい(管理人) 投稿日:2018年09月27日 17:54 No.12348
往路でもすれ違いのあった大きなカーブのところで、早朝にストックホルムを出港してきた「Baltic Princess」(48,300GT 212m 2008年)とすれ違います。
本船はストックホルムからトゥルクまでの航路に就航しています。昼便も運航し1日で戻ってきます。


Re: 「SILJA SERENADE」船旅編(復路) げんかい(管理人) 投稿日:2018年09月27日 17:57 No.12349
島が間に入ってしまい残念でしたが、世界初の大型LNG燃料フェリー「VIKING GRACE」(57,565GT 218m 2013年)ともすれ違いました。ファンネルの前にある大きな塔が何なのかは分かりません。。。

Re: 「SILJA SERENADE」船旅編(復路) げんかい(管理人) 投稿日:2018年09月27日 17:59 No.12350
定刻でストックホルムの港に戻ってきて下船しました。
横をストックホルム近郊を結ぶ渡船が走っています。
岸壁には、高くなった基礎にあるビットもあります。ロープを並行にするために工夫しているのでしょうか。


Re: 「SILJA SERENADE」船旅編(復路) せんとぽーりあ 投稿日:2018年10月01日 13:58 No.12356
げんかい(管理人)様
お疲れ様です。

北欧のフェリーのレポート興味深く拝見したしました。
ありがとうございます。

ところで、現在は鉄道車両の航送は行なっていないんですか?
勉強不足で済みません。
Re: 「SILJA SERENADE」船旅編(復路) げんかい(管理人) 投稿日:2018年10月07日 00:50 No.12366
こんばんは。

このあたりの航路では鉄道車両の輸送は行っていないようです。
港まで線路はありました。

知っている範囲では、ドイツとデンマーク間で鉄道も一緒に積むフェリーがあるようです。
Re: 「SILJA SERENADE」船旅編(復路) South_North 投稿日:2018年10月10日 09:30 No.12382
VIKING GRACEの「大きな塔」は、ローターセイルです。
http://www.greencarcongress.com/2017/01/20170126-rotor.html

ローターを回転させると、マグヌス効果によって回転に必要な動力以上の推進力が得られるとのこと。
Re: 「SILJA SERENADE」船旅編(復路) げんかい(管理人) 投稿日:2018年10月14日 21:52 No.12389
この部分で風力発電をしているということでしょうか。
なんとも不思議な仕組みです。。。


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